充実の彦坂
黒177はヨセの妙手だった。参考図の白1、3と取りにいく手が成立しそうだが、これは毒まんじゅうなのだ。黒6が妙手! 以下14まで次の黒イとロが見合いで白が壊滅してしまう。白7では8がいい受けのように見えるが、黒7、白11、イ、9、ハ、ニ、ホでやはりダメ詰まりだ。
彦坂はこの黒177を「全く見ていなかった」と肝を冷やしたが、2分考えて白178の正着で受けた。幸いだったのは白190が手止まりの大きな手で、1目半差で逃げ切った。
山田としては実戦では負けなので、勝負に徹するならば黒177で190に打つ。次いで白が179と打たずに他を打ったりすると、そこで177を逆転の一撃にできる可能性があった。
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