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まもなく告知予定の「安心R住宅」制度とは?

国は、住宅ストックの活用や空き家問題への1つの解決策として

中古住宅(いわゆる、既存住宅)の流通市場の活性化を推進しています。

その一環としての新たな制度が、今回の安心R住宅」制度です。

 * 「安心R住宅」のRは「リユース」「リフォーム」「リノベ―ション」の頭文字を
   表しているそうで、その頭文字の入ったマークも作成される模様。



この制度の主眼は、中古住宅(いわゆる、既存住宅)の流通市場の活性化

阻害要因となっています

” 消費者の抱いている中古住宅購入の不安を払拭すること ”

にあります。そのため、

 ① 新耐震基準同等の耐震性を有していること

 ② 建物状況調査を実施し、構造上の不具合および雨漏りがないこと
              (広告段階で補修が完了していること)

 ③ 購入者の求めに応じ既存住宅売買瑕疵保険を付保できる用意がなされていること

等がおもな認定条件となっています。


最近、お客様にもお話するのですが新築住宅の本来の価値は、極端な例ですが、

「一日住んでから売りに出す際の販売価格である」とお話しています。

取得価格との差額は、要は開発・建築業者の粗利益がほとんどです。

中古住宅を買う方はこの部分が省かれるため、

中古住宅購入の不安が払拭されれば、本来は本当にお得な買い物となるのです。

しかし、この不安の払拭がかなりの難敵です。


何故なら、住宅大手10社も2008年に「優良ストック住宅推進協議会」を設立し、

国に先駆けて中古住宅流通の促進に取り組んできましたが、

協議会発足後9年を経て、共通ブランドでの累計成約数は

わずか6790棟(16年12月末現在)にとどまっており、苦戦を強いられている状況です。

住宅大手でさえこの状況ですので、一筋縄ではいかないでしょう。


FPとして懸念するのは、新築住宅にこだわるあまりに

御自身のライフプランを傷めすぎてしまうことです。

住宅が資産価値としてみなせるところはかなり条件が整ったところしかありません。

要は、バランスシート的には負債のほうが大きいというわけです。

20数年間返済してきた私自身がそう感じているのが正直なところです。
(資産価値があるかどうかのみが住宅の価値判断ではありませんが)


今回の制度もこの先、紆余曲折があると思いますが、よりよい制度に改定し、

消費者の信頼を得る制度になっていってもらえればと願います。


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安心R住宅
中古住宅流通
活性化

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