面影を残し -旧若松労働会館-
Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
少し前に上げた記事 上野海運ビルの時にも書いたのですが
この洞海湾に面した若松地区は明治から昭和にかけて
石炭積出港としての発展とともに海運会社や商社が連なり発展した町。
当時の面影を残す建物も所々に残り ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
建築当初は病院として開業したこのビルですが
当時はこのビルのすぐ近くに遊郭があり、遊女たちが通っていたという裏話も
この日、詳しい地元の方に伺う事ができました。
付近には昭和の香りが残る商店街なども残ってます。
レトロ散策というと同じ北九州市の門司が有名ですが
けっこうこの若松もお勧めデス。
増した存在感 -旧若松労働会館-
Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
もう ここには何も残っていないのか
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
しかし
壁は取り払われ、最後の解体を待つ状態の中で
目を奪われるものがあった。
Nikon D700 + Nikkor Ai 24mm/F2.8S
それは階段。
とりわけ廃墟の中では不思議と存在感を示す存在
そしてその存在感は現役の時以上のものがあるのではないだろうか
Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
ここもやはりそうだった
時代の痕跡 -旧若松労働会館-
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
外観からは解体が始まっている様子だったが
果たして内部はどうなっているのか…
Nikon D700 + Nikkor Ai 24mm/F2.8S
そこは見事に空虚な空間が広がっていた—。
予想はしていたものの少し残念。
まぁ当然と言えば当然であるが。
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
解体を待つ廃墟に柔らかな光が降り注ぐ
Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
Nikon D700 + Nikkor Ai 24mm/F2.8S
現役時代の痕跡を探す。
せっかく出会えた時代的建造物だ、
何か肌で感じるものを自然と求めていた。
Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
中に何も残っていない分、
シンプルに建物が持つ空気そのものを感じる事ができる気がする。
時代の寵児 -旧若松労働会館-
北九州市若松区
住宅街の一画にひっそりと、しかし同時に異彩を放ちながらそれはありました。
Nikon D700 + Nikkor Ai 24mm/F2.8S
ひとめ見て、大正もしくは昭和初期の建物とわかるその佇まい。
Nikon D700 + Nikkor Ai 24mm/F2.8S
Nikon D700 + Nikkor Ai 24mm/F2.8S
じっくりとその時を刻んだコンクリートの色合いを堪能します。
Nikon D700 + Nikkor Ai 24mm/F2.8S
Nikon D700 + Nikkor Ai 24mm/F2.8S
Nikon D700 + Nikkor Ai 24mm/F2.8S
ここは旧若松労働会館ビル
今はもう使われていない廃ビルです。
実は訪れたこの時は既に一部解体が始まっており、姿を消す直前でした。
大正15年(1926)竣工
昭和20年半ばまでは病院として使用されていたが
その後は若松地区労働会館となり戦後に活発化した労働組合運動の砦となった。
数々の労働者の喜怒哀楽を刻んでいる、まさに昭和という時代の寵児だったであろう建造物です。
| ホーム |