利き目
来年早々、白内障の手術を受けることになった。字がボヤケて見えるので、眼鏡のせいかと思って作り直すつもりで行ったところ、急激に視力が変動しているので、今眼鏡を作っても無駄になるかもしれないし、まず病院へ行った方がいいと言われた。
実は少し前に眼鏡を作ったとき、近眼が改善されていて度を落とした。上手くいくと眼鏡が要らなくなるんじゃないかと喜んでいたもんだ。
今回見えにくくなったときに最初に考えたのは当然ながら老眼の進行だ。ところが、裸眼で極端に近づけると見えるので、コレって近眼じゃないのと訝った。
眼科に行ってみたら、白内障のせいだとわかった。今のところ右目だけだそうなんだけど、私は右が利き目だからちょっと困る。
さて、そんな状況で何人かと利き目について話すことになったんだけど、世の中には利き目を認識してない人がいて驚いた。眼鏡屋で聞いてみても結構いるらしい。
さて、手術をすれば見え方が変わるから新しい眼鏡はお預けなのだが、小さい文字が見えなくて支障が出てきたので、ルーペを買った。一度使うとないと不便に思え、やはり進行してるなと思ってたのだが、ある日ビックリすることが起きた。
急に小さい文字が見えるようになったのだ。それでひょっとして左目で見ることに慣れてきたのかと思って、利き目チェックをしてみたら、以前はハッキリ右目だったものが、左右どちらかわからないぐらいになっていた。右目の視力悪化に体が対応したのだろうか？だとしたらエライもんだな。
そして、利き目を認識してない人の見え方ってはじめからこうなのかもしれないとも思った。
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