fc2ブログ

M2はこんなことを考えた

やあ、どうも。

今日は聖書と数字について書こうかね。

まあ、実は聖書というのはそれが編纂される以前の考え方や民話などが入り、全く持ってのオリジナルではないらしい。

文化は既存、そして周辺の文化の影響を受けて生成されていくものだと、俺は思っている。

もっといえば、キリスト教というのも、他方の様々な習慣や考え方を吸収して出来た部分が多いらしいが。


さて、聖書と数字だったな。

まあ、十二使徒
これはキリストの弟子は十二人いたという話しだったかな…

これは考えるに まず、キリストの弟子の人数が12人というのはどういうことかと思うのだ。もっと沢山いたような気もするし、大勢いる信者のうちから中堅を取り上げて12人としたとしてもこの12という数字は気になる。

1年12ヶ月、完全数6の2倍は12、、12星座
たしか古代ギリシアでは12は鉤十字のマークで表されて、これは太陽を象徴する数字だとか

まあ聞くに、この12という数字には黄道帯というのが関係しているらしい、まあこれは天文学とか占星術の話になるのだが、昔の人は太陽の運行を観察して、この黄道帯という円を半分にして、この半分というのは昼と夜の2つに分けるということなのだが、

この半円の中での太陽の動きを見て、この半円と太陽の角度の関係から算出すると、半円を6つに分けた角度で移動することが分かったようだ。図にかけばわかりやすいだろうが、すまんな。

半円が6つの部屋に分けられるのなら、円はその2倍の数となる。つまりは12そして、この12の部屋にはそれぞれの星が与えられたらしい。これが12星座というこだそうだ。

太陽の運行から発見された数字が12。故に12は太陽の象徴となったのだろう。

して、弟子の数を12とすれば、自ずとそれらの崇拝対象には神聖さが与えられるだろうと考えたのかな?



さて、12の話しはさらに発展する。

太陽の巡る半円に話しは戻るが、実はもっと細かくみると、太陽は半円に分けられた6つの部屋の中を3つの等角に分けた部屋を巡行することを当時の学者達は発見した。

これは6に分けられた部屋をさらに3つの部屋に分けたコースを通る。部屋の数は6×3で18

この半円で18部屋あるから、円にしてその2倍 36となる。

1から36までの数字を足す 1+2+3+4+5…31+32+33+34+35+36は
666 獣の数字
ちなみ 18は 6が3 6+6+6 言わずと知れた666と解釈することもできる。

12星座は 射手座、天秤座、水瓶座、乙女座を抜かせば、殆どが人間ではない動物もしくは獣
だから「獣の数字」というのは、こじつけじみているか…

ただ、何故 太陽の運行から算出された数字が悪魔呼ばわりされるのだろうか…
何がどうなったのかまでは、今のところ俺には分からない。

ちなみに人から聞いたのだが

自分の生まれた歳の西暦 例えれば1982年生まれだったとして
下2桁 この場合は82

これを2011年の年齢を足すと この場合29

82 + 29 = 111
自分の生まれた西暦と2011年の年齢でトライだ!!!!!!

ミネルヴァ・エルヴァ・14

 ほどなくして、リヴァイデの地上部隊が南ゼルバムへ続々と上陸した。

 それらの艦艇の後を追うような形でアルバート達の乗るタンカーが航行していた。

タンカー内部の格納ブロックには、限られた人間しか出入りすることが出来ず、殆どの乗組員達には、積み荷の事に関しては一切が知らされていなかった。出港して間もなくのことだった。アルバートは通りかかった食堂で、自分達は核兵器を運んでいるのではないか、という乗組員達の不安気な声を耳にした。彼らは得体の知れない何かを船底に抱え、この船始まって以来、味わったことのない不気味さを感じながら、それぞれの仕事にあたっていたようだった。

