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コケモモ 2024

 今日の高山植物はツツジ科スノキ属の常緑小低木「コケモモ」じゃ。
 アイヌ語では「フレップ」、欧米では「リンゴンベリー」と呼ばれておる。

 北海道~九州に分布する常緑低木、いわゆる高山植物であり、高山の岩場や雪国の湿原に見られる。
 コケモモという可愛らしい名前は、地面を這うように育つコケに、果実をモモに例えたもの。


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 野生のものを採取するのが一般的だったが、近年は苗の販売もあるのぅ。
 亜高山から高山のハイマツなどの針葉樹林下、岩礫地などに自生する。
 栄養分の少ない土地でも耐えられるが、アルカリ性の土壌では生育できない。
 耐寒性にすぐれ、-40℃以下でも耐えることができる一方、夏が暑い場所では生育しにくい。
 樹高は10-20cm程度で、茎の下部は地面を這いよく分枝して直立した幹はぎっしりと密集している。
 コケモモの開花は6~7月。枝先に淡いピンク色を帯びた白い花が2~8輪ずつ、葉陰で隠れるように咲く。
 花は小さな壺形で、花先は浅く四つに裂け、裏側にある赤い萼も4つに裂ける。


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 果期は8 - 10月で、果実は直径7 mmほどの球形果で、秋に赤く熟す。
 花爺はこの実が好きで登山中につまみ食いもするが、このジャムは最高じゃな。
 かつては北欧産の「リンゴンベリージャム」を購入しておったものじゃ。
 今は国内での生産も少しながら増えておるようじゃ。


 ※秋~早春は、雪国で花は咲いておらんでな、未掲載の花たちをUPしておる。
 しばらくは周辺の山で見た『高山植物』をメインとして掲載じゃ。
 桜などの開花がGW頃なんでな、今年の花の掲載開始は5月になってからじゃな。

 素人じゃから花の特定でミスがあるかもしれんが、違ったら勘弁な。m(_ _)m


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