名残惜しむものたち -善光寺-
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
何やら妖しげな石碑。雰囲気ありすぎ。
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
それにしても立派な寺です。
訪れてみて予想していたより大きい事にも驚きました。
廃寺自体は探せば他にもあるのかもしれませんが
500年の歴史を持つような由緒ある寺の廃墟はそうそうないでしょう。
だからでしょうか、この廃寺は実はロケ地としても使われているらしい。
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
色も落ちていて最初は気づかなかったのですが
険しい表情の龍が見下ろしています。
Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
訪れたのは夕方でしたが木々の合間から差し込む夕陽の斜光が
雰囲気を盛り上げてくれます。
しかし森に囲まれ、昼間でも薄暗い境内です。
辺りはあっという間に暗く肌寒くなってきました。
Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
近場ならともかく、遠征時に訪れる廃墟はいつもそうですが
撮影を止めるタイミングにふと悩みます。
なぜなら、私がこの場所に足を再び運ぶ事は二度とない可能性の方が高いから。
二度と自分の目で見る事はないのかもしれないから。
私は夜の訪れを待つ廃寺を後にして
名残り惜しみながら石段を一歩づつ降りていきました。
悠久 -善光寺-
Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
この善光寺 実に由緒ある廃墟(?)なのです
というのも戦国大名小田氏に係る由緒ある寺であり、
建造されたのは今から500年ほど前と言われてます。
500年前というと室町時代。
当然、ここで紹介する廃墟案件としては最高齢でしょう
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
もともと歴史的な建造物を見るのが好きな私には
廃墟という事を差し引いても とても魅力的な建造物です。
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
どういった理由で今現在 廃寺状態になっているのか分かりませんが
少なくとも この時私がここに足を運び この寺の前に立っていたのは廃寺だったから。
そうでなければ一生見る事はなかった寺院でしょう。
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
周りには墓石やら何かの石碑(?)がひっそりと残されています。
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
悠久の時を経て 平成の世となった今
めったに人の訪れる事のない境内となっていました。
薄暗い境内 -善光寺-
今回の物件はこのブログでは始めて紹介するジャンルでしょう。
数年前、存在を知った時からかなり私も興味を惹かれ
機会があれば訪れたいと以前から思っていた物件ですが
この度、無事に念願叶って訪問する事ができました。
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
いつもと違った雰囲気と空気に
自然と厳かな気持ちが沸き上がってきた中での撮影
Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
廃寺です。
周りを森に囲まれた薄暗い境内の中に
その崩れかかった廃寺は静かに佇んでいました。
(続)
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