ポゼストラブ博士から乗組員達の様子を、例えどんな些細な事であっても報告するよう指示されていたアルバートは、彼にその事を報告した。

それを聞いた博士は口の片方だけを歪めて音も無く笑った。この数ヶ月でアルバートは過去に過ごした日常の中では、到底、知り得なかった多くを学んだ。その中の一つがポゼストラブの感情表現だった。

彼は問題が発生すると笑い、そして事が思った通りになると笑った。要するに感情表現の方法を一つしか持たないのだ。怒りを露わにしたり、悲しみに暮れるということがなかった。最も、悲しみというのが彼には一番似つかわしくないのだが。

笑いのみがポゼストラブの心の動きが読める唯一の表情だった。これについてはアルバートは多大なる疑問を抱いているのだが、この奇妙な学者の顔を見ると、世の中には敢えて知らなくてもいいことがあった事を思い出すのだ。

老人ホームに置き去りにされた老人の昔話のような話は語られず、陰険な過去と陰湿な理由がその口から述べられる事が安易に想像できるために、それを尋ねてみるだけの体力と精神力が湧いてこないのだ。

アルバートは定時になると、格納ブロックで積み荷の状態をチェックしていた。複数あるチェック箇所の中で、最も重要なのが容器の表面だった。これには細心の注意がはらわれた。毎回、放射線を使用したセンサーでのチェック作業を行った。

この容器の中を満たしているネガティブ・フォースが、外に漏れ出したその時は、少なくともこの船の中にいる生物は生命力を中和されて、分子構造の単純な物質となってしまう。傍目から見ればそれは死体としか写らないだろう。いや、死体と認識されればまだ幸運かもしれない。奇妙な形をした何かの物質として認識される確率の方がよほどに高いかも知れない。以前、秘密研究所の実験で、実験用マウスにネガティブ・フォースを照射したことがあった。マウスは1秒も経たぬうちにワックスで出来た作り物のように完全に物質化してしまった。

ポゼストラブの説明では、このネガティブ・フォースを使用する場合「照射」という呼び方は適当ではないとのことだった。このネガティブ・フォースというのは、いうなれば「取り除く力」もしくは「物質空間に作用するマイナス」なのだそうだ。

ある一定の物質に、例えればワックスのようになったマウスに、さらに強いネガティブ・フォースで「除去」をかけると、そのマウスの体積が縮む。

またさらに強いネガティブ・フォースで「除去」するとマウスは消え去り「無」となるが、その代わりに空間に「穴」を空ける。この「穴」に他の物質が交差すると、その交差部分は消滅するのだ。

これよりさらに強いフォースで「除去」をすると、空間に出来た「穴」は周囲の物質を引き込んで次々と「除去」する「引き込む穴」と化すのだが、この強さで「除去」をかけると、ネガティブ・フォースを発生させている装置そのものもブラックホールとなるため、地球上では未だに実験をしたことがないのだそうだ。

このネガティブ・フォースをコントロールする技術は、ミッショナリー達から伝えられたものらしい。現段階の人類の技術力では、これを実現することは不可能であった。

一度、興味からアルバートはポゼストラブにこの技術の原理について聞いたことがあったのだが、科学的な理論とはほど遠い内容であった。

ポゼストラブは「これを理解するには、概念というものに深い洞察を入れねばならない。だが、この技術は地球上に元からあったし、我々もまた意識せずにこの技術を使っていたのだ。ただ、彼らと我々では、多少その手法が違っただけに過ぎないのだ。」と言って、アルバートにマッチ箱を手渡した。

アルバートはそのマッチ箱を開いた。そこには、カエルのマスコット人形が入っていた。「このマッチ箱が君の洞察を導くであろう。しばらく、持っていることだ。」とアルバートは言われた。


海の上に出て、アルバートの心は少しだけ安堵していた。秘密研究所に来て以来、ポゼストラブの助手を務めるようになってから、ミッショナリー達と顔を合わさない日は殆ど無かった。何度見ても、中々に慣れることが出来ないでいた。未だに彼らの顔を思い描いただけで、嫌悪感と恐怖、不安感に襲われるのだ。ともすると、ポゼストラブを秘密研究所きっての変人にしてしまったのは、彼らが原因なのかも知れない。
かなりの変人だったからこそ、彼らと居られるという逆説的なパターンも考えられるが。

