ウィンズオブサンダー攻略第2回。今回でおしまい。
前回の最後の方に書いたけど、このゲームの主人公の当たり判定のでかさには困らされる。体力制だからちょっとくらいでかくてもいいと思ったのかもしれないけど、「パワーアップも下がる」という仕様を考えるとわりとストレスがたまる。
これは全然主観的な話でデータとか裏付けとかないんだけど、アーケードで古くからゲームを作ってきたメーカーだと、「キャラのやられ判定を見た目より小さく作る」という味付けにしている気がする。その方がプレイヤーのストレスが溜まらないと気付いているのだろう。プレイヤーがコインを入れるか入れないかの世界で戦っているので、「難しいのはいいけどストレスが溜まるのはダメ」というセオリーがある。それに対し、パソコンゲーム畑の会社はそのへんの感覚が甘く、見た目通りの衝突判定にしている事が多い…気がする。このゲームを作ったシーエイプロダクションも元はテクノソフトで、PCゲーム畑出身だ。
まあ、こじつけかもしれないけどね。
さて、4面。森みたいな面。
今度はファイヤーアーマーで行く。これはショットレベルによって攻撃範囲がわりと異なる。実はショップでパワーアップしといたので、いきなりMAXのレベル3だ。これは上下に炎を噴き出すので、天井や地面方向に対する攻撃が強い。
そういや書いていなかったけど、このゲームは音楽がとても良い。全てヘヴィメタル調のギターバリバリの曲だ。その中でもこの森面の曲はなかなかいい。
攻撃を受けてショットのレベルを下げていく。これはレベル2。前方に炎が蛇行しながら飛ぶ。なので攻撃幅の大きい前方集中型となる。
一番下のレベル1。これは上下の斜め方向にショットが飛ぶ。
こんな感じで、ファイヤーはレベルによって拡散か集中か変わるようになっており、ちょっと癖がある。ただレベル3まで持っていけば強いっちゃ強い。
なんか蟹っぽい中ボス。例によって誘導弾を撒き散らす。あと、ハサミからレーザーを出す。
が、そんなに硬くないので言うほど強くない。多分脱皮直後とかなんだと思う。
なんか壁かなウネウネと植物のような物が生えてくるゾーン。
沙羅曼蛇というか、ドラゴンスピリットを思い起こさせる。というかドラスピまんまやね。
ここが結構辛いゾーン。
この…なんて言うんだろ? 鉄アレイ…? なんかそんなような物体がゴロゴロ転がってくる。あとこいつの姉妹バージョンで、画面中心でくるくる回る奴もいる。どっちも無敵で、ただの障害物だ。しかし結構動きがトリッキーなので、他の敵や弾と一緒に回避するのはわりと大変だ。
この面のボスもロボットみたいな奴。
ひたすらホーミングする虫だか蛇だかを延々吐き続けるが、さほど硬くはないのでそこまで気にする必要はない。それよりボスが吐く弾の方に気をつけた方がいい。
特にこの青い高速弾。
確実に自機を狙ってくるので動いていれば当たらないが、照射時間の関係で結構追い詰められるのと、他の攻撃も混ざっているからそれなりにきつい。
では5面。
ここまでで4属性全ての鎧を紹介したので、もうこの先は一番強いアースアーマーで行く。
今地面を歩いているリザードマンみたいな敵は、倒すと弾を撒き散らす。放物線を描いてフワフワ落ちる弾で、間を抜けるのが難しい。このゲームの自機は当たり判定でかいし…。
なんかダライアスみたいな雰囲気の画面になってきた。
アースアーマーも最強になり、着弾地点から前後に火柱が出る。かなり強い。
ボスは…なんか女神転生のケルベロスみたいな奴。
こいつも色んな攻撃をしてくるけど、角の先から出る高速ビームが厄介。4面ボスと一緒で、逃げるスペースが限られているので結構ギリギリだ。
6面。火山みたいな感じの面。
3面も火山だったからかぶるな…。
もう後半面だけあって、敵の攻撃もなかなか熾烈。
みんなどいつもこいつも硬いし、弾バラ撒くし、自機の当たり判定でかいし…。
ボスが最初人間の姿で出てくるのはお約束だが、こいつはその時点で攻撃してくる。なにやら強者感ある。
ある程度ダメージを与えると変身する。うむ、やっぱこいつ強い方の魔将軍だなきっと。
拡散弾撃ったり持っているブーメラン投げてきたりと、わりとやりたい放題してくる。
そして6面をクリアすると…魔法陣ができあがって暗黒神ザガードが復活してしまう。
ええー、それを防ぐために各地を回って魔将軍倒したのに…。てか主人公1人で6人の魔将軍全部倒したのに…。なんで復活するの…?
