江戸時代に全国を歩き、日本最初の実測地図を作製した伊能忠敬(1745〜1818年)の測量を支援したのべ約1万2000人の名前がデータベース化され、開発した伊能忠敬研究会(渡辺一郎名誉代表)が15日、公開を始めた(http://www.inopedia.tokyo/database/)。子孫や資料を発掘し、伊能研究と顕彰を進める狙いだ。
測量日記28巻、のべ4600日分に書かれた人名を拾い上げた。1800(寛政12)年〜1816(文化13)年に及ぶ第1〜第9次測量が対象。北海道から九州まで各市町村別に、宿の提供者、出迎え、あいさつに来た者などの名が記載されている。同会は「測量を支援した地元旧家には、まだ未公開資料が残されているはず」と期待している。
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