やあ、どうも。
終戦記念日も過ぎて、9月に入ろうって時に、また新たな虐殺の発生と戦争の火種が出てきてしまったね。
まあ、シリアのことなのだけれどね。
そんでまあ、そんな日々
俺はとある言葉を久々に耳にしたような気がする
「平和ボケ」
って言葉だ。
この言葉を聞くたびに思い出すことがあるんだよ。
あれは高校生の時だった。911の事件が起きるかなり前だよ。
社会の授業だったと思う。教師が俺たちにこんな事を言った。
「平和ボケしているお前らと違って、中東にいるこの少年達は国のために戦っているんだ。」
まあ、ニュアンス的に言えば、「お国のために尽くしている少年兵の方が、平和ボケしているお前らよりもはるかに立派なのだ」
ということなのだが
俺はこのとき、紛争や兵士事情に関しては、年齢の割りには詳しい方だったせいか
「そういうことを平気で言えるあんたこそ、平和ボケしてはいまいか?」って思ったんだよ。
実をいうと、当時高校生だった俺は「平和ボケ」はある意味していなかったと思う。
時代的には未成年のナイフの所持が問題となった時期だった。ナイフこそ持ち歩かなかったものの、いつも人並み以上に警戒はしていた。まあ、具体的な部分については護身用にもなる道具を持ち歩いていた。
詳しい話はまたあとでだが
「この国を国民の暮らしよい国に変えるため、革命を起こすぞ」
と言って、俺たちにこの国で内戦でも起こしたり、隣国に攻め入ったりさせたりすることをこの教師は望んでいるだろうか? とさえ、思った。
ま、ただ ただ 生徒である俺たちの怠慢さを侮蔑したい教師の言葉に過ぎないのだが、
事情をよく知らないのに 言っていいこと と 悪いこと ってのはあるもんだと思っている。
実はこういう言葉、少年兵を闇雲に賛美したりするような言葉を聞いたのは、これが初めてではなかった。
最初に聞いたのは小学校の時だった。
まあ、往々にして こういうことを言っちゃう人ってのは昔は随分、俺の身の回りにいたような気がする。
さて、911以降、若いイスラム過激派のテロリストによる自爆テロなんかが頻発してからというもの、
「中東のお国のために銃を取る、立派な少年兵、立派な骨のあるしっかりした青年の兵士」というような言葉があまり聞かれなくなった気がする。
「少年兵は立派」と言っておきながら、「この国を変えるために革命を起こそう」とか「国を守るために俺は銃を取る」なんてことを言う奴を危険な人物とか言っちゃうんだな。
「少年兵が立派」なら「少年兵になることも立派」な筈だよな。
まあ、現に昔の日本もそうやって特攻隊に送り出した過去があるようだし。
少年兵の事情は様々なようだ。周囲の大人たちにそそのかされて戦争に志願している子もいれば、貧しさ故に入隊した子もいたり、もっと酷ければ誘拐されて無理矢理戦力とされた子もいたり
そして、無抵抗の難民の虐殺に加担したり 強姦をはたらいたり 戦車で家を吹っ飛ばしたり
軍の活動資金のために麻薬取引をしたりする場合もあるようだ 生きたまま手足を切り刻んだり
そういう悲惨な側面も知った上で、そのように「立派」と言っているのだろうか?
確かに、そういう少年兵たちは今の俺でさえも想像し得ぬ壮絶な経験をしていることだろう。
だが、どうだろうな って思うもんだよ。
まあ、映画を紹介しておこうかね。参考までに
ジョニー マッド ドッグ
映画に出ている少年兵達は実際、少年兵だった過去を持つ子たちを起用したらしい。
主役を演じたこの人は「少年兵を利用するような奴を俺は許さない」と言っていたな。
ホテル ルワンダ
まあ、少年兵が直接的に関係のある映画ではないが、ジョニー マッド ドッグは「殺す側」なのに対してこのホテル ルワンダは「殺される側」の映画ではないだろうか? 併せて見ると双方の悲惨さが分かるのではないのだろうか? まあ、ルワンダ と マッド ドッグ は国が違うのだが
まあかく言う俺も、紛争や虐殺の現実を直に目の当たりにしたことがないから、そう立派なことも言えたものではないが
想像してみるといい。
あなたの生徒なりお子さんなりが、トラックに乗せられて、遠い遠い最前線に送られていく光景を
校庭に並んだ少年 少女達が次々とトラックに乗せられていく
銃弾が飛び交う戦場に送り込まれ、後ろを向いた子供は敵前逃亡とみなされて、上官によって射殺される。
あなたのお子さんの友人が、今 たまたま後ろ振り向いただけにも関わらず、味方の上官に射殺された。
後ろを振り向くと射殺されてしまうので、とにかく前だけを向いて、前進しつづける 子供達。
そんな毎日を送って、大人顔負けの脅し文句を覚えたあなたのお子さんは、無抵抗の大人の非戦闘員に銃を向けている。
「さっさと白状しろよ!!! お前の娘、犯して殺すぞ!!!」とでも言っているのだろうか?
