オールドゲーム攻略
BoF攻略第2回。
ちょっとこのゲームの非常に大きな欠点を書いておきたい。それは、主人公の足がとても遅いという事。
いや、多分ドラクエあたりと同じだと思うけどね。だから「とても」と書いたけど、実は業界標準であり、これを遅いと感じるのは現代的なものかもしれない。ちゃんと数えてないが、恐らく2フレームで1ドット動いてるんじゃないだろうか。だから16ドットで構成されているマップチップを1個動くのに32フレーム、60fpsだと大体0.5秒かかる計算になる。これを速くしようとすると1フレームで1ドット移動、つまり倍速になってしまうので、だいぶせっかちな動きになる(※FF5の「ダッシュ」がそれだと思われる)。という訳でこのスピードが業界標準なのだろう。
しかし、ドラクエ5よりもイライラする。多分、町やダンジョンの広さだったり、エンカウント率だったり、「ルーラ」に相当するファストトラベルの仕組みだったり、シナリオ上同じ場所を何度も進むかどうかだったりという、色々な要素が組み合わさってそういう感情が生まれるのだろう。これはファンタシースターシリーズでも感じた。あちらはスクロールの仕組みにクセがあるので、このBoFよりも更に「おせえよ！」とイライラした。
前回も書いたが、カプコンはRPGとしてはファミコン版「天地を喰らう」を先に出している。ところがそちらは、キャラの足がメチャクチャ速い。先程書いた「倍速」の動きをしている。おかげで移動のストレスがだいぶ軽減された。「カプコン分かってるじゃん」って思ったものだが、このBoFでまーたトロトロ移動になっちゃったよ…。もう…。
トトール村の村長を見かけたというので、なげきの森にやってきた。
そして村長らしき人を見かけたので助け出すと、「どうせなら奴らの武器を奪っていこう」と提案される。それでついていくと、牢屋に閉じ込められる。実はこの村長は敵の将軍だった。この将軍は変身能力があるらしく、元々トトール村の村長に化けて工作をしていた。タタール村に対して「早く勇者の指輪を渡すように」と言っていたのは偽者だったからだ。更に助けに来た勇者もその変身能力で騙すなど、かなりの策士だ。
そして将軍の飼っている「ぽち」と戦う。こいつはなかなか強い。
リュウは完全に物理攻撃タイプだが、ニーナは回復と補助魔法を使う僧侶タイプだ。防御力を上げる「カテクト」や、攻撃力を上げる「ギーガン」を使ってパーティ強化をする。
なお、カテクトを使った時には「かたくなれ」、ギーガンを使うと「つよくなれ」というメッセージが表示される。あまりにも直接的だが、分かりやすい。こういうのは好き。
そして将軍との戦い。
そこに森の民であるギリアムがやってきて加勢する。森の民とは狼のような顔をした亜人族で、黒竜族に対抗しており、リュウ達が攻め入ったのを契機に侵入してきたらしい。
という事で共闘したギリアムは以後仲間になる。
以前ちょっと書いたが、ギリアムは狩りの能力があり、パーティの先頭を務めているとフィールドで弓矢を撃てる。時々獣がフィールドに現れるのでそれを撃つとアイテムが手に入る。
さて、話を進めようか。
とりあえず偽村長は倒したが、川の水がせき止められているという事実は変わらない。その巨大な岩を破壊するには、村の北方にある「巨人」の力を使うのが一番良さそうだ。その巨人を動かすための鍵は、パスラの浮島にあるようだ。パスラの浮島は、ロメロの村からカーマの塔に行く途中にあり、その時外から眺める事ができた。しかし浮島自体が地面から離れており、入る事はできなかった。
それでロメロ村に行ってみると、例の魔法使いの薬で蘇った者達が、ゾンビ化したらしい。てかまだゾンビでなかったのか。そのゾンビ問題をどうにかすれば、パスラの浮島の情報を教えるとの事。
村人のゾンビ化を浄化するためには、近くの祠にある「やすらぎの水」を撒けばいいらしい。その水を運んでくるために、ゾンビ化した爺さんに「クラインの壺」をもらってくる。名前からして、恐らく無限に水を吸い込めるドラえもん的な道具だ。
やすらぎの水を撒きロメロ村を浄化すると、村長から「謎の石板」をもらう。これを使うと、パスラの浮島に橋がかかって入れるようになる。
パスラの浮島はこの後も何度か訪れるようになるが、わりと複雑なダンジョンだ。中空に浮かぶ板があり、向こう岸に渡る事ができる。なのでパッと見ではどことどこが繋がっているかちょっと分からない。
