名前を隠して楽しく日記。
多分死んでいたんだろうけど、なぜ死んでいたのかな?
あの音声と笑い方と、喋りを聞いていれば、およそのイメージはつくでしょ^^;
👦仮面ライダーのうたのおばさん!
海軍大将、中将、少将 Admiral、Vice Admiral、Rear Admiral 代将 Commodore
個人的には英語の方にも結構な記号性を感じる例。Admiralは提督、つまり艦隊(ないし海軍全体)の司令長官を表す。Vice Admiralは、海軍中将と訳すのが定訳だが、ふつうviceがつく役職は「副○○」(たとえばVice Presidentなら副大統領)とか、「○○代理」と訳すものだろう。つまり副提督ないし副長官である。Rearは控えのという意味であるから、提督の後ろに控えている将、平の提督という意味合いになる。
自衛隊の場合、幕僚長たる海将(統合幕僚長ないし海幕長)がAdmiralに、海将がVice Admiralに、海将補がRear Admiralに相当し、このほかに将官の階級はない。しかしながら、イギリス(とかつてのアメリカ)ではCommodoreという階級があり、代将と訳される。ただ、Commodoreは指揮権としては下級の将官となるが、人事的には佐官である。どういうことかというと、艦隊に将官が置かれない場合に最先任の艦長(Captain=大佐)が将官の代わり(だから代将)に指揮をとる慣行があったことに由来する。実は自衛隊は今でもこれを真似ていて、隊司令たる一佐が乗艦する際には代将旗を掲げることになっている。もちろん、既に述べたように、自衛隊の階級としては存在しない。
さて、この文章を読んでいる皆さんも代将の例は知っているはずだ。それは日本に来航したペリー提督である。しかし、先に説明したように、提督(Admiral)と言って良い身分なのかどうか、非常に悩ましいところである。
陸軍准将 Brigadier General 海軍准将(ドイツ) Flottillenadmiral
旧軍や自衛隊には存在しないが、諸外国の陸軍では准将という役職が存在する。准将は、原語はBrigadier Generalであり、旅団の長(将軍)である。旅団は、2~4個程度の連隊から成る。また、旅団は、師団(師団が設置される陸軍の場合、師団は指揮統制上の基本単位であり、師団の下の単位に対して指揮官が命令を下すことは通常は考えられない)の内部単位として設置されるのが基本だが(旧軍の場合、2個連隊で1個旅団、2個旅団で1個師団となる)、独立した旅団として運用される可能性もある。ここでいう独立とは、師団に属さず、より上級の指揮官に直属しているという意味である。そういう旅団がどういう用途で用いられるのかは話すと長いのでやめておく。
海軍の場合話が違う。海軍の場合、准将にあたる階級を設けない(旧軍、自衛隊)こともあるし、先のイギリス軍のように先任佐官たる代将が同じ階級に当たるものとされることがある。アメリカ海軍では、かつてはイギリス同様に准将たるAdmiralは存在していなかった(ペリー提督も「代将」 )が、80年代からは少将Rear Admiralを上級(Upper Half)と下級(Lower Half)に分割し、下級少将が陸軍准将に相当するものとしている。ドイツ海軍(※連邦軍)では、Flottillenadmiralと呼称しているが、直訳すれば「分艦隊の提督」であり、大変その位置づけがわかりやすい。
准将について個人的に気になっているのが、ヤン・ウェンリーである(本編開始時点で准将、第2艦隊の次席幕僚。職務に関してはあまり違和感はない)。自由惑星同盟(連邦国家なのだろう)はアメリカ合衆国をおそらくモデルにしていると考えられるが、アメリカには既に述べように准将は存在しない。かつてなら旗艦の艦長たる代将か、現在なら下級少将である。自衛隊にも存在しない。あるとすればアメリカ陸軍の階級である。帝国側に准将(Flottillenadmiral)があるからそれに引っ張られたのだろうか。作中には分艦隊を運用するシーンが出てくるが(アッテンボローもそうだ)、「代将」の場合それを提督とは呼びにくいので、准将という階級がないと描写的にやりづらかったのかもしれない(作者の人そこまで考えてないと思うよとは言うな)。さしずめ自由惑星同盟の准将はFlotilla Admiralとでも言うのだろう(適当)
この話はあまり自信がない。もし何か間違っていたら指摘してほしい。また、フランスの地方制度はミッテラン政権時代に大きく変わっているので、昔のものと違うというのがあるかもしれない。それと、イギリスやアメリカの警察の階級でも、軍隊用語との共通性があるから、似たような話は言えるはず。なんでフランスかというと、メグレのことが頭にあったからである。
