限られた時間の中で -白石鉱山-
Fuji S3Pro + Nikkor AF50mm F1.4D
白石鉱山というとやはり白い部屋が有名ですが
この場所には他にも印象的な光景が沢山ありました。
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
じっくり見ていたいけど時間が足りない…
Fuji S3Pro + Nikkor AF50mm F1.4D
毎度の事ながら、こうやって廃墟を探索していると
しらみつぶしに見てまわりたい気持ちになる
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
でも限られた時間の中で出会う事ができる光景も
きっと運命なんだよね
棟に囲まれて -白石鉱山-
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
乾燥棟がずらりと並んでいる
思ってたより大きい。そして塔自体の数も多かった。
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
放置された木箱が所狭しと並ぶ。
Fuji S3Pro + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
塔の状態はまちまち
石灰の色が残ってまだまだ美しい白さを保っているものもあれば
永い歳月による風雨のせいだろうか、色が落ちているものもある
Fuji S3Pro + Nikkor AF50mm F1.4D
Fuji S3Pro + Nikkor AF50mm F1.4D
この光景もまた白石鉱山を象徴するもの。
今この時間、この地に身を置いている幸せを噛み締めながら
ひとつひとつの塔を覗き込んでいた。
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
まだ続きます
無人の町 -白石鉱山-
白石鉱山の続きです
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
そろそろ「白い部屋」を後にして次のステージへ足を進めます。
白い部屋をクリアするのに随分時間喰っちゃったな
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
規模のデカイ鉱山ですから敷地・施設ともに広大です
眼前に魅力的な光景が次々と飛び込んできます。
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
規模のある廃墟施設を歩いてると
ちょっとした、ひとつの町に迷い込んだような錯覚に陥ります
廃墟となった無人の町をさまよい歩くように。
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
あまりにも自然に見える融合の姿。
まるでこれが本来の姿のように
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
見覚えのある光景が現れました
白石に居る事を再実感する瞬間です。
ガイドブック
先日私の元へ一冊の本が届きました。
「まるごと日南町完熟ガイドブック」
鳥取県日南町がこの8月に新しく発刊したガイドブックです
自然豊かな日南町の見所が80ページに渡ってフルカラーで紹介されています。
フリーペーパーと聞いていたのですが、こりゃまたどうして大変リッパな冊子です。
中身のクオリティも書店で有料で売っているガイド本と比べて何ら遜色がありません。
レイアウト・デザイン・写真・紹介記事と非常にこだわった一冊となっています。
ところで、なぜ九州人の私がこの日南町のガイドブックの紹介をしているかというと…
縁あって私もこの冊子にチョットだけ協力させていただいたのですね
ガイドブックには日南町の紹介が多岐の分野に渡って掲載されているのですが
この日南町には廃墟スキーにはおなじみの、アノ「若松鉱山」があるのです。
んで今回この若松鉱山を紹介するページで私の写真を使っていただく事になりました。
という事でご報告。というかちゃっかり宣伝 (´∀`*)テヘヘ
ガイドブックは日南町役場で手に入れる事ができるほか、
日南町のホームページからの郵送申し込みもできるようです。
無くなり次第、受付終了との事なのでもしご興味がある方はお早めに!
非常によくできてますので見たら日南町に遊びに行きたくなりますよ、きっと^^
なんだか新聞やらweb上のニュースでも紹介されている様子。スゴいな~
こんなカンジです。
あ、念のため言っておくとガイド本とはいえ、
決して日南町が鉱山訪問を推奨しているワケじゃありませんので誤解なきよう。
(私が言うのもなんですが)
だけどこういうカタチで行政の方が取り上げてくれるのはなんとなく嬉しいものですね。
近代化産業遺産に対しての意識が変わってきているのを感じます。
訪問したい人は相談に乗ってくれるかも?(保証はしませんがw)
PS.あ○○る○○すのSさん、この度はお世話になりました ( ゚∀゚)
―Information―
ウェブマガジン 「団塊マガジンvol.25」 がリリースされました
今回はあの大物俳優がゲスト出演!(写真出てるケド)
ぜひご覧になってください ⇒ コチラからドゾ
あ、今回掲載してる私のシャシンはあの島の!あの発電所です!ミテネ♪
自分なりに -白石鉱山-
Nikon D700 + Nikkor AF50mm F1.4D
度々言ってますが、ここは非常に知名度も高い物件です
当然これまでに色んな方が写真に収められていて
素晴らしい程に美しく切り取られている作品を私も数多く見てきました
Fuji S3Pro + Nikkor AF35mm F2D
この白石鉱山を訪れるにあたって
少し今更感が自分の中にあったのも事実。
もう充分と言っていいほど美しい白石鉱山を記録した写真はあるのだから。
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
それならそれで
自分だったらこの光景をどのように切り取れるのか?