浮島には精霊がおり、鍵を守っている。そしてRPGのお約束として、戦って力試しをするとか言い出す。勝つと、「王の鍵」をくれる。例の巨人を動かすための鍵だ。
で、実はプレイ中は良く分かっていなかったんだけど、この「王の鍵」は、邪神ミリアを封印した6つの鍵の1つだった。
いやー、6つの女神の鍵は、女神を封印しただけではなく、それぞれ別の装置を起動するための鍵でもあるんだよね。既に持っている大地の鍵は大地の神殿の装置に挿すと好きな場所に地震を起こせた(※なお、大地の鍵単体でも局地的な地震を起こす事ができる。戦闘時に道具使用で相手にダメージを与えられる)。この王の鍵も巨人を動かす能力がある。なので明示されないと女神の鍵だと気付かない。
トトールの北にある巨人内部に入り動かそうとすると、黒竜族の将軍がいた。彼も巨人の力に目をつけていたらしく、戦闘になる。
しかしこの黒竜族、やたら将軍が攻めてくるなあ…。前線にはもうちょっと下の階級の人が来るものじゃないだろうか…。
さて、巨人内部の装置に王の鍵を挿すと、動かせるようになる。巨人はなんかジブリっぽい感じの代物らしく、目からビームを出せる。それで川をせき止めていた岩をぶっ壊す。
それにより川の水が再び流れ、トトール・タタール両村の人達がようやく水を飲めるようになった。
しかし外に置きっぱなしだった巨人を、黒竜族の将軍に奪われてしまう。
その巨人ビームにより、トトール村が破壊されてしまう…。ひええ…。村ごと消滅とか、なかなか強烈だわ…。
更にタタール村も破壊しようとしたが、リュウが巨人に突入したあたりで動かなくなってしまった。将軍が「くそっ、動け」みたいな事を言っている。なぜ動かなくなったか良く分からないが、リュウがタタール村の村長から「ゆうしゃのゆびわ」を受け取っていたので、巨人の中でリュウの方が指揮権があると考えたのではないだろうか。
将軍はマッスルというモンスターに変身する。このマッスルはこの時期のボスの中では強い方なので、結構苦戦する。ましてや、こちらは「まもりけむり」を使ってザコ戦を回避しているので、レベルがあまり上がっていない。道具使用を最大限に活用して切り抜ける。
巨人はリュウ達を降ろすと、火山の火口に自ら飛び込んだ。これあれだ。ターミネーター2と一緒だ。自分が存在する事で色々これからも災いが起きると考えて、自滅する事にしたんだろう。
そういやこれ書いていて思ったけど、この時「王の鍵」はリュウ達の手元に戻っていたのかなあ。先程書いたように、王の鍵は巨人を動かすための物であると同時に、女神ミリアを封印する道具でもある。プレイヤーももう察しがつく話ではあるが、結局物語は女神ミリアの復活に絡んでくる。だから女神の鍵が重要になるのだが、仮に巨人に挿しっぱなしだとするとこの時消滅しただろう。しかし鍵を抜いたとすると、巨人が動くものだろうか…。
さて、巨人が入って溢れた溶岩により、川の一部が地面化したので通れるようになった。これで話が進める。
少し進むと、「竜の祠」がある。竜の血を引く戦士に技を伝えるための老人がいる。技を得るためには、試練を受けないといけない。試練はリュウ1人で進める事になる。まあこのゲームならザコ戦はまもりけむりで完封できるが、ボス戦はそうは行かない。薬草をたくさん持って挑む。
試練を突破すると、スノウパピー/ファイアパピー/サンダーパピーという3つの技を教えてもらえる。これは戦闘時、竜に変身するという能力だ。「パピーってなんやねん」と思っていたけど、後で「サンダードラゴン」などの技を教えてもらったので分かった。パピーシリーズは幼竜への変身という事で、まだ下級の技って話だ。
南に進んでいくと、「光の町」があった。全体的に金ピカで、非常に裕福な人達が住んでいる。
ところが町に入った瞬間、犯罪者扱いされて捕まる。
牢屋には先客がいた。「逃げたいなら手伝ってやる」と言って、扉を開けてくれる。どうやら鍵開けの天才らしい。
その後も町の中で兵士に見つかるたびに投獄され、「今度は鍵を変えたから出られないぞ」と言われるが、この天才くんは毎回開けてくれる。ただ本人は出る気はないらしく、ずっと寝ている。
