タイトル未定Z

色々趣味だの何だの語りかけます。

第209回:ダービースタリオン(その3)
オールドゲーム攻略

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 ダビスタ攻略第3回。今回で最終回。
 このゲームには人名や馬名など固有名詞がいくつも出てくるけど、それが実名かどうかが結構バラバラだ。

 騎手:偽名。ただし元ネタが分かるような簡単なもじりになっている(岡部 → 小田部など)。
 種牡馬:実名。実在する馬の名前をそのまま使っている。
 ライバル馬:偽名。これも簡単なもじりになっている(オグリキャップ → アグリキャップなど)。
 繁殖牝馬:偽名。全然違う名前になっている事が多い(メアリードール → メリケンオタマなど)。


 こうして並べてみると、種牡馬だけ実名な事が分かる。逆になぜこれだけ実名なのかは気になるところだ。また偽名を使うにしても、騎手やライバル馬はすぐ元ネタが分かるようになっているのに対し、繁殖牝馬は全然違う名前が多い。なぜこのような差があるのかは良く分からない(※ただ繁殖牝馬は血統が細かく設定されているので、モデル馬を特定するのは難しくない)。
 後に騎手名を実名化した時は許可を取らなかったので問題になった。それを考えると偽名にしておいたのは正解かもしれない。なお法律上は馬の名前には知的財産権がないので、許可がなくても問題ない。ただ現在の競馬ゲームは写真等を使う事もあって、基本的には馬主の許可を得ていると思われる。


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 初勝利まで時間がかかったアリーナも、4歳になった。今度はダート戦に出してみる。
 おっ…。予想欄に◎が3つもある。これは行けるか…?


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 よっしゃ勝った! 最後差し込んで勝った!
 超嬉しい…。


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 じゃあその勢いで初のGII挑みますかね…。無理そうだけど…。

 ちなみにNHK杯は何年か後にGIレースに格上げされたけど、この頃はまだGIIだった。


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 はいダメでしたwwww

 やっぱGIIクラスになると、500万下でウロチョロしているような馬が来る世界じゃないね。最低オープン馬にならないと。


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 その後5歳になったライアンを走らせてたが…レース途中から物凄い勢いで後退していった。あんまりの下がりっぷりに、「あっ、これは…」ってなった。
 案の定リザルト欄には競走中止と…。


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 ああああ。

 予後不良(※その後競走馬としてやっていけない怪我/病気が見つかる事)だった…。ライアンはここで離脱だ…。
 予後不良になった馬がどうなるかはゲームの中では描かれてないが、この物悲しい背景画面で「察してくれ」と言っているのが分かる。


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 まあしゃーない。切り替えていこう。
 3番目の仔マーニャがいよいよデビュー。ずっと「立派な馬体です」というコメントが出ていただけあってかなりの巨体馬だった。新馬戦は残念ながら6着。


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 ちょっと資金も増えたし、いい感じの値段の馬が見つかった。このメロディラインだ。
 最初にいたオテンバガールはサイアーラインとしてはハイペリオン系にあたる。インブリードを考えるとこの時点で主流だったネアルコ系の馬が欲しかった。メロディラインはネアルコ系のノーザンダンサーの孫だ。このゲームでも最高の種付け料を誇るノーザンテーストがこの系列で、日本のサイアーラインとしてはトップクラスだ。


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 メロディラインは2000万円だったので「なんとか買えるな…」と思っていたんだけど、良く考えたらセリで値段が上がるんだった。すっかり忘れてた。
 2000万円はセリのスタート価格であり、その後欲しい人が手を挙げて値段を競り上げる。早めに手を挙げるとどんどん価格が上がってしまうので、終了間際にボタンを押すのがいい。それでも今回は2310万まで上がってしまったけど…。ひー、資金がすっからかんになった…。


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 年が明けた。
 4歳になったマーニャはまだ初勝利が出ない。辛い…。ただ休養させて、しっかり馬体重は戻した。
 なんかそれまでは、1回放牧したら数回レースを出すという形にしていた。この年あたりから、きっちり最高のコンディションにしてからレースに出し、その後即放牧という形にしていた。年間で挑むレース数は減ってしまうけど、地力が低い馬達なので1回1回勝つ事の方が重要かなと。


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 よし、勝った! マーニャ勝った!
 どうもマーニャはダートの方が適性あるらしい。


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 よーし744万も稼いでくれた。メロディラインを買って全然お金なくなっていたので、大変助かる…!


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 オテンバガールの4番目の仔が産まれた。牝馬なのでミネアと名付けた。
 やや臆病な仔らしく、「ミネアらしいな」と思った。


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 そしてメロディラインに即種付けをして、あとはミネアを産んだオテンバガールにもした。
 が…両方不受胎…! うわー、きつい。メロディラインとかほぼ総資産つぎ込んだのに…!


