紙つなげ！
久しぶりの工場記事。
主に九州、山口地方の工場を上げてきましたが
いきなりぶっとんで東北地方です。
といっても有名な室蘭とかでなく（室蘭は東北というか北海道ですが）
宮城県の石巻市。
撮影旅行の道中でたまたま立ち寄った工場です。
撮影したのは日本製紙・石巻工場。
石巻というと思い当たるのがやはり、あの震災。
海からほど近くに存在するこの工場も当然津波によって壊滅的な被害を受けました。
復旧は無理と言われてた程の絶望的な被害だったそうです。
しかし、関係者の必死な復旧作業によって僅か半年で復旧にこぎつけ
今も休みなく稼働を続けています。
その軌跡はドキュメントとして書籍出版されています。
この日、私は石巻に宿泊しました。この工場から5分ほどの場所です。
街の中は綺麗に清掃されかなり復旧されている事が伺えます。
しかし未だ反面、ところどころに震災の爪痕を残す形跡もあり、
外からは分からない部分で石巻で暮らす人達の生活の完全復旧は
まだまだ先の事だったりするのでしょう。
しかし真っ暗な石巻の夜の空を照らす工場の灯りと立ち上る煙は
復旧を続ける石巻のシンボルのようにも見えました。
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