Plankton Staff Diary

プランクトンのスタッフ日記

良いお年を~フランスより

2010å¹´12月29æ—¥ | å®‰
2010年も残すところあと僅かとなりました。
今年は早めの冬休みをいただいて、クリスマスからをフランスで過ごしています。
東京よりだいぶ寒いです。 凍った路面で転ぶこと2回。

仕事も悩みもおいといて、ぼーっと絵でも眺めるつもりが、
パリ行JAL機内オーディオにヴァルラウンが入っていたので聴いてしまい、
ホテルでテレビをつければヤエル・ナイムの新譜PVが流れ、
地下鉄に乗ればアシャやモリアーティの駅貼りポスターに遭遇する、
そんな年末になってしまいました。


アシャのポスターはコンコルド広場の階段を下りたところに。


モリアーティはモンパルナス構内の動く歩道脇に、ずらーっと。カタカナ気に入ったらしい・・・


TVで流れていたヤエル・ナイム「Go To The River」
セーヌ沿いで口ずさみましたとも。


折角なので(?)シャンゼリゼのVirginによって、アシャとヤエルの新譜が仲良く並んで視聴機に入っているのを確認。アシャのシール貼られている位置に笑う。


アフリカのコーナー、ビリリの隣でシソコ&セガールが展開されてました、なるほどなるほど。
あ、テテをチェックしてくるの忘れた・・・。

本年は皆様より格別のご愛顧を賜り、大変充実した年となりました。誠に有難く厚く御礼申し上げます。
アシャのプロモ来日、ヤエルとシソコ&セガールの新譜、春のお花見WBなどの詳細は、1月上旬のお届けとなりますので楽しみにお待ちください。
2011年も変わらぬお引立てのほど、宜しくお願い申し上げます。

それではみなさま、良いお年を~

タイトル無し/良いお年を!

2010å¹´12月28æ—¥ | ã®ã‚‚と
先日友人に誘われ、そのまた友人のアーティストのドローイング展をのぞいて来た。会場は後楽園にあるパン屋という小さい規模のものだったのだけれど、展覧会チラシの不思議な存在感のあるイラストと「泣くくらい寒い」というタイトルになんとなく惹かれたもので。

どこか国籍不明で素敵。ひねくれた所もチラリと見える、雰囲気あるその原画数点は、実際どれも小さくてちょっと驚いてしまった。ペンとインクでとっても素朴な味わい。漫画も多数描いてる方だそうで、納得。もっと色々作品を見られたら良かったな。中央線沿いにも通じるアングラな香りも持ち合わせた、京都在住のアーティスト。素敵な方でした。

作者、Missippiさんのサイトはこちら。

しっかし、そこのギャラリー/パン屋のパンは、あなどるなかれ、衝撃を受けるおいしさであったのだ。CORBというお店です。お近くに行く際はぜひお試し下さい!

それでは皆さん良いお年を!!来年もよろしくお願いいたします。

世界の車窓から

2010å¹´12月22æ—¥ | æ˜¯æ¾
先日、不肖我が27回目の生誕の儀を迎え、友人よりプレゼントを頂戴した。
つい先日DVD化されたばかりの「世界の車窓から~アイルランド編」である。
さすがアイルランドをこよなく愛する私の嗜好を誰よりも理解している友人。あっぱれな慧眼、誠に恐れ入った次第である。
しかし、そんな彼でも私がリアルタイムで「世界の車窓から~アイルランド編」を毎日欠かさず録画し続けていたことまでは思い及ばなかったようだ。

時は2010年2月18日。「世界の車窓から」がアイルランドに突入したその日より、私の右手親指は23:10にリモコンの録画ボタンを押すためだけに存在することとなる。

当時、私は毎日ほぼ23時ちょうどに最寄り駅に帰還する生活を送っていた。
最寄り駅から自宅までは徒歩約7分。
つまり、23:10に録画スイッチを押すためには僅かな時間ロスも許されないということになる。

「そんなもんはタイマーをセットしておけばいいではないか」という声が聞こえてきそうだが、私は経験上テレビ朝日の「報道ステーション」がずれ込む可能性を熟知していた。
血脇肉踊らせて帰宅し録画したビデオを再生してみたところ、古館伊知郎氏が「この先、日本はいったいどうなってしまうんでしょうか」などとのたまっていた暁にはただ泣き濡れて蟹と戯るより他になす術がなかろう。

少しでも電車が遅れたり、いつもの電車を乗り過ごそうものならば、その心に一切の余裕はなくなる。容貌も峭刻となり、肉落ち骨秀で、眼光のみ徒らに炯々として、かつて幼稚園に入園した頃の豊頬な美少年の面影は何処に求めようもない。
駅に降りた刹那、脳内には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のBGMがパーパーパ~♪と流れ、デロリアンが落雷に向って発進したときにも似た手に汗握る緊迫感のなか、自宅に向って全力疾走するのであった。

私がこの録画のために支払った代償は決して小さいものではない。
あるときは、落とした100円を諦めて振り返ることなく泣きながら走った。
あるときは、駅から自宅までの間にある公園にてひとりすすり泣く黒髪の美女を視界に捉えながらも、その傍らを猛スピードで駆け抜けた。(ちなみに録画終了後、すぐさま公園に踵を返したところ、すでに荒涼として人影なかったことは言うまでもない)

私の全力疾走を毎日訝しげに眺めていた最寄りコンビニのお姉さんはきっと

「あの人、毎日下痢してるのかしら」

と思っていたことだろう。
それだけの緊迫感をもって帰路を急ぐ20代後半の男が、息せき切らして遂行していた行為がたかだか「5分間のミニ番組の録画」であったと一体誰が想像できるだろうか。


もし仮に、当時私とまったく同じタイミングで日々録画ボタンを押し続けていた奇特な方がいらっしゃいましたとしたら、迷わず