新NISA1年目、利用者の7割超が運用益!

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2024年1月に始まった新NISA(少額投資非課税制度)の利用者のうち、7割超が運用益を確保しているとの調査結果が出ました。


詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、新NISA制度を利用している人は全体の3割超にのぼり、その7割超(正確には70.7%)が運用益を確保しています。しかも、1年で2ケタ台のリターンを上げている人が5割を超えているとのこと。

今年8月にはブラックマンデー超えの日経平均暴落がありましたが、投資をやめずに継続できたかたは、まずは上々の1年目となったことでしょう。運用益を出せた皆さま、おめでとうございます。


上記の運用損益の分布を見ると、「+10%~+30%」の人が32.4%と最多で、「0%~+10%」が18.5%、「+30%~+50%」が14.3%、「+50%~」が5.5%と続きます。みなさんかなり高い運用益を叩き出しています。NISA口座だけで1年で50%以上の運用益を出せる人もいるんですね。すごい。

逆に、利用者の30%は運用益ゼロか損失を出しているのですが、この上げ相場で何をどうやったら損失を出せるのか不思議です。おそらく、8月の一時的な暴落で損失確定してしまった人や、NISA口座に不向きな値動きが激しい個別株で失敗した人といったところでしょうか。投資法もしくはNISA口座の利用法に再考の余地があるかもしれません。

私の新NISA資産の損益を調べてみたら、直近1年で+24%くらいでした。「+10%~+30%」の最多カテゴリに入っているのだと思います。まさに市場平均。私のポートフォリオの期待リターンは年率で+5~6%程度なので、みなさんと同様に、上々の1年だったといえます。

ただ、来年もこの調子で上がり続けるとは思っていません。リスク資産に投資していれば、儲かる年もあれば損する年もある。投資がうまくいき、資産が増えたときこそ、冷静さと慎重さが求められます。調子に乗らず、分散投資を続け、生活水準を一定に保つことで、長期的に安定した資産運用が可能になります。

一時的な成功に一喜一憂せず、コツコツ続けていきましょう。


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