皆様こんばんわ。
元気に過ごされていますか?
世間を見たら、原油は売られすぎ、マスクは買われすぎと見えています(笑)。
時間を割いてくださり訪問頂きまして、誠にありがとうございます!
今回は、マセラティ・クアトロポルテⅤの試乗記事を書かせて頂きます。
今更ですが(笑)。
私は、文章力が無く、書くことへの苦手意識が強いです。
今回はマセラティに対する思い入れが強かったため、少し辛口パスタになってしまいました。
これは愛ゆえの本音です、悪気は1ミリたりともございません、どうかご容赦ください(^-^;
マセラティクーペが気になっていた私ですが、運転したことがあるのはギブリⅢとグラントゥーリスモのみ・・。
五代目のクアトロポルテもクーペと同世代、参考になると感じたため見に行ってきました。
ピニンファリーナデザインが、何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
「ある程度の男ならば、私の事を意識しますよ?大統領に指名されたこともあるんです、私は選ばれるにふさわしい価値あって当然の車なんですよ」
「かのエンツォなんて、私の事を10メートル離れてにらんでいたの、意識しまくり、だったら近くに来ればよかったのに」
あぁ、失礼な言葉が浮かんでしまいます、今回はいつものいい部分にフォーカスするスタンスで記事を書く自信がありません、困りました(^^;)
状態の良い個体、前のオーナー様はガレージに入れて大切にされていたそうです。
「ちょっと気になっているだけです」と言ったのにも関わらず、「乗ってみますか?」と有難いお言葉。
またとない機会でしたので、運転させて頂くことに。
着慣れないタキシードをまとい、いつものスーパーに出かける気分です(^^;)
今回は数時間にわたり、住宅街、山道、高速道路、思う存分自由に堪能させて頂きました。
走り出してすぐ車から、「私は町中を人に合わせて歩くのは嫌いなの」「だって庶民の道なんて歩く気にもなれない」、という声が聞こえてきました(^^;)
私と車がかみ合えません・・。
シフトショック&タイムラグがあり、ギア比も高めの印象、常用する低回転でパワーよりも重さが勝っていて、実力発揮できていない感が・・。
あくまでもラテンエンジン、「もっと回さなきゃ運動不足だよ」って車が訴えてきます。
内装はサスがです、豪華です☆
高級セダンというよりかは、良くも悪くも極めたマセラティです♪♪
「そうね、私にファッションで張り合えるのは、30年前のランチアテーマさんぐらいかしら、今は事業が上手くいっていないみたいね」←社交界特有のエスプリ女♪
「私はつるし物は着ないの、オートクチュールしか着ないの、だっていい素材をデザイナーに造らせるのが、私の産まれつきなんだから」と、豪華さを正当化する声まで聞こえてきました(~_~;)
乗り心地も、やっぱり期待を裏切ってくれます。
硬めのバネと弱いダンパー、路面の凹凸を拾い、頭が上下にシェイクされる感覚が印象的。
(マセラティを所有されるみん友様のお話を伺い、距離が少なくても劣化が多いとのお言葉、それを踏まえたらリアのダンパーが抜けていた可能性が高いです)
理屈で分析する私に、クアトロポルテさんが訴えてきました。
「ケルンさんは現実的です、酒を飲んで踊ってみたことありますか?無いでしょ?」
「私は静かで快適な車ではありません、揺れたりしてもいいじゃやないですか」と。
山道に差し掛かり、左右に振ってみました。
ハンドリングは、アルファ147よりもおっとりしており、高級セダンとしてみたらクイックという微妙さ・・。
アルファ147のようにステアリングを切った瞬間ズバット曲がるというよりかは、クアトロポルテⅤは切って一瞬間を空けてからグワっとノーズの向きが変わるのが印象的でした。
自動車評論家の方は、大きさを感じないと表現されている方がいらっしゃいますが・・物理的には大きいですし・・。
