JR九州、在来線の特急すべて運休 5月2~6日
JR九州は21日、ゴールデンウイーク(GW)のうち、5月2~6日に在来線の特急列車をすべて運休すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で政府が緊急事態宣言を全国に拡大し、不要不急の旅行や帰省を自粛するように要請したことに対応する。
博多―長崎間を運行する特急「かもめ」や博多―大分間の特急「ソニック」などが対象で、運休本数は1402本になる。普通列車は運行を続けるが、福岡都市部から長崎や大分などへの鉄道を使った移動は大きく制約されることになる。
新型コロナの感染拡大で鉄道利用者は急減しており、JR九州はこれまでも段階的に運休を増やしてきた。九州新幹線は同期間中に計108本を運休する。在来線でも18日から、門司港(福岡県北九州市)―久留米(同久留米市)間の快速列車などを土日や祝日に運休している。
JR九州によると、5月のGW期間中に運行する予定だった在来線特急をすでに予約をした利用者に対して、払い戻しに応じるとしている。