「峠の釜めし」の荻野屋、上信越道SAに無人店舗
「峠の釜めし」で知られる荻野屋(群馬県安中市)は21日、上信越自動車道下りの「東部湯の丸サービスエリア(SA)」(長野県東御市)に無人販売店舗を開く。弁当やおにぎり、飲料といった飲食物や地域の土産など約230点の商品を無人販売する。
東日本高速道路(NEXCO東日本)子会社のネクスコ東日本エリアトラクト(東京・港)がSA商業施設内に15平方メートルの店舗を整備する。荻野屋が同商業施設をもともと運営しており、無人店舗も一括で運営する。野沢菜や信州リンゴ関連商品といった長野土産だけでなく、荻野屋の釜飯や漬物なども取りそろえる。24時間営業する。
無人店舗は全国の高速道路のSAとパーキングエリア(PA)で初めて。カメラや重量検知センサーで客が手に取った商品を把握し、レジの前に立つと自動で金額が表示され、決済後に退店できる。山間部などのSAでは人手の確保が難しく、デジタル技術で省人化し、夜間のサービス向上につなげる。
地方企業の新製品や新サービス、投資、人事、M&Aなど日経の記者が全国で取材したニュースをまとめました。