甲板に出ると、水平線に隔てられた空と海原にアルバートは圧迫感を感じた。この感覚は、荒野の真ん中の秘密研究所の地上階で感じたものと同じだった。地平線まで見渡せるほどの見晴らしの良さが、閉塞感となって彼に覆い被さったのだった。

その同一の感覚のためにアルバートは、どちらに居ても大した違いがないなと思った。

「どうだね?潮風は?」

その声にアルバートは振り向いた。そこには、相変わらずの笑みをたたえたポゼストラブが立っていた。

「いや、なんというか…。荒野とあまり変わらないなと思いました。」

「昔は海軍の戦闘機乗りだったとか。」

「ええ、まあ。わずかな間です。配属されてしばらくして、国防技研に転属になりまして…。」

「そうか、して…。海に懐かしさは感じないかね?」

「まあ、そうですね。懐かしいのは潮風ぐらいですね。空母に乗っていた時は、仕事が山積して忙しかったので。こうして海の上で落ち着いているのは、思えば初めてです。」

「なるほど。」といってポゼストラブは、胸ポケットから愛用のシガレットケースを取り出した。その中からタバコを取り出しながら「大統領が辞任した。」と言った。

アルバートは少し驚いた。

「では、この戦争は?」

「今のところ、中止はない。無論、我々のプロジェクトも」

「しかし、この時期に?」

「そのようだ。彼はこの重圧に耐えかねたようだ。時期候補の指名も受けないと言っていた。かねてより、彼はあの風貌とは裏腹に小心者であるという噂を聞いてはいたが、開戦してからの辞任とは…」

「また、選挙ですか」

「世間一般的にはそれをやるが、民主的な選挙というのは今となっては儀式のようなものだ。そこの州の誰がどの候補に入れたかとういことを一つ一つ全てを把握はできまい。」

「と、おっしゃいますと」

「研究開発に携わる我々の領分ではないのだが、すでに当選する候補は我々の同胞によって決められている。選挙というものは、民衆に対する民主的パフォーマンスにすぎない。そも、民衆とは無知ゆえに暴走する者が圧倒的に多い。事に適した判断からの選択などは絶望的に不可能だ。」

「な、なるほど。」

「それに付け加えて、どの候補も我々のロビーなしに当選はあり得ない。我々の要求するところを確実に実現できる者のみが、大統領の玉座に座ることが出来るのだ。」

「奴隷に玉座ですか…」

「見込んだ通りの理解力だ。」ポゼストラブはさらに口の端を引き上げて笑った。

ミネルヴァ・エルヴァ13

「あんたが、ホワイト・スネークか…」アスランは力のない声で言った。

「いやはや、まさか後ろ向きに弾丸を撃ってくるとは思わなかったよ。」東洋人は眉間にしわを寄せながら苦笑いした。

「ところで、今何時だ?…」

「時計が壊れちまってね」と言うと、包帯を巻いた右腕をアスランに見せた。

「一体、何がどうなったのか覚えてないんだよ。俺はどうなった?」

「でも、まあ脱出したから、君は今生きているのさ。」

「そりゃあ、ごもっともだな…あんたぁ、俺を撃墜したのかい?」

「ぼくも撃墜したし、君もしたって感じだね。」

「ああ、その煙に巻くような話し方なら知ってるぜ。ゼンモンドーって言うんだろ? 今は、そんな解けもしないような比喩表現ごっこに付き合っていられる元気はないぜ。もっと、わかりやすく説明してくれ」

「いや、ありのままに言っているのさ。細かく言えば」

「細かく言えば?」

「ぼくは君の後方に付いた。照準を合わせて引き金を引いたら、君は後ろ向きに機銃をぶっ放してきた。砲弾かな?君の飛行機はぼくの機銃をエンジンに喰らって墜落、ぼくは君の弾をとっさに避けたが、避け切れずに翼を片方もぎ取られた。そして僕は脱出。そして、たまたま木に引っかかって気絶していた君を見つけたのさ。丁寧に下ろすのが大変だったよ。」

