御父上の訃報に接して
御父上の訃報を聞いて、勿論驚きはありましたが、容態が悪くなられたとの連絡をもらった後その話が出ないので、もしやとの危惧を抱きました。
先のメールにてよく事情が呑み込めました。
私はお宅にお邪魔した折、何度かほんの短い会話をさせていただいたことがあるだけだったのですが、肩の力の抜けて飄々とした風情に心惹かれたものでした。
そんな短い時間では伺い知ることのできない経験をお持ちなのを知ったのは、このブログで御父上の書かれた旅行記や随想を紹介させていただくようになってからでした。
逞しく生き抜く術をも持ちながら、しなやかに御自分のスタイルを貫かれる底には高い倫理感が流れているのを感じたものですが、今回のご挨拶状を拝見させていただき成る程と腑に落ちました。
また、それはAにも色濃く受け継がれているのは言うまでもありません。
それにしても、御父上らしい粋な逝き方で、憧れてしまいます。
達者な筆致で書かれた御父上の文章は、歴史的にも価値のあるものなので、我がブログに掲載させていただいたことを誇りに思うところであります。
皆様にもまたぜひご覧いただきたいと思います。
改めてご冥福をお祈りします。
父の書いた文章や父に関する文章を「父の話」というカテゴリにまとめました。
「父の話」は以下の4つのカテゴリに細分化してあります。
「1965年の世界一周」
近東からアフリカ・欧州・中南米・アメリカを巡る父の旅行記
父36歳、初めての海外旅行
「南米1971」
世界一周から6年後、南米を中心とした商談旅行記
ニクソンショック(ドルショック)直前の世界はどこかのんびりしている
「思い出すまま」
父のエッセイ
昭和という時代のにおいが感じられる
「思い出話」
それ以外の話
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