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  1. カラフトホソバハコベ&エゾオオヤマハコベ

     今日はナデシコ科の共演で「カラフトホソバハコベ」と「エゾオオヤマハコベ」じゃ。 「カラフトホソバハコベ」(樺太細葉繁縷)は本州の関東・中部地方以北~北海道で自生の多年草。 1960年代に北海道への帰化が報告され、今では北日本に広がっていると言われておる。 「エゾオオヤマハコベ」(蝦夷大山繁縷)は北海道~本州北部の低地や山地のやや湿った草原で見られる。 北海道では低地の草地などで普通に見られる花の一つじゃ...

  2. ムラサキウマゴヤシ&エニシダ

     今回は外来種である「ムラサキウマゴヤシ」と同じマメ科の「エニシダ」じゃ。 「ムラサキウマゴヤシ」(紫馬肥)は地中海沿岸から広がった牧草の一種じゃ。 「アルファルファ」とも言われ、人が飼料作物として用いた最も古い植物と言われておる。 「エニシダ」(金雀枝)は欧州原産で日本では園芸種扱いとなっておる。 江戸時代の延宝年間に中国を経由し、黄色い花の観賞用として日本へ渡来した。 まずは「ムラサキウマゴヤシ」...

  3. エゾスカシユリ&セイヨウノコギリソウ

     今回は「エゾスカシユリ」&「セイヨウノコギリソウ」じゃ。 「エゾスカシユリ」(蝦夷透百合)は国内では北海道と青森など一部にのみ自生しておる。 軽い砂質の土地を好むようで、道内ではオホーツクの砂丘や草原に多くみられるユリじゃ。 「セイヨウノコギリソウ」(西洋鋸草)はヨーロッパ原産のキク科ノコギリソウ属の1種。 英名&牧草学ではヤロー(yarrow)と呼ばれ、ヒツジに好まれるとされておる。 まずは「エゾスカシユ...

  4. ギンリョウソウ&シャクジョウソウ

     「ギンリョウソウ」(銀竜草)も「シャクジョウソウ」(錫杖草)も変わった植物じゃが、 双方とも葉緑素を持たない「腐生植物」と言われる仲間じゃな。 山などでは見られるが平地では見ることは無いじゃろう。 まずは「ギンリョウソウ」(ツツジ科)についてじゃ。  別名「ユウレイタケ」と言われ名前はキノコみたいじゃな。 全国に分布しており、針葉樹林や広葉樹林の湿った腐植に生える。 ベニタケ属、チチタケ属の数多くの種...

  5. バイケイソウ&チシマアザミ

     今日は「バイケイソウ」と「チシマアザミ」についてじゃ。 「バイケイソウ」(梅蕙草)は北海道~九州の山地から亜高山帯にかけての林内や湿った草地に分布しておる。 高山でも多いが花爺が普段通う山の麓でも多く見られる植物じゃ。 「チシマアザミ」(千島薊)は北海道で最も多く見られるアザミの一種じゃ。(本州は自生せず) 葉などは変異もあり同じではないものを見かけるのぅ。 まずは「バイケイソウ」(シュロソウ科)から...

  6. 再開は「コバンコナスビ」&「ジンヨウイチヤクソウ」

     お盆休みをいただいたが、その間には台風やら地震やらで落ち着かなかったようじゃな。 花爺の地域はそれらの影響もなく、落ち着かない天気の中にあったのみじゃ。 今日から再開じゃが「コバンコナスビ」と「ジンヨウイチヤクソウ」の花じゃ。 「コバンコナスビ」(小判小茄子)はヨーロッパ原産で北海道と本州の一部に帰化し、 道端や荒れ地、やや湿った所などに生育する多年草じゃ。 水草の仲間でもあ「。ヨウシュコナスビ、...

  7. お盆休みじゃ

       地震だ台風だ猛暑だ・・・落ち着かないままお盆を迎えそうじゃな。 花爺は影響を感じない場所におるが、一応お盆休みとしてブログはお休みじゃ。 来週からまた始めようと思うておる。 皆さんのブログ訪問もお休みさせていただくので、よろしゅうお願いします。...

  8. チョウジソウ&ムシトリナデシコ

     今回は「チョウジソウ」と「ムシトリナデシコ」の花じゃ。 「チョウジソウ」(丁字草)は北海道から宮崎県にかけて分布し、川岸や原野などの、やや湿った草地に自生する。 かつては全国的に分布しておったが、今では野生絶滅あるいは絶滅危惧種に指定されている地域が多いんじゃ 「ムシトリナデシコ」(虫取り撫子)はハエトリナデシコ、コマチソウ、ムシトリバナの別名もある。 茎の粘着部で小昆虫を捕らえたりするが、受粉...

  9. コウリンタンポポ(キバナ&ハイを含む)

     今回は駆除対象な「コウリンタンポポ」の三種の花じゃ。 北海道ではブルーリスト入りしている「コウリンタンポポ」、「キバナコウリンタンポポ」、  そして「ハイコウリンタンポポ」の三種が野生化し、急速に広がっておる。 元々はヨーロッパ産じゃが、多くが牧草に種が紛れ込んだりで、北海道に入り野生化の道を辿ったんじゃ。 当初は北海道内で留まっていたようじゃが、今では全国に飛び火しているようじゃな。  「コウ...

  10. ヒレハリソウ&オオアマナ

     今回は外来種が野生化している花で、「ヒレハリソウ」&「オオアマナ」の2種じゃ。 「ヒレハリソウ」(鰭玻璃草)は明治時代にコンフリーの名で野菜や薬草として導入され、帰化したものじゃ。 庭木や鉢植えでも見かける多年草で、垂れ下がって咲く淡紅色で「玻璃草(はりくさ)」とも呼ばれる。 「オオアマナ」(大甘菜)も明治に観賞用に輸入され、栽培品が逸出し野生化しておる。 名はアマナに似ていることに由来するが、アマナ...