脱獄して色々話を聞くと、ここの町にある船は領主のロズオータの持ち物らしい。で、話がいまいち見えていないけど、どうも船を手に入れないといけないらしい。まあ、恐らく船を手に入れないと新しく行ける場所がないのだろう。大陸の隅々まで調べるとその事が分かるんだろうけど、RPGだと良くあるんだよね…。
ロズオータに話をしてみると、大金庫に娘が閉じ込められたらしい。大金庫はこの光の町の富が収められており、それはロズオータにしか開ける事ができない。ただ、そのロズオータ本人も、1年に1回決まったタイミングにしか開けられないようだ。なので、なんとか鍵を開けられる人を連れてきて欲しいとの事。
しかしそんな厳重な金庫、そもそも娘はどうやって入ったんだ…。
次は、洞窟を抜けて「闇の町」に行く。ここは光の町と逆に、貧乏人というか、盗人ばかりの町だ。だからこそ、大金庫を開ける事ができる鍵開けの名人がいるかもしれない。
詳しそうな人に聞いてみると、「ダンク」という人なら開けられそうだが、今は「盗人の墓」という場所に腕試しに行っていて、留守らしい。
盗人の墓は砂漠にあり、あまりにも暑くて普通には入れない。そこで闇の町の人に、金の延べ棒と引き換えに「こおりのせんす」を使うと入れるようになる。
それから砂漠にある都市ヂューンに入る。ヂューンの近くには「彷徨える町」があり、なんだかフィールド上をウロウロしている。しかしまだ入れないので、そっちは無視する。
ヂューンで話を聞くと、盗人の墓は南にあるが、流砂に囲まれていて入れない。入る方法を教えてやるから、サンドウォームという怪物を倒して欲しいとの事。しかしこればっかりだな。○○してやるから××してくれ、みたいなおつかい…。まあRPGなんてみんなそんなもんか。
サンドウォームを討伐すると、盗賊の笛がもらえる。これを吹くと墓周辺の流砂に橋がかかり入れるようになる。
さすがに盗賊の墓というだけあり、色々な罠がある。その罠の一つに、水が部屋にあふれてくるというものがあった。ニーナはどうも水が苦手らしい。飛翼族の特徴なのかな？
そこへ肌の黒いキャラがやってくる。「こんな罠に引っかかるなんて」とか言いながら。良く見たら、光の町の牢獄で何度もお世話になった彼だった。彼こそが、闇の町の人が言っていた「ダンク」だった。
彼に大金庫の鍵破りを頼むと、なんかすぐに引き受けてくれる。ただ、この墓にある「秘伝書」を手に入れれば可能になるようだ。そういう訳で一緒に洞窟を攻略する。結果的に秘伝書とは形のないもので、この洞窟を攻略する事によりその実力がつく、というものだった。カリン塔みたいなものだな。
そして大金庫の鍵を開けると、中にロズオータの娘がいる。話してみると、自らわざと金庫に閉じこもったそうだ。なぜかと言うと、ロズオータは「光の鍵を渡さねば娘の命を奪う」と黒竜族に脅されているのだが、娘としてはそんな悪い奴らにやすやす従う父親が許せなかったようだ。
ロズオータにその事を話したが、やはり娘の命を犠牲にはできないとの事。ロズオータの気持ちを変えられるのは、今は亡き奥さんくらいなものらしい。
で、新しくダンクが仲間になった事で、色々鍵が開けられるようになる。今までのダンジョンでも色々鍵がかかって入れない場所があったが、ダンクをパーティの先頭にするとそれらが開けられるようになる。
その中には結構貴重な物があるので、回収してまわる。
という事で、まずは闇の塔に行く。ここにはやはり精霊があり、戦って勝つ事により闇の鍵をもらえる。精霊いわく、「昔光の鍵を盗まれたから、ついでにそれを取り返してくれ」との事。なんかこの精霊達、ノリが軽いんだよね…。
またこの精霊の試練に勝つ事で、「黄泉の鏡」も手に入る。どちらかと言うと今回はこちらが目的で来ており、闇の鍵はついでだった。
黄泉の鏡を使うと、どうも亡霊を呼び出せるらしい。そこでロズオータの奥さんを呼び出すと、「なぜ自分の力で守ろうとしない？」とたしなめる。これで心を改めたのか、光の鍵を黒竜族にわたすのを取りやめる。
光の鍵はリュウ達がありがたくちょうだいし、また船を使う許可も得た。しかし黒竜族の将軍が妨害する。戦闘で将軍すると、苦し紛れに砲撃して船を壊してしまう。
そこにマニーロという、関西弁の魚人が現れる。彼らは海人と呼ばれる種族で、水の中でも生活できる。マニーロが言うには、北の岬に黒竜族の秘密基地があるらしい。それを爆破するための爆弾を、金の延べ棒と交換にくれるらしい。どーせこのために拾っといたので交換する。
(続く)