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  1.  2020よさらばじゃ!

     2020年は世界各国が「新型コロナ」に侵され、多くの不幸な人たちを生んでしまったのぅ。 今までのように、人類の知恵でなんとか乗り切ることができると信じておるが、 もうしばらくは苦難の時が続くと思われる。 そんな中でも草花は淡々と咲き、子孫を残すために命の花を咲かせ続けておる。 環境に準じて変化できるものが、地球上で生き残る条件じゃろうな。 人間はそこまで強くはないが、動植物には無い知恵を持っている。...

  2.  ヤナギラン 2020

     名前から「ラン」の仲間かと思われがちで、確かに花も艶やかなものじゃのぅ。 しかし「アカバナ科」の植物で本州以北の亜高山帯から山地帯の草地や礫地に分布するんじゃ。 今日の「見た撮った花」は... 『ヤナギラン』 じゃ。    葉がヤナギに似て、ランのような花を咲かせることで名づいたそうじゃな。 ピンクの花は野山では良く目を引くんじゃ。 花の後には鞘状の実をつけるが、中には種と羽毛が入っており、風で種...

  3.  ヨツバヒヨドリ 2020

     いかにもキク科の花!という感じじゃなぁ。夏の山ではどこへ行っても見かける花じゃ(特に北海道)。 仲間の花は似通っており、判断に迷うこともあるが、一応は葉で見分けるようじゃな。 今日の「見た撮った花」は... 『ヨツバヒヨドリ』 じゃ。     同族の「ヒヨドリバナ」や「フジバカマ」とは、同じような花なので葉で見分けることが多い。 本州中北部~北海道に分布するが、葉が4枚輪生することで名づいたものじゃ...

  4.  ウリノキ 2020

     ミズキ科「ウリノキ属」の落葉低木で、高くても最大4mほどにしかならない。 北海道~九州に分布するが、山地の林内で普通に見られる樹木じゃのぅ。 今日の「見た撮った花」は... 『ウリノキ』 じゃ。    花の形が面白くて、すぐに名前も覚えそうな感じじゃなぁ。 花爺はこの花を見て、仙台で見た七夕まつりの巨大な短冊を思い出すんじゃよ。 葉は長さ幅とも7〜20cm、浅く3〜5裂し、裂片は鋭くとがるり、基部はややハー...

  5.  エゾイボタ 2020

     モクセイ科の落葉低木で、ミヤマイボタやイボタノキとそっくりで判別が難しいんじゃ。 葉を見て判断するのが一番じゃろうな。花はみな同じに見えるんでのぅ。 今日の「見た撮った花」は... 『エゾイボタ』 じゃ。    12月22日に掲載の「イボタノキ」とはパット見では判断がつきにくいんじゃ。 花よりも葉をみれば、イボタノキは葉先が丸く、エゾイボタは葉先が尖る..ここが一番じゃな。 『エゾイボタ』はあまり図鑑な...

  6.  イケマ 2020

     ガガイモ科「イケマ属」のつる性植物で、他の草などに左巻きで巻きついて、高さは2 - 5mになるんじゃ。  傷つけると出る白い汁(乳液)にシナンコトキシンなどを含み、有毒であると言われる。  今日の「見た撮った花」は... 『イケマ』 じゃ。    学名のCynanchum は、「犬を殺すもの」という意味であり、毒性によって犬を殺すことができるとも言われる。 蝶のアサギマダラは、イケマの葉の裏側に産卵して、その幼虫...

  7.  ヒメジョオン 2020

     この花は知っての通り「そっくりさん」と見分けが難しい..というか、何度聞いても不思議と忘れてしまうんじゃよ。 キク科ムカシヨモギ属の植物で、背の高さが30〜150cmにもなる植物じゃな。 今日の「見た撮った花」は... 『ヒメジョオン』 じゃ。    茎と葉は黄緑色で、まばらに毛が生え、葉の付け根は茎を抱かない(ハルジオンは茎を抱く)。 茎の中がほぼ空洞なのはハルジオンで、ヒメジョオンは茎の中も詰まっておる...

  8.  イボタノキ 2020

     モクセイ科の落葉低木で、日本各地の山野に自生しておる。 そっくりさんで、エゾイボタ、ミヤマイボタ、オオバイボタなどがあるのぅ。 今日の「見た撮った花」は... 『イボタノキ』 じゃ。    樹高は1.5~2m、葉は対生し、長さ2~5cmの楕円形をしている。 ギンモクセイに似た芳香があると言われるが、花じいが近寄ってもあまり感じなかったがのぅ。 筒状で先の四裂した白い小さな花を、垂れ下がった小枝の先に密集して...

  9.  タマガワホトトギス 2020

     ユリ科ホトトギス属の植物じゃが、北海道で確実に見られるのは白い「ヤマジノホトトギス」で、  黄色のこの種類は「本州以南」とされておるんじゃよ。 今日の「見た撮った花」は... 『タマガワホトトギス』 じゃ。    北海道の花図鑑には出てこないんじゃが、花爺が見つけたところは薮の中...どこからか逃げ出したんじゃろう。 寒さの厳しいこの地で、自然に毎年増え続けておるからには、育成にも適しているのかもしれ...

  10.  ミヤマハンショウヅル 2020

     キンポウゲ科の落葉蔓性植物で、蔓の長さは30-100cmになる高山植物じゃ。 北海道~関東・中部地方の山岳地帯で見られる花じゃな。 今日の「見た撮った花」は... 『ミヤマハンショウヅル』 じゃ。    深山に生え、花の形が火事の時に鳴らす「半鐘」に似ていることから名づいたもの。 花びら(ガク片)が薄く、しわが多くて外側に反り返らないのが、他の仲間と違うところ。 近年は「半鐘」と言ってもわからない人が多い...