長いホイールベース、重たい車重、ブッシュやサスのしなりによる間を感じました。
すかさず、クアトロポルテさんが声を大にして叫んできました(^^;)
「私はせっかちで素早いアルファではなく、期待を裏切らないメルセデスでもありません、私はクアトロポルテ、唯一無二の才女です、美食家だから食費もかかるし無理なダイエットもしないんです、好きなように生きるしか知りません」
「ケルンさん、あなたは車を性能や魅力という物差しで克明に測りたがりますね、そんな方はメルセデスやフェラーリさんでいいじゃないですか。私には、人の評価やライバルとの成績比べなんて関係ありませんのよ、私は存在しているだけで価値があるんですから」と(笑)
KYな私が、この場に及んで不安に感じたのがブレーキ(^^;)
突っ込めないです、信頼できなくて。
外から見ると、しっかりしたブレーキが付いているように見えつつも・・。
いざ高速道路で安全を確認して強い制動を試した時、不安を覚え、重さに対して最大制動力が足りていないと感じました。
またしても、「ケルンさん、あなたは本当に細かい嫌な方ですね?またしても文句がおありなんですか?私はアウトバーンで育ったた訳じゃないんですよ?止まる力の強さよりも止まらない過程を楽しんでくれませんか?人生の無常さを味わうように、波乱万丈の物語を鑑賞するように」という声が聞こえてきました。
一番感じたかったのは、何を隠そうエンジンです!
エンジンを感じるため、右足に力を込めます。
色んな回転で、色んな踏み方も試してみました。
一番おいしいのは、高回転域、ツキはよくその回転でならパワーも出てきます。
ただ、フェラーリのように人生捨ててもいいと思わせる音でレッドゾーンに吸い込まれる感じとは言い切れません・・。
「ケルンさん、私はF355ではありません、クアトロポルテです、背伸びも無理もしません」。
「工場は同じマラネロでも、高い声で歌うつもりありませんし、力を出すつもりもありません、私は私なりの特徴的な声で囁くだけです、力はありますが最高は目指しません、それだけでいいじゃないですか、私は私が好きですから」。
「そんなにフェラーリさんがいいのならどうぞご勝手に、私の時間を奪うのはやめてくださいね。あなたのような男が要なくても、沢山のご紳士が私に惚れてしまうんですから」
ザ、お嬢様♪♪
最後に、天国のエンツォ氏に対し、手紙を書かせて頂きます。
「世間では、マセラティにフェラーリエンジンが乗ったと言われています。
たしかにマラネロ工場製ですが、レース魂は宿していないと感じ取りました。
エンツォさん、あなたはテーマフェラーリにフェラーリの文字を入れることは許さんとおっしゃったほどの信念の方。
誰にも媚びず、純粋に、レースでの勝利に拘ったあなたは素晴らしいです、聞こえていらっしゃいますか?
あなた様の心意気、フェラーリエンジンは本物のフェラーリだけにしか搭載しない、フェラーリ以外には乗せることを許さない、それは今でも守られているのですね!
改めて、私はエンツォ氏に対し、敬意を示します」
解りずらいと思いますので補足致します(苦)。
フェラーリエンジンがストレートの酒、マセラティに搭載されるフェラーリエンジンはオンザロックやダブルの水割り、どちらも魅力を感じます。
誤解されないよう申しますが、私はデチューンという響きが好きな、変わった男です。
歴史から言えばマセラティの方が格式があるのに、若いフェラーリが王者の風格フィレンツェステーキで、マセラティがゴージャスな衣を身にまとったミラノ風カツレツ、皮肉な話です(^^;)
むしろ比較されない分、フェラーリ傘下になる前のマセラティの車種に拘る方の気持ち、少しだけ解った気がします。
結局、購入&維持に際しては、覚悟と愛情が必要になってしまうと思われますが(笑)。
支離滅裂な文章になってしまったご無礼、ご容赦ください。
最後までお読みくださって、誠にありがとうございました<(_ _)>