トヨタ、コロナ第1波でも9割出勤 位置情報で工場分析
新型コロナウイルスの影響で生産削減を迫られた自動車業界。携帯電話の位置情報データを分析すると、工場への出社方針が各社で割れていたことが分かった。トヨタ自動車では多くの社員が出社してカイゼン活動を進めた一方、一時帰休を増やしたメーカーもあった。秋以降の回復の動きもデータで裏付けられる。投資判断に使う企業も増えている。
携帯の位置情報データをもとに、各社が国内で稼働する完成車組み立て工場の勤務者数(工場人口)を推計した。2019年通年の平均と20年4~5月を比べたところ、落ち込みの小さかった代表例がトヨタ自動車だ。
トヨタは4月初旬、生産調整に着手した。全ての完成車工場で生産ラインの稼働を縮小し、緊急事態宣言期間を含む4~5月の生産台数は前年同期比で4割減った。ただし、社員の多くは工場への出勤を継続した。データによると、
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