• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2024年12月27日

イタリア旅行記。

イタリア旅行記。 今回の行先は、久しぶりのイタリア。




旅の最初に、いきなり厄を払った。
飛行機の遅延で、イスタンブールに宿泊することに。

空港に付き、タバコが吸いたくなって、娘と二人で外に出たら最後。
マシンガンを持った兵隊が空港の中に入れてくれず、家族とはぐれてしまった。
トルコリラも無く、スマホもパスポートも空港内の妻に預けていた。

心細い中、空港の反対まで走り、荷物&身体チェックを受けたら中に入れた。

トルコは怖かった。

その夜は、娘を抱えて眠った。
これで、一度は死んだつもりで、旅行を楽しもうと思った。

イタリア行きの飛行機に、無事乗れた。





やっとイタリアのミラノについて、嬉しい気分へ・・。

ドライブインのバールへ。

早速エスプレッソを頂いた。

日本にも、もっとこんな気軽なバールが欲しい・・。

この国の濃くて甘いコーヒー、好きだ。

ミラノは都会のイメージだったが、田園風景が印象的だった。






向かったのはジェノバ、海沿いのリッチな街。

名物ジェノベーゼは、熱を使わずすっごく美味。

どうしたら、こんな脳天が吹っ飛びそうな味が出せるのだろう・・。

緑のパスタは食いしん坊の息子の大好物で・・感動しすぎて、怒って泣いていた。

この建物の主は、王にお金を貸すほど裕福だった。

どこまでも白い心によって、豊かになれたと感じた。

コロンブスの家で、家族撮影。
最初にやった先駆者が尊いと感じた。

イタリアの車も、歓迎してくれた。

アルファ147、個人的に思い入れのある車だ。

イタリアのドライバーは、熱いラテンの血が燃え滾り、国民総レーサーと言われる。
理論や計画性はドイツに劣るが、感覚的&直感的な運転は世界一かもしれない。
とても前のめりで感情優先ドライビングで、コンパクトハッチ&マニュアルを好むことこそ、イタリア流と感じた。

一番多いのがフィアットのパンダ。

次にプントや500が沢山だ。
その他には、ランチアが多く、アルファはそれなりに居て、フェラーリランボルギーニは一台も発見できなかった(マセラティはボローニャの功で)。

そして、ここの国の人々は、陽気で楽しい。

よく言えば素直で表裏が無く、どこまでも自分を生きている。
意外に親日が多く、フレンドリーで、沢山話しかけてくれた。





電車で向かったのは・・。

海沿いの町、チンクエッテレ。

ここでも、パンダが多い。

フィアットこそ、イタリア人の国民車だ。

カラフルな家が目を楽しませてくれる。

元々は漁村、でも有名な観光地になったそうだ・・。

美しい海。

心を洗い流すような色・・。

テンションが上がる。

レモンも印象的だ。

素敵な洞窟レストランでランチ。

やっぱり、ティラミスを頂いた。

発見した、アルファ。

ミトやジュリエッタが多いが、156や146や75まで現役で走っていた。

新型アルファが少なく感じたのは・・。

マニュアル設定が無いからだと思う。
イタリアではオートマを探す方が大変、マニュアル比率の高さは予想以上に驚いた。

妻が『自然な後ろ姿』を撮ってくれた写真。

ピノコと歩く私。





そして、今回の私的目的、ボローニャへ。

どこでも寒いが、息子の服は上着を合わせて二枚だけ、ミートテック最強説を感じた。

この土地から取れたレンガの色、なんだか落ち着く。

同時に、好きな石の色だ。

妻が見つけた、マセラティ。

ボローニャの地へ来て、初めて見て、それ以後は二度とマセラティを見無かった・・。

マッジョーレ広場の、ポセイドン。

圧倒的な迫力に驚いた。

そこから、迷路のような街を歩き(目に鼻に訴えかけてくる食材)。




名物ボロネーゼを食せなかったのが心残りだが・・。

地図を頼りに探したら・・。

どうにか、マセラティの誕生した場所へ行けた。

家族経営ながら世界を目指したスピリット、確かに感じられた。
そしてマセラティは、この国でも孤高でレア種。
どこにも属さず、どこにも当てはまらない感じが、今の自分と重なる気がした。