「世話をかけたようだが、全く覚えてない。まあ、下ろしてくれた礼は言うよ。」アスランは胸のポケットからタバコを出した。

「まだ、本調子じゃなさそうだ。吸わないほうがいいよ。」

「吸えば、調子が良くなるのさ。」とアスランは火を付けたが、その瞬間に激しくむせた。

火を付けたばかりのタバコを地面に叩きつけ、「クソ…」と小声で言いながら咳をした。しばらして落ち着くと、辛そうな表情をしながら「ところでなんでまた、助けた?」と聞いた。

「さあ、なぜだろうな?自分でも不思議なんだよ。と、言っても木に引っかかった敵兵を見つけたのは今回が初めてだったしね。」

「殺そうとは思わなかったのか?」

「僕は兵隊だけれども、殺人狂ではないからね。」

「馬鹿馬鹿しい、戦争で律儀に道徳とやらを守る奴がいるものかよ。」

「いたんだな。これが。」

アスランはしばし黙り込んで、その東洋人の顔をじっと眺めた。

「あんた。撃墜された経験がないか?」

「良く分かったね。」

「リバース島じゃないか?」

「ご名算。何で知っているんだい?」

「俺があんたを撃墜したからさ。」東洋人はまた笑いながら、「そうか、じゃあこれで、ドローになったワケだね。」と言った。

「いや、俺の2勝1敗って所だな。あんたは、実際この通り落ちてる。」と笑みを浮かべた。

「それだけ、減らず口叩ける様子なら、大丈夫そうだね。」

「まだ、頭痛と吐き気がするぜ。ところで天照人のあんたが、どうしてヴァルツの飛行機に乗ってるんだ?」とアスランは聞いた。

天照人はため息をつくと、「そうだな…金と目的のため…だね。」と言った。

「何だそりゃ?」

「う~ん、ま、金のために出稼ぎに来た義勇兵ってなもんだよ。」

「おいおい、そういうのは傭兵って言うんだぜ。」

天昇人はモスグリーンのバッグをアスランの前に置いた。
「これは君のだろ?勝手に中身を改めさせて貰った。中に通信機があるね。スイッチを入れてみる勇気までなかったから、壊れているかどうかは確かめてないが、これで仲間に救助に来て貰うといいよ。」

「あんたは?どうするんだ?」とアスランは聞いた。

「撃墜された仲間がいるからね。君みたいに木にひっかかってるかもしれないから、探しながら基地に帰るよ。幸いぼくの無線は厳重に保護されているから故障の心配も少ないしね。最後に…」

「なんだ?」

「君の名前は?」

「俺はアスラン・エイプフィールド」

「アスラン、日の子か。エイプ(猿)フィールド(田)アスラン(彦)か…。ぼくは、白沢龍一。また、こうして話せるといいね。じゃあ、無事で。」

「お互い様だよ。」アスランは白沢がジャングルに姿を消し、しばらくしてから救援無線のスイッチを入れた。

義勇兵として北ゼルバム軍に雇われた傭兵は、彼の他にもいるだろう。場合によってはこれから、どんどん数が増えるかも知れない。

一人のパイロットを育てるには相当な時間なコストが掛かるのだ、それよりも元から腕のいいパイロットを雇い入れたほうが、ずっと安く済むこともある。北ゼルバム軍は空戦技術の未熟さを外国人部隊でカバーする方法を取ったようだ。恐らくその中には、先の大戦で行き場を失った、ベテラン・パイロット達も少なからずいるだろう。

アスランは、これから厄介な事になりそうだと思った。だが、戦争は始まったばかりだった。
プロフィール

moz84

Author:moz84
Screamerと牛頭鬼八です。岩手県に生まれ、とりあえず生きてます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR