この記事は会員限定記事です
柏崎刈羽原発、未完の再稼働 衆院選後に険しさ増す予兆
千葉大史
[会員限定記事]
「そんなに安全なら、東京湾に原発をつくればいいじゃないか」。9月24日午前、新潟市内にある県議会議事堂の2階の会議室。東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の再稼働に向けた政府方針に対し、県議は強い口調で指摘した。会合に参加した資源エネルギー庁の村瀬佳史長官ら政府関係者は口をつぐむしかなかった。
柏崎刈羽原発の再稼働は、3年ほど続いた岸田文雄前政権の重要案件の一つだった。電力の脱炭素の柱としての...
ニュースの裏側や隠れた視点、次の展開を読む動きを紹介するコラムです。原則、週初に公開します。
関連企業・業界
業界: