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珠洲市の原発誘致

AvatarA1970年代から1990年代にかけて、珠洲市に原発を建設する話があったらしい。

1979年のスリーマイル島、1986年のチェルノブイリ原発事故で検討が延び、結局2003年に凍結されて今日に至る。
その際に「石川に地震はない」と言われてたらしい。
この辺は「神戸に地震はない」(嘘っぱち)と言われてたのに似ている。

今回地震はないはずの石川で活断層が動き、震度7のゆれが襲い地面が隆起し、地震から10分後には津波も襲来した。

原発作らなくてよかったね。

テーマ : 能登半島地震
ジャンル : 政治・経済

対口支援

AvatarA能登の地震で全国の自治体(県及び政令指定都市)から支援が行われている。
その際に被災自治体と支援自治体が直接会話して必要な支援を行っているという。
間に国や官庁を挟まないことで、情報伝達がスムーズになり、効果的な支援が行えるのだ。
これを対口支援という。

被災した自治体には複数の支援自治体が割り当てられている。
その支援自治体のひとつが窓口となり被災自治体と会話する。
窓口自治体は、支援要望を整理し、他の支援自治体に振り分ける。
被災自治体は、窓口自治体とだけ話をすればいいので、支援要望の整理作業から解放される。
なかなか良いシステムだ。
いつの間にこんな仕組みを用意したんだろう。

被災地支援への渋滞・遅延・漏れはあるけれど、マスコミがさほど行政を叩かないのは、この対口支援が効果を発揮しているからかもしれない。

ちなみにこの対口支援は、2008年の四川大地震から始まったものらしい。

テーマ : 地震・天災・自然災害
ジャンル : ニュース

震災17日目

AvatarA今日(1/17)は阪神淡路大震災から29年目だ。

能登の地震についての報道を見ると、行政や国の対応の不手際や遅さを責める声が意外に少ない。

震災5日目(2024.1.7)で、
「コロナの経験を活かし行政がホテルを借り上げ、自衛隊のヘリで被災者を避難させる、とか出来ないんだろうか?」
と書いたけれど、周辺自治体はホテル旅館を避難所とする方向で進めている。

この29年の各種災害の経験が教訓となって活かされているようだ。

残念なのは地域のコミュニティが崩れることを恐れて避難をせず現地に留まる人がいること。

行政もこれを予想して、集団で同じ場所への避難する対応を用意している。
しかしこの制度を利用した被災者は少ないようだ。

「集落丸ごと受け入れるから来て下さい」と言われても躊躇する人がいるようだ。
行政や国に対する信用がないせいだろうか?

こういう時こそ、岸田総理がリーダーシップを発揮して、被災者が安心できる声かけをしてほしいものだ。

裏金や派閥問題の優先順位は下げてでも、被災者に寄り添ってほしいと思う。

テーマ : 地震・天災・自然災害
ジャンル : ニュース

震度7

AvatarA1995年1月17日の阪神大震災後、震度7の地震は今回で5回目だ。

2004年10月23日 新潟県中越地震
2011年 3月11日 東北地方太平洋沖地震
2016年 4月14日 熊本地震(4/16にも震度7発生)
2018年 9月 6日 北海道胆振東部地震
2024年 1月 1日 能登半島地震

29年間で5回目となる。

6年弱に1度の割合で発生している。
10年経てば確実に1度は発生するとみて良いだろう。
原発のある地域で起きないことを祈るばかりだ。

テーマ : 地震・天災・自然災害
ジャンル : ニュース

震災5日目

AvatarA令和6年能登半島地震の避難所の環境がなかなか改善されない。

食料も衣類も足りていないことが報道されるが、道路が寸断され物資が届かない。
いつも同じ問題だ。

地震から5日目の1月6日、テレビで「千と千尋の神隠し」が放映された。
エンディングで「いつも何度でも」が流れる。
この歌は、「千と千尋の神隠し」とは別の企画向けに造られたものだ。
震災復興に苦しむ東京の街を眼下に、画学生が煙突の上から口ずさむ歌なのだ。

♪繰り返すあやまちの そのたび ひとは
 ただ青い空の 青さを知る♪

この歌が作られてから20年以上経つけど、残念なことに状況は同じだ。

コロナの経験を活かし行政がホテルを借り上げ、自衛隊のヘリで被災者を避難させる、とか出来ないんだろうか?

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

能登の地震

AvatarA活断層による地震らしい。

震度7に加えて1メートルを超える津波が発生している。
活断層の場合は津波は起きないと思ってたので意外だった。


活断層は主に陸にあり、海の下が震源の地震は概ねプレート型だけど、海中に活断層があればそういうこともあるのかなと思う。

それと、震源が活断層であるかどうかと、主な被災地点で活断層が動いたってことはイコールなんだろうかとも思う。

テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

トルコ・シリア地震

AvatarAトルコ・シリアで発生した地震は死者が5000人を超えるという。
阪神大震災なみの被害だ。

マスコミは地震の際にしばしばマグニチュードを報道する。
マグニチュードは地震の規模だから、それはそれで報道すべき情報だとは思う。
しかし、地震被害の恐ろしさは、津波と揺れだということを日本人は知っている。
なのに、テレビではこんな風に伝えている。

「今回の地震はマグニチュード7.8、阪神淡路大震災は7.3なので、10倍以上の規模である」
これと併せてビル倒壊の映像が放映されると、とんでもない地震だと思ってしまう。

しかし記事を見ると震源付近の震度は5~6と書いてたりする(阪神淡路は震度7)。
つまり規模は10倍だが、揺れは阪神淡路大震災より小さいのだ。
そもそも今回はプレート型なのに活断層が起こした阪神淡路と並べるのはいかがなものかと思う。
比較するなら同じプレート型の東日本大震災ではないだろうか。

テーマ : 地震・災害対策
ジャンル : ライフ

阪神淡路大震災25年

昨日は阪神淡路大震災から25年の日だった。
年を取ると25年前は歴史の彼方ではなく、昨日の延長上にある。但し記憶はそれに相応しく明確というわけには行かず、むしろもっと昔のことの方がクリアーに覚えていたりする。

しかし、あの震災のことははっきり覚えている。
既に大阪に転居していて、地震は知りながらも普通に出勤した会社のテレビで見た生まれ育った町の目を疑う光景、当日の夜芦屋まで母を迎えに行ったこと、その途中でバスが崩れ落ちた高速道路に乗り出して止まった現場の横を通ったこと、友人宅まで足を伸ばす決断ができなかったこと、母を連れ帰った後は仕事の多忙を言い訳にしばらく神戸に行かなかったこと、やっと海路からこの目で確認に戻った故郷の変わり果てた姿等々、、。

昨年「117の思い出」シリーズ(http://spacecowboys33.blog130.fc2.com/blog-entry-3755.html他*同記事の関連記事欄あるいはカテゴリーメニュー「時事問題<震災」からアクセスください)として実際に当事者であったAの思い出に加えて、これらの記憶のほとんどについて詳しく語っているが、私の思い出の多くは悔恨にまみれたものだ。

テーマ : 思うこと感じること
ジャンル : ライフ

117の思い出(16)麻婆丼

AvatarA
震災後三宮元町界隈の飲食店はライフラインの断絶により皆閉まっていた。
会社に出勤する時は昼食用におにぎりを持って行った。
季節は真冬で温かい食事が欲しい時期だ。
そんな中、震災後10日位でいち早く営業を始めたのが南京町だった。
もちろんライフラインは復旧していない。
プロパンボンベを手に入れ、炊き出しのように路上で温かい食事を食べさせてくれた。
メニューは中華丼と麻婆丼。
発泡スチロールの容器にご飯をよそい上から八宝菜/麻婆豆腐をかけたものだ。
路上で立ち食いしたあの丼の温かさは忘れられない。
温かさだけではなく、復興への元気ももらった食事だった。


このシリーズを通じて感じ、実際話もしたことを少し言葉を変えて言ってみると、「何故あの時、自分はいなかったんだろう?」ってことだ。
しかも、例えば遠く離れて東京にでもいたのならいざ知らず、生まれ故郷から目と鼻の先の大阪にいながら何もできなかった、いや、しなかった。

言い訳は色々浮かぶけど、結局は思いの足らなさのなせる業、今となっては申し訳なさに恥じ入るばかりだ。

テーマ : 生きる
ジャンル : ライフ

あの日の星空

AvatarA東北の地震のあった日の夜、星が凄くきれいだったらしい。
被災した人々の多くが「あれほどきれいな星空は見たことがない」と口にする。
そんなドキュメンタリーを観た。

星空がきれいだったのは、停電で地上の灯りが消えていたので、普段は見えないような等級の星まで肉眼で見えたせいらしい。
津波で近しい人を多く失った被災者の心に「亡くなった人の魂は星になる」というおとぎ話が浮かび、その美しさがさらに心に刻まれたようだ。

人々は、津波に遭遇した話とセットで美しかった星空の話を語り合う。
それは、被災者同士の共感を呼び、慰め合う効果も連れて来てくれたようだ。

番組で紹介されたエピソードの中で印象的だったものを1つ紹介しよう。

ある婦人は自宅で津波に襲われ、目の前で家族をさらわれた。
自身も7時間水に浸かり、死を覚悟したところでようやく救助された。
ストレッチャーに乗せられて運ばれる時に若い救急隊員が声をかけた。
「××さん、周りは見ないでいいですよ、大変なことになってますから。
空を見上げていてください。
星が応援してくれてますよ」
彼女は流されてしまった家族が空にいる気がして心が少し救われた。
そして美しい星空の記憶は癒しとして記憶に残った。

この救急隊員のような感受性を持った若者がいる限り日本は大丈夫だと思う。

テーマ : 生きる
ジャンル : ライフ

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spacecowboys A H

Author:spacecowboys A H
Space Cowboys は、2人の親父です
"A" システムエンジニア・
   中日ファン・世情に疎い
"H" 総務畑・てっちゃん・
   阪神ファン・雑学が得意
2人ともイーストウッド好きの還歴男

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