2011/06/13

イスラ・ホルボッシュでターポンを釣る①

ホルボッシュの東側には無数のラグーンがある。
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俺が初めて行った海外はコスタリカである。1989年のことである。そのときに挑んだ釣りがフライでセイルを釣るだった。
海外も初めてならフライも初めて、そしてセイルも初めてである。
これが俺の釣り人生を大きく変えるきっかけとなった。以来、海外遠征がうなぎ上りに増えて、23年間で300回以上も行くはめになった。多い年は1年の間に20回である。

これは第1回目のコスタリカ遠征のときに購入したフライタックル。このときフライリール2台とフライロッドを3本購入した。当時の価格で60万円を超えた。当時茨城県内の工場で働いていた俺は究極の貧乏自炊生活と毎日6時間の残業で釣行費とタックルの合計140万を半年で払った。
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ロッドはイクシーク12番を2本とフェンウィック10番を1本。リールはビリーペイトのマーリンモデルとターポンモデル。引率は世界のEIZOこと丸橋英三さん。購入も丸橋さんのお店だった。

そしてフライ初挑戦で4匹のセイルをキャッチした。

翌年は当時働いていた会社の社長と再びコスタリカに行った。釣行費二人分はすべて社長が払ってくれた。今の俺があるのはこの社長の応援が一番大きい。毎月のように遠征のための休暇も取らせていただいた。3年前に久しぶりに挨拶に行ったが、初孫が生まれた直後だったにも関わらず病院から会社に駆けつけてくれた。


あれから22年が経った。

23年前に購入したフライタックルの出番が来た。正直俺はフライが好きになれず22年間もこのタックルを使ってない。ルアーでならターポンには5回挑んでいる(コスタリカ3回、ニカラグア1回、シエラレオネ1回)。体がギシギシいうような釣りが俺は好きである。もういつ壊れてもおかしくないボロボロの体ではあるが。

ターポンの迫力あるジャンプ写真を撮るために2台の高性能カメラを持参した。
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上が毎秒10回の連続撮影ができるEOS1D・MARKⅣとEF70-300mmズームレンズ。
下がEOS5D・MARKⅡとEF16-35mmズームレンズ。


ダラスを経由してカンクンに到着。
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2時間車で移動して港に到着。
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フェリーで1時間。最終目的地のホルボッシュに到着。

港から宿への移動はこの4輪車。
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62歳と59歳の乗っている姿が可愛かった(^^)

宿に着いたのは現地時間で夜の10時を過ぎていた。
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ビーチに面した宿はレストランも兼営。
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遅い夕食をいただく。
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翌日は朝の5時40分に朝食(パンとコーヒーだけ)をいただいて6時に出船。

ガイドが「ベビーターポンかビッグターポンか」と我々に聞いた。

初日ということもあり「ベビーターポン」と答えた。

これが後々後悔することに・・・


無数にあるラグーンを一つ一つ攻めていく。

ターポンの姿は見えるが、なかなかフライに食いつかない。

10時を過ぎたころようやくび~るだ~さんにヒットした。
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小さくてもターポンのファイトは楽しい。

何度もジャンプを繰り返す。

ようやく船べりに。
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とりあえずベビーターポンをキャッチ。
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しばらくしてスヌークもキャッチ。
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これがび~るだ~さん初スヌーク。

さらに(笑)
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初日はこれにて終了。


ディナーは宿で食べたが、我々で貸切だった。
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正直不味かった。


昼のホルボッシュは人通りが少なく活気がない。
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暑いから日中は出歩かないのだろう。
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ところが・・・

夜になると街は変身する。
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レストランも8時ころから賑わい始める。
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どの店の看板も見ていて楽しくなる。
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このあたりの名物は何と言ってもロブスター
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広場では町長さんらしい人の長~い演説が。
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バスケットボールの試合も気合満点だった。
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屋台にもたくさんのお客が。
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ちなみに昼の同じ屋台。
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あちこちから4輪車で集まってきていた。
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あちこちから音楽も聞こえてきた。

賑やかな夜は深夜3時を過ぎても静かになることはない。

おかげで毎日寝不足となる。



その2へ続く