行く前にはちょっと課題めいたものを自分に課してみたりと。
けどこうやって実際に訪れてみると
正直どうでもよくなってましたね
目の前にあるものを、感じたままに写真に収めていく。
結局いつもと変わらぬスタイルで。
Fuji S3Pro + Nikkor AF35mm F2D
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
ってちょっとカッコ良く言い過ぎたか…
ジッサイは真っ白い部屋に囲まれて
同じように頭の中真っ白になっちゃって
涎垂らしながら撮ってただけの話なんだけどねw
色なき鮮やかさ -白石鉱山-
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
白い空間に包まれて無心となる
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
Fuji S3Pro + Nikkor AF35mm F2D
色なき空間
しかし決して殺風景ではない
私の目には鮮やかな風景と遜色ない光景に映った
Nikon D700 + Nikkor AF50mm F1.4D
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
これまで訪れた廃墟の光景とどこか違う
不思議な気持ちに包まれているのは
けっして気のせいではなかった
呟くコトバ -白石鉱山-
いつもより厳かに足を踏み入れる
Fuji S3Pro + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
日本に廃墟というものは数多くあれど、
この光景はここでしか見る事ができない
初めてここを訪れた廃墟クラスタが誰なのか知る由もないが
この部屋を見つけた時どのように感じたのだろう
今現在、我々は予備知識を持ってここを訪れている
しかしなにも情報がなく、想像すらしなかった光景が突然視界に広がったとき
おそらく言葉を忘れ呆然と立ちすくんだのではなかろうか
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
しかし今現在とて
いくら予備知識があったとしても、多くの写真を目にしていたとしても
初めてこの場を目の前にした時の感動はやはり訪れるものである
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
ここが白い空間で囲まれているからだろうか
やけに神聖な場所に足を踏み入れたような感覚が襲ってくる
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
私は心を落ち着かせ、いつもより静かにシャッターを切っていた。
アノ場所 -白石鉱山-
白石鉱山、続きいきます
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
辺りの光景に変化が出てきて白さが増してきます
「アノ場所」が近づいてきているのを感じる
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
間違いない。すぐソコだ。
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
以前もこのブログで言った事がある気がしますが
私は好物は後にとっておくより先に手をつけるタイプです
だってお腹がへっている時に食べた方がより美味しいじゃん
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
だから行きたい場所はガマンできずに先に行っちゃう
Fuji S3Pro + Nikkor AF35mm F2D
やっと辿り付いたよ。
君に会いに来たんだー。
高揚感 -白石鉱山-
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
足を踏み入れるといきなり素敵なお出迎えが飛び込んできた。
鉱山系って機械ものが残されている事が多いので
それも楽しみのひとつです
Fuji S3Pro + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
この機械達も最後の仕事を終えて40年近く経つのだろうか
錆び付いてはいるがそうは思えない感じを覚える
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
Fuji S3Pro + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
学校にこういうのあったな…
さすが山中にあるだけあって自然の浸食も程よく行われており
この先の展開を考えると高揚感が増してきます
威圧感 -白石鉱山-
まずこの白石鉱山、実は俗名だったりします
正式な名称は白石工業桑名工場。
厳密には採掘した石灰石を精製していた工場です
この白石工業は現在でも炭酸カルシウムの分野で国内トップメーカー
ここで精製された炭酸カルシウムはゴム・プラスチック製品やインキ・塗料
はたまた接着剤などさまざまな工業製品として使われているようです。
ここ桑名工場は1921年(大正10年)に操業を開始し1976年(昭和51年)に操業を停止しています。
白石工業の発展を担った工場だったのでしょう。
ウンチクはもういいですか。
でも試験に出るかもしれないのでメモしててもソンはないかもですよ。
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
敷地はかなり広く、全体像がよく分かりません。
しかし目の前の巨大廃墟特有の圧倒的な威圧感を受け
私の中でアドレナリンが分泌されているのを感じつつ足を進めていきます。
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
白い四連星が現れた!
白石鉱山を象徴する巨大サイロです
もし白石鉱山のお土産品があったら
きっと、このサイロのフィギュアかキーホルダーがあることでしょう
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
操業停止から40年ちかく。崩壊が激しい箇所がある様子です
足場に気を遣いながら探索開始。
既視感 -白石鉱山-
廃墟というものに興味を持って少し調べていくと
必ずと言っていい程ぶつかる物件がいくつかあります
今回訪れたのはそういったいわゆる全国的にも超有名な物件
もし廃墟物件にランク付けがあるとしたら
知名度、規模ともにA+あるいはSクラスと言っても
おそらく過言でもない場所
Fuji S3Pro + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
―白石鉱山―
「白亜の迷宮」として名を馳せる
三重県山中にある廃鉱山。
Nikon D700 + Tamron 17-35mm F2.8-4 Di
Nikon D700 + Nikkor AF50mm F1.4D
数々の著名な廃墟クラスタがこの地を踏んでいる
Fuji S3Pro + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
初めて足を踏み入れるのに
初めての感じがしない
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
見覚えがあるのは当然の事
廃墟撮影を始めてからというもの
数えきれない程、この地の写真を目にしてきたのだからー。
しかし鳥肌が立つような感覚。肌で感じるそれは、
巨大廃墟に初めて足を踏み入れる時に感じるソレそのものだった
(続)
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