がん光免疫療法

将来、がんの8~9割の治療が可能に/確実に効果が期待できる仕組み――開発・治験の2氏に聞く

がん光免疫療法を開発した小林久隆・米国立衛生研究所(NIH)主任研究員(左)=米メリーランド州のNIHで2017年8月、永山悦子撮影
がん光免疫療法を開発した小林久隆・米国立衛生研究所(NIH)主任研究員(左)=米メリーランド州のNIHで2017年8月、永山悦子撮影

 近赤外光と新たに開発した薬剤を使ってがんを治療する「がん光免疫療法」の治験が、日本で3月に始まることになった。米国で先行して2015年に治験が始まったこの治療法は、がん細胞をピンポイントで攻撃でき、副作用が少ないうえ、対象となるがんも幅広くなる可能性があるため、国内の患者の期待は高い。この治療法を開発した米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆主任研究員、国内初の治験を実施する国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の土井俊彦副院長に、それぞれ治験や治療法への期待を聞いた。【永山悦子】

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