フランスの国家警察(都市部の警察。都市部以外は国家憲兵隊が警察業務を行う)では、日本で言う巡査のことをGardien de la paixという。英訳すればGardian of the peace、治安の番人である。昔のイギリスのconstableみたいに治安官と訳しても良いかもしれない。巡査部長に相当するのはBrigadier-chefというらしい。Brigadierはフランス語の辞書を見ると、上等兵の意味である。ということは、警察上等兵と訳しても差し支えないし、また、brigadeは旅団の意味もあるが、班とか分隊という意味もあるから、つまり班長である。
その上はMajor de Policeというのだが、フランス語の場合Majorは准尉である。准尉は、士官ではなく、下士官の最上位である。つまるところ、旧軍でいえば伍長、軍曹、曹長のボスである(フランスの警察では伍長や軍曹にあたる言葉は見えない)。ということは、警察軍曹とか警察(最先任)班長とか訳しても差し支えないだろう。
警部のポストは、Capitaineである。海軍なら艦長(→大佐)だが、警察では陸軍大尉と同じ、つまり現場指揮官クラスである(警部補はLieutenant、つまり副Capitaineとされる。なお、これ以上の階級については○○補にあたる細分化されたポストは紹介しない)。さしずめ警察大尉とか、警察中隊長とでも言うべきか。その上はCommandantであり、より上級の指揮官となる。警察大佐とか、警察連隊長とでも言うべきなのだろう。さらに上は、Commissaireであり、意味をとれば警察管理者となる。警察旅団ないし警察師団長とか、警察将とかそんな感じか。日本だと警部、警視、警視正ということになるわけだが、比較してみると日本語の言葉は相当に記号的であると思う。
逆に原語で考えると、小説に出てくるメグレ警視も、翻訳には揺れがあるようだが、原語はcommissaireであり、上級管理職であることが分かる。一方、コナンの目暮警部は警部だが、上級管理職はまず現場に出てこないので、現場指揮官たる警部ということにしたのだろう。コナンも話が進むごとに上級管理職がホイホイ出てきてしまっているような気がするが・・・。
その上に、Contrôleur général(文字通り訳すと財務長官。実際にそうかは知らん)、Inspecteur général(文字通りには監察長官)、Directeur des services actifs(文字通りには軍務長官と訳したくなるが、警察任務部隊長官みたいな感じか)、Directeur général de la Police nationale(国家警察司令長官)があるが、これらはもはや階級と職がまったく一致しているように思われる(日本の警視総監もそうだ)。
さて、もっとも悩ましいのがPréfet(プレフェ)である。警視総監と訳すのが一般的だ。
しかしながら、Préfetは、県知事と一般に訳される存在である。フランスの県は数が多いので全部覚えている人はあまりいないと思う(レジョン、すなわち州ないし地域圏なら暗記している人はいるかも)。実は、この県の長であるプレフェは、内務大臣による官選である。明治憲法下の県と同じなのである(そのため、現行憲法下の知事と混同するのを避けるために、地方長官と呼ぶべきだという人もいる)。ふつう、フランスの国家警察は、官選県知事の指揮監督を受けて業務を遂行する。
では、パリ警察の長はパリ県知事たるプレフェなのかというとそれも違う。パリ県知事たるプレフェと、パリ警察の長たるプレフェ(やはり内務大臣による官選)は別に置かれているのである。ややこしい話だが、日本語ではパリ県のプレフェは県知事と訳し、パリ警察の長たるプレフェは警視総監と訳している。職務や原語のつながりは見えなくなってしまうが、何のボスかはわかりやすいから今の日本語訳の方がまだましか。なお、パリ県はパリ市とまったく同一区画なので、それではパリ市長=パリ県プレフェかというと、それも異なり、パリ市長(メール)というのは別にいる。パリのメールはパリ市=県議会の議長が務める(ややこしい!)。
整理
パリ警察の長 プレフェ(パリ県の長たるプレフェとは別に内務大臣が官選)
なお、イル=ド=フランス州の長はパリ県の長たるプレフェが兼任する。しかし、イル=ド=フランス州の警察の長もパリ警察の長が兼ねる・・・というわけではない。パリ警察の管轄は、パリと近郊の県少々だけである。
共通点じゃなくて、やっぱりその作品の世界観が好みじゃなかっただけでは?
ジャンプの漫画以外はだいたい売れ行きと好みが合致してますというわけでもないだろうし
漫画は基本世界観とか作家性とかそうとしか言いようがないものがあるじゃん?
それなら合う合わないがあって当たり前だと思う
友達みたいなもん