達成感と共に、短めの時間で頂けるランチを探して・・。

家族とオープンカフェで食べた、切り売りピザ。

美味しすぎて、チーズの香りが良かったこと以外、味を覚えていない。

娘は特大ドーナッツが癖になったみたいだ。
この国のスイーツは、どこまでも甘くて美味しい。





一番寒かった、天空のサンマリノ。

標高の高さと、風が強かった・・。

ここで飲んだ、グリューワイン、体だけでなく心まで暖かくなった。
忘れることは無いだろう。





後の旅はおまけと思っていたら、そうではなかった・・。

大理石の町シエナ、ここで感じたが、私は石の建物が好きだ。
だから自分の家も、石にしたんだなって。

ボローニャの赤茶レンガも好きだが、シエナのベージュレンガも好きだ。

ここでは、一番買い物をした。

イタリアンレザーの財布、あちらの色合いのマフラー、そして・・。

マヨリカ焼き、青と黄の色合い、職人技が素晴らしい。

イタリア人は、感性が世界一だと思う。

目を楽しませる色。
鼻を感動させる香り。
耳を天国にする音。
舌に訴えかける味。
極上の手触り。

感性の国、来てよかった・・。





ここからは郊外へ、サンジミニャーノ。

田舎も素敵だった。
オリーブとブドウが並ぶ丘に、ジーンと、癒された。

農園レストランに入ってみた。

焚火の暖かさが、寒さを緩めてくれる。

ここで頂いたポモドーロパスタ、世界一だ。
トマトだけ、なのに至高。

サンジョヴァンニの門を通り、娘が地面で何かを発見。

物を拾うなと娘に注意する私の癖は、ある意味バイアスだった。

視野を広くしていたい。





旅は最終局面。

聖地アッシジへ。

雪が出迎えてくれた。

雰囲気の良い、洞窟風レストラン。

サルシッチャ、どこまでもクリーミーで、本当においしかった・・。

ホテルロビーに映える木と、記念撮影。





夜が明け、アッシジの観光へ。

奥へ奥へと、空気を感じながら・・。

ここは、天国へ一番近い磁場に感じる。

それは、張り詰めた冷気と、そしてどこまでも清らかな静寂。

生きる事、それこそが、最も尊い。
人の命の本質は有限の時間、できれば込めて生きたい。





旅の終わりの地、ローマ。

ローマ風の薄いピザを食べていたら・・。

お店の人が、フリントロック式ピストルを貸してくれた。

娘に射撃を教える図。

自分が楽しくなって、構える父。

娘が目を止めたのは・・。

ローマと言えばの、ジェラート。

ここで頂いたイチゴのジェラート、人生で最も美味しいアイスだった。

街を歩いていて、私の目に留まったテーラーへ。

ゼニアはイイのは知っていたが、チェルルツティまで・・。

色合いや、生地の張り、仕立て素晴らしい。
日本と比べとてもお値打ち、サイズが無くて断念。
どうしてここの国の人は、ここまで素晴らしい物を作れるのだろう・・。

そして、トレビの泉へ・・。

昔コインが入った、そしてローマに帰ってきた。
そしてまたローマに帰ってくる気がする。

スペイン広場、懐かしい。

無事に、何事も無くが、有難い。





最後の宿、せっかくの世界三大ホテルなのに、朝が早すぎて良さを味わう余裕が無かった・・。

今度は欲張らず、ゆったり余裕を持った旅が良いなと、意識をアップデートした。





今回の旅で、少し鈍くなっていた感性が、また蘇ってきた気がする。

今の私は、膨大な学習や熟考による演算よりも、一瞬の直感による判断が大きな結果を産んでいる、不思議だがそんな世界に居る・・。

だからこそ、感性を大切にし、心惹かれる物や場所を吸収していたい。





日本へ帰国、妻の愛車フィアット500との再会が、嬉しかった。。

そして、私の愛車マセラティも、自宅で待っててくれている。

気力、体力、余裕、意欲、そして夢・・。
色々な物を大切にしてこれからを生きたいと、改めて思った。
ブログ一覧 | 海外旅行 | 日記
Posted at 2024/12/27 20:25:04

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

関連記事

MASERATI MEXICO + ...
Disco-4@東京さん

のんびり
レノ0912さん

あの国の大使の公用車は?
悠太郎Mさん

イタリアに行っていました。
nagaryuさん

欧州旅行 イタリア&バチカン編
キャンにゃんさん

マセラティは創立110周年
nagaryuさん

この記事へのコメント

2024年12月27日 20:58
こんばんは(^-^)

最初の空港でのトラブルの件を見てびっくりしました!Σ( ̄□ ̄;)エェーー!!

