気候変動交渉COP29、先進国と途上国対立の起源探る
アゼルバイジャンで開催中の第29回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)の閣僚級会合が大詰めを迎えている。先進国から途上国に提供する「気候資金」の増額を巡って対立が続く。米大統領選で気候変動に懐疑的なトランプ前大統領の再選が決まったことも今後の議論に影を落とす。対立の起源はどこにあるのか。国際交渉の歴史を振り返る。
COP1〜3(1995〜97年)初めての温暖化ガス削減の枠組み
第1回...
世界の温暖化対策を議論する第29回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)が11月11~22日にアゼルバイジャンのバクーで開かれます。直前に実施される米大統領選挙の結果も脱炭素の機運に大きく影響します。最新のニュースと解説をお届けします。