【北京・西岡省二】北朝鮮は6日、朝鮮中央テレビを通じ「水爆実験に成功した」と発表した。このことに、周辺国には当惑の声が上がっている。5月の党大会に向けて、北朝鮮が国際関係改善に向けて進み出したとみられていただけに、その意図がどこにあるのか、関係当局が情報収集を急いでいる。
「なぜこのタイミングで水爆実験なのか。北朝鮮の意図が理解できない。1日の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記による新年の辞で核に言及しなかったのに」。北京の外交関係者は4回目の核実験、初の水爆実験に当惑の表情をみせた。
北朝鮮は5月に36年ぶりの朝鮮労働党大会を控える。党大会を前に、国内では経済を中心に大きな成果を上げるよう住民を鼓舞している状況だ。その前提となるのが、国際社会との協調といえる。金第1書記も1日の新年の辞で、核と経済の並進路線には言及せず、人民生活向上や南北関係改善を前面に押し出した。
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