でもこういうの漫画でもアニメでもお約束だよね。主人公達が大魔王復活阻止のために色々して、わりとそれには成功しているのに結局大魔王が蘇ってしまうとか。戦う対象として大魔王はどうしても復活させたいんだろうね。
つまり指輪を捨てただけでサウロンが消滅した指輪物語は偉大だって事だ。
という事で、7面は中央の大陸での戦いとなる。
ここは上からトゲ付き鉄球が落ちてくるのがなかなかウザい。何度も書いているが、この自機は当たり判定がでかいので、他の弾を避けながらこういう障害物も注意するというのはかなり難しい。
この面は、これまでに出てきた中ボスが色々出てくる。
ただ、今までの道中に出てきた中ボスよりやや柔らかい感じもした。色もちょっと違うし。みんな脱皮直後だったのだろうか。
6面ボス。
多分、立場的にはガルド帝国の親玉であるソーンブルだと思うけど…。ボスの名前出てこないから分かんない。
こいつが変身すると、なんか体中尖ってて、ちょっと透明感のある奴になる。なんかこんなキャラ見た事があるな。キン肉マンだっけ…。ダイの大冒険だっけ…。思い出せない。
こいつも普通のボス同様色々な攻撃してくるが、本体が左右にジャンプしながら動いている。狭い側に追い詰められるときついので、ちちびんたリカだと思って足の下をくぐりぬける。
後半、この青い玉をまとい始める。この玉も攻撃してくる上、時々全開放して飛ばしてくる。それはいいんだけど、時折ジャンプ中にもそれをやる。ジャンプ中はこっちが足の下をくぐり抜けようとしてるので、そこでバーンされると大体ダメージを食らう。「ちょっ…!」ってなるよ。
ふー、倒した倒した。
が、当然終わりじゃない。なんかファリーナとかいうイタリア系の名前を持つ女神が急に出てくる。邪神ザガードを倒すのは、まだ本来の力を取り戻していない今しかないと言われる。ああ、やっぱりザガードはザガードで復活しちゃったのね…。
という事で女神が最後の力をくれる。くれたんだけど、なんか良く分からない。もしかして体力とかパワーアップがMAXになった…? 元からそうだった気がする…。
つー事でラスボス戦。
あれ、ザガードも小さいぞ? こいつも魔将軍達と同じく、最初は人間型とかなのかなあ。神なのに。
だがすぐデカくなる。
こいつも攻撃が多彩で、弾は当然吐いてくる上、斧による攻撃もしてくる。その上厄介なのが、尻尾攻撃だ。ちょっと画面からは見辛いけど、こいつが常に尻尾をウネウネしている。これのせいで避けるスペースが足りなくなるので、尻尾を一番注意した方がいい。
とは言えアースアーマーなら敵の真正面に陣取る必要はなく、斜め上から弾を落とす形でいい。
それども他の攻撃がきつくて、なかなか難しいけど。
うおっ、倒したかと思ったけどまた変形した…。
しかしこれ、まんま巨神兵やん…。歯の生え方が巨神兵。目が巨神兵。もう全部巨神兵。
バラデュークの王蟲とかもそうだけど、宮崎アニメがゲーム業界に与えた影響はかなりでかいよね。
ただ、なんかあの二足歩行形態がラストかと思って、ボム2発も使っちゃったよ。倒せるのかこれ。
弱点は例によって口の中なんだけど、目から直角ビームを出してくる。自機とX座標が合うとそこで曲がるビームだ。これを2本ずつ撃ってくるので、なかなか安心して撃てない。上手く2本を角に誘導できればいいんだけど、他の攻撃もあるのでそう上手くはいかない。
更に弱点である口から水平に弾を撃ってくる。結構高速なので、呑気に弱点を撃っていると被弾する。目から出す直角ビームも相変わらずエグいので、ノーダメで行くのは結構辛い。幸いメチャクチャ硬い訳ではないので、ボムを撃ちまくってもいいと思う。
ふーい、ようやく倒した…。これでクリアだ。
エンディングのアニメーションが出る。相変わらず…太もも丸出しなのがセクシーというかなんというか…。
金髪の女性が急に出てきて、なんかいい感じになる。全然分からないけど、多分彼女とかなんだろうな…。
というかさ。
エンディングはボイスも文字も一切出ないんだよね。オープニングはボイスによるナレーションが入るし、ラスボス戦手前の女神出現の場面も文字くらいは出るんだけど、エンディングは絵がちょろっと出るだけなので、意味が分からない。多分…暗黒神を倒して平和になったから、今度は女の子とイチャイチャすっかあ、みたいな感じだと思うんだけど…。
せっかくレッドカンパニーが噛んで世界観とかキャラ作ってるんだから、エンディングまで作りきれや…。
それはともかく、シューティングゲームとしてはまあまあ面白かった。私はこのゲームの存在を全く知らなかったんだけど、友人の所でプレイしてなかなかええやん、と思った。特に熱いメタルな音楽が良かった。
しかしそれはそれとして、30年ぶりにプレイしたら「私がサンダーフォースをあまり好きでない理由」をちょっと思い出した。それはいまだに言語化できていないんだけど、初見殺しが多い・後ろから攻撃してくる敵が多い・高速レーザーなどを撃たれるなど様々な理由がある。なんとなくスッとしないんだよね。アーケードの各シューティングに比べて意地の悪い攻撃が多いというか。そしてこのウィンズオブサンダーはそれに加えて、やたら誘導弾が多いとか自機の当たり判定が大きいとか、そういう要素も加わっている。
ただまあそれは私が感じる些細な違和感程度の話で、シューティングゲームとしてそこまで致命的なものではない。全体的にはレベルの高いゲームだと思う。ただPCエンジンだったので、世間的な知名度は低いと思う。メタル好きな人はちょっとプレイしてみて欲しい。
(終わり)
- 2023/07/12(水) 10:00:00|
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