思い出の映画館(04)SABホール
西梅田駅からドージマ地下センターを南に下っていくと、SABホールの連絡口がある。
普段はテレビやラジオの公開放送の収録をしていた。(『ヤングオーオー』など)
たまに新作映画の試写会や名作映画観賞会が行われた。
大学生の頃、Dと黒澤映画の鑑賞会に行ったことがある。
「黒澤現代劇の三大傑作」と銘打って『酔いどれ天使』『生きる』『天国と地獄』をオールナイトで上映した。
3本とも初見で、すごく感銘を受けた。
特に2番目の『生きる』には圧倒された。
他の観客も感銘を受けた人が多かったようで、2本目の上映終了時に自然発生的に拍手が沸き起こった。
私も拍手したと思う。
これまで何百本も観たけど、映画館で拍手が起きたのはこの時だけだ。
3本目の『天国と地獄』も感動したが、拍手は起きなかった。
みんな心を動かされたとは思うが、仲代達也と山崎努の悪魔的な芝居のせいか、素直に拍手する気にならなかったのだ。
あるいは、オールナイトの3本立てだったので、眠たかっただけかもしれない。
普段はテレビやラジオの公開放送の収録をしていた。(『ヤングオーオー』など)
たまに新作映画の試写会や名作映画観賞会が行われた。
大学生の頃、Dと黒澤映画の鑑賞会に行ったことがある。
「黒澤現代劇の三大傑作」と銘打って『酔いどれ天使』『生きる』『天国と地獄』をオールナイトで上映した。
3本とも初見で、すごく感銘を受けた。
特に2番目の『生きる』には圧倒された。
他の観客も感銘を受けた人が多かったようで、2本目の上映終了時に自然発生的に拍手が沸き起こった。
私も拍手したと思う。
これまで何百本も観たけど、映画館で拍手が起きたのはこの時だけだ。
3本目の『天国と地獄』も感動したが、拍手は起きなかった。
みんな心を動かされたとは思うが、仲代達也と山崎努の悪魔的な芝居のせいか、素直に拍手する気にならなかったのだ。
あるいは、オールナイトの3本立てだったので、眠たかっただけかもしれない。
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