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 アリーナが仕上がったので、初のGIである安田記念に出してみた。
 いや、勝てる訳はないんだけど…。なんか記念受験みたいな感じで…。


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 負けたwww
 でもビリじゃないのね。少しは希望あるって事か。下が8歳馬ばかりなのが気になるけど…。


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 マーニャはダート適性ありの上、距離も短めが良さそうなんでそういうレースを中心に出す。
 この時は競った馬が「オラクルベリー」だった。オラクルベリーと言えばドラクエ5に出てきた街だ。なので実況が「オラクルベリー! マーニャ!」とか言ってると「ドラクエやんww」ってなってちょっと笑った。


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 結局マーニャと、同日レースに出したアリーナ両方5着だった。
 まあ勝ち負けつかなくてもこうやって入賞さえしてくれれば資金が増える。この調子で頼む。


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 年が明けた。
 アリーナは7歳になった。直前の年末レースに出したがどうもパッとしない。思い切って引退させ、繁殖牝馬にする事にした。ライアンのように予後不良になると、繁殖牝馬にすらなれない(実際には殺処分なので…)。そういうリスクを冒すくらいなら早めに繁殖に回すというのは現実の競馬界でも行われている。晩成タイプなら7歳でも十分活躍できるが、アリーナはあんまり勝てそうになかったので…。


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 大金を注ぎ込んだメロディラインの初仔が産まれた。
 オテンバガールの仔達はみんなドラクエ4から名前をつけていたので、今度は5にしようかと思ってビアンカにした。


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 同じ月にオテンバガールの5番目の仔も産まれた。ライアン以来久々の牡馬だ。クリフトと名付ける。


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 ミネアはなかなか勝てないなあ…。初勝利が遠い…。


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 1年経ち、繁殖に上げたアリーナの仔が産まれた。
 うーん、今度はドラクエ2から採ろうかな。ローレシアと名付けた。厳密には名前とは言えないけど、しょうがない。


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 ギャー!

 毎月の資金の減りが加速してる…。もう残り97万円しかない…。
 この時点で繁殖牝馬はオテンバガール/メロディライン/アリーナと3頭いるし、仔馬も新しくビアンカやローレシアが増えた。つまり飼っている馬の数が多くなり、そのコストがかさんでいる。
 まあそりゃそうなるよね。引退した牝馬も繁殖に上げ、また仔馬を産ませているんだから、倍々ゲーム…までは行かないけど加速度的に馬の数が増える。その分賞金を稼がないといけない。


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 そんな状況なのに、マーニャはダントツの最下位…あかん…。もう今月賞金がなかったら資金尽きるレベルなのに…。


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 マーニャは7歳になって初のレースでそこそこ成績を残したから「行けるか」と思っていたんだけど、さすがに前の馬に8馬身差つけられての最下位は相当厳しい。引退やな…。


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 結局他の馬もその月勝てず、資金繰りがショートして破産した。ゲームオーバーだ。
 うわーん、これじゃ大金かけて買ったメロディラインの仔が走るところ見てないじゃないか…。意味ない…。

 まあ、少し前のセーブデータからやり直す事はできる。この程度の運転資金不足なら、馬券を買ってなんとかするという手もある。自分の馬が参加するレースでも投票できるし、全然関係ないレースの馬券を買う事もできる。そしてそのレースに出場する馬は大体決まっており、その能力による勝ち負けもある程度は固まっている。若干のランダム性はあるけど。いったんセーブして馬券を買い、外れたらリセットを繰り返せば儲かっていく。本業の賞金で稼ぐのに比べたら効率は落ちるが、馬の飼育費が出せないレベルならやる価値はあった。
 ただ、もうゲームの紹介としては十分やったかな、と。本当はGI取るくらいまでやりたかったけど、オテンバガールの仔が思ったより走らなくて…。

 いやあ、面白いね。自分の馬がレースで勝った時の興奮は尋常じゃない。今回はあんまり勝てなかったけど、うまーく血統を重ねたりして強い馬を作れた時は、他の馬が画面外に消えるくらいの圧勝をするからね。本当に脳汁出る。
 前回も書いたけど、やはり能力値がマスクされているというのか大きいと思う。それによるゲーム的なデメリットもあるけど、2年半ほど育てて初めてレースに出して強い事が分かった時の嬉しさと来たら…。能力が目に見えない事の楽しさもあると思うんだよね。
 UIが良くできており処理もサクサクで、音楽も素朴ながら印象に残る感じで、長時間プレイしても苦にならない。これは中毒者が出るな…って感じのゲームだった。

 (終わり)

  1. 2023/07/24(月) 10:00:00|
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  5. | コメント:2
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コメント

その頃からも面白いですね
自分はSFCだったけど、PC98の頃からでも基礎はしっかりしているので、面白いですね。ためしに最新のダビスタをちょっと観てきましたが。テレビ中継と変わらなくて、すごい臨場感でした。まあ、馬の名前なんかは、実名より偽名でも面白いんですけどね。

あと、開発者の薗部さんも競馬の世界に参入して。「バランスオブゲーム」とか、結構強い馬をつくったことを覚えています。本当にすごいですよね。
  1. 2023/07/25(火) 09:48:50 |
  2. URL |
  3. まさひろ #-
  4. [ 編集 ]
>まさひろさん

>PC98の頃からでも基礎はしっかりしているので、面白いですね。

そうですね。発売順はFC→PC-98→SFCという感じですが、PC-98の時点でだいぶゲームの基礎が固まったという気がします。

>あと、開発者の薗部さんも競馬の世界に参入して。

そう言えばしてましたねー。サラブレッドのオーナーって相当な資産がないと資格すらもらえないので、薗部さんはこのゲームでかなり儲けたんでしょうね。
  1. 2023/07/25(火) 23:38:16 |
  2. URL |
  3. TOM(管理人) #Ohl5bwZ2
  4. [ 編集 ]

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