続・昭和
「私がもうひとつ承服しがたいのは、30年代の街並みがくすんでいることだ。
空襲からの復興過程で、新築が多いはずだから、もっとピカピカじゃないかと思う。
そういう記憶がある訳じゃないので、上の世代に確認しておかなくっちゃ。」
昭和(2019.5.14)
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自問自答。
『ゴジラ-1.0』を観て、思った。
主人公の神木隆之介や浜辺美波は、終戦直後、焼け跡にバラックを立てて暮らしている。
バラックはおそらく焼け残った建物の残骸で作っている。
泥や煤をかぶって薄汚れている。
戦後復興の中で、バラックは建て替えられていっただろう。
しかしそれは一気呵成に行われたのではない。
少しづつ時間をかけて、バラックの住人達が改築していったものが大半だろう。
だから昭和30年代には、新築とバラックが混在していたはずだ。
従って「街がピカピカ」なんてことは、まれだった気がする。