「あいつらは死んで当然だ!!」とか
久々にあったあなたに「俺、もう160人殺したよ。隊長が褒めてたよ。それと、捕虜は親指以外全部指は切り落としてから解放してやったよ。」
「ほら、これ この耳 全部俺が殺した奴らから切り取ってきたやつだよ。」
挙げだしたらキリがないが
「そういう世界が立派だと思っているんだろうか? この人たちは」って高校の時に思ったのさ。
終戦記念日も過ぎて、9月に入ろうって時に、また新たな虐殺の発生と戦争の火種が出てきてしまったね。
まあ、シリアのことなのだけれどね。
そんでまあ、そんな日々
俺はとある言葉を久々に耳にしたような気がする
「平和ボケ」
って言葉だ。
この言葉を聞くたびに思い出すことがあるんだよ。
あれは高校生の時だった。911の事件が起きるかなり前だよ。
社会の授業だったと思う。教師が俺たちにこんな事を言った。
「平和ボケしているお前らと違って、中東にいるこの少年達は国のために戦っているんだ。」
まあ、ニュアンス的に言えば、「お国のために尽くしている少年兵の方が、平和ボケしているお前らよりもはるかに立派なのだ」
ということなのだが
俺はこのとき、紛争や兵士事情に関しては、年齢の割りには詳しい方だったせいか
「そういうことを平気で言えるあんたこそ、平和ボケしてはいまいか?」って思ったんだよ。
実をいうと、当時高校生だった俺は「平和ボケ」はある意味していなかったと思う。
時代的には未成年のナイフの所持が問題となった時期だった。ナイフこそ持ち歩かなかったものの、いつも人並み以上に警戒はしていた。まあ、具体的な部分については護身用にもなる道具を持ち歩いていた。
詳しい話はまたあとでだが
「この国を国民の暮らしよい国に変えるため、革命を起こすぞ」
と言って、俺たちにこの国で内戦でも起こしたり、隣国に攻め入ったりさせたりすることをこの教師は望んでいるだろうか? とさえ、思った。
ま、ただ ただ 生徒である俺たちの怠慢さを侮蔑したい教師の言葉に過ぎないのだが、
事情をよく知らないのに 言っていいこと と 悪いこと ってのはあるもんだと思っている。
実はこういう言葉、少年兵を闇雲に賛美したりするような言葉を聞いたのは、これが初めてではなかった。
最初に聞いたのは小学校の時だった。
まあ、往々にして こういうことを言っちゃう人ってのは昔は随分、俺の身の回りにいたような気がする。
さて、911以降、若いイスラム過激派のテロリストによる自爆テロなんかが頻発してからというもの、
「中東のお国のために銃を取る、立派な少年兵、立派な骨のあるしっかりした青年の兵士」というような言葉があまり聞かれなくなった気がする。
「少年兵は立派」と言っておきながら、「この国を変えるために革命を起こそう」とか「国を守るために俺は銃を取る」なんてことを言う奴を危険な人物とか言っちゃうんだな。
「少年兵が立派」なら「少年兵になることも立派」な筈だよな。
まあ、現に昔の日本もそうやって特攻隊に送り出した過去があるようだし。
少年兵の事情は様々なようだ。周囲の大人たちにそそのかされて戦争に志願している子もいれば、貧しさ故に入隊した子もいたり、もっと酷ければ誘拐されて無理矢理戦力とされた子もいたり
そして、無抵抗の難民の虐殺に加担したり 強姦をはたらいたり 戦車で家を吹っ飛ばしたり
軍の活動資金のために麻薬取引をしたりする場合もあるようだ 生きたまま手足を切り刻んだり
そういう悲惨な側面も知った上で、そのように「立派」と言っているのだろうか?
確かに、そういう少年兵たちは今の俺でさえも想像し得ぬ壮絶な経験をしていることだろう。
だが、どうだろうな って思うもんだよ。
まあ、映画を紹介しておこうかね。参考までに
ジョニー マッド ドッグ
映画に出ている少年兵達は実際、少年兵だった過去を持つ子たちを起用したらしい。
主役を演じたこの人は「少年兵を利用するような奴を俺は許さない」と言っていたな。
ホテル ルワンダ
まあ、少年兵が直接的に関係のある映画ではないが、ジョニー マッド ドッグは「殺す側」なのに対してこのホテル ルワンダは「殺される側」の映画ではないだろうか? 併せて見ると双方の悲惨さが分かるのではないのだろうか? まあ、ルワンダ と マッド ドッグ は国が違うのだが
まあかく言う俺も、紛争や虐殺の現実を直に目の当たりにしたことがないから、そう立派なことも言えたものではないが
想像してみるといい。
あなたの生徒なりお子さんなりが、トラックに乗せられて、遠い遠い最前線に送られていく光景を
校庭に並んだ少年 少女達が次々とトラックに乗せられていく
銃弾が飛び交う戦場に送り込まれ、後ろを向いた子供は敵前逃亡とみなされて、上官によって射殺される。
あなたのお子さんの友人が、今 たまたま後ろ振り向いただけにも関わらず、味方の上官に射殺された。
後ろを振り向くと射殺されてしまうので、とにかく前だけを向いて、前進しつづける 子供達。
そんな毎日を送って、大人顔負けの脅し文句を覚えたあなたのお子さんは、無抵抗の大人の非戦闘員に銃を向けている。
「さっさと白状しろよ!!! お前の娘、犯して殺すぞ!!!」とでも言っているのだろうか?
「あいつらは死んで当然だ!!」とか
久々にあったあなたに「俺、もう160人殺したよ。隊長が褒めてたよ。それと、捕虜は親指以外全部指は切り落としてから解放してやったよ。」
「ほら、これ この耳 全部俺が殺した奴らから切り取ってきたやつだよ。」
挙げだしたらキリがないが
「そういう世界が立派だと思っているんだろうか? この人たちは」って高校の時に思ったのさ。