私もマレーシアのコタキナバルというところへ行ったとき、現地の方の都合でトラブルに巻き込まれた時の事を思い出しました...現地の言葉だし唐突のことだからびっくりしますよね...( ̄▽ ̄;)

でもその件以降は無事にご家族で旅行を楽しむことができたようで安心しました(* ̄∇ ̄*)

お子さん達の写真もほっこりしました(*´ー`*)
2024年12月28日 0:39
私、初のフランス旅行では、機内の座席でタバコか吸えました。
昨年の入院時48日、絶食.禁酒禁煙は、全然平気だったのに。
現在は、飲酒しながらのタバコが美味い。
そろそろ、禁煙も考えなければと思っています。

ご家族でのイタリア旅行、親孝行で、しかも豪華。
私、元気でないと旅行もできない事を実感しています。

お子様も、ご家族での、良い思い出になる事と思います。
素敵、羨ましいですよ。
2024年12月28日 2:44
おはようございます。😃 Kölnさん、ブログの始まりを見た時『ハプニング』でびっくりでありますが•••当に『つかみはoK•••』でありますね。(爆笑)(=^▽^)σ 『イタリア』はヨーロッパ諸国の中でも『別格』でありますね。σ^_^; 当に『ローマ帝国』でありその中心は『ローマ』なのだなんだなとブログを拝見し感じました。d(^_^o) ラテン系の方々は『家族』を大切にすると藤十郎は勝手にイメージしていますがKölnさんのブログを拝見している内にKölnさんのご家族に対する『お気持ち』が当に『ラテン系』だと思った藤十郎であります。( ̄^ ̄)ゞ
2024年12月28日 15:46
ご家族でのイタリア旅行、楽しめたようで何よりです。美味しそうなものばかりチョイスされてますね。石造りの街って、雰囲気がイイですよね。
1980年代、まだ英国領だった頃の香港に仕事で8日間滞在したことがあります。当時知らなかったのですが、ビザなし滞在は7日間まででした。出国審査場でパスポートを渡すと、ブースの両脇にいた兵隊がいきなりライフル銃を突き付けてきました。一瞬もうダメか、でも何故?と思ったとき、上記ビザ無し滞在期間の説明を受け、もう出国するからいいやということで免除されました。あの時は怖かった。人生終わりを覚悟した時でした。あともう1回、香港からフランクフルトへ南廻りで飛んだとき、バーレーン空港を離陸後に乗客全員が各国各宗教でお祈りをはじめました。イラン・イラク・イスラエルをかすめて飛ぶからです。イラン・イラク戦争の真っ最中でしたから。機長がギリシャ領空に入ったとアナウンスした時、全員で拍手したのを覚えています。

プロフィール

「イタリア旅行記。 http://cvw.jp/b/2635224/48149083/
何シテル?   12/27 20:25
☆自己紹介☆ ケルンです。 以前はマツダRX-7でサーキットで速さを追求していました。 現在はマセラティギブリで町乗り~ワインディングを味わってい...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/12 >>

1234567
891011121314
15161718192021
2223242526 2728
293031    

リンク・クリップ

マセラティギブリの、美しさと音(トンネル内のスーパーカー音あり)。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/06/18 23:33:16
アルファロメオ147、風のようにこんにちわ。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/06/18 23:18:51
フェラーリF355をレンタルし、芦ノ湖スカイラインへ・・。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/06/18 23:15:52

愛車一覧

マセラティ ギブリ マセラティ ギブリ
今度の愛車は、純白のマセラティギブリS です。 ギブリとは、リビアから地中海に吹く、乾 ...
フィアット 500 (ハッチバック) フィアット 500 (ハッチバック)
イタリア産まれの、フィアット500。 妻の愛車です。 ツインエアー&ターボは、プリプリ ...
BMW 3シリーズ セダン BMW 3シリーズ セダン
両親に乗って頂いています。 私も乗ることがあります。 320iのラグジュアリーです。 ...
アルファロメオ 159 (セダン) アルファロメオ 159 (セダン)
今の私の相棒は、深紅のアルファロメオです。 どこに惚れたか、映える外見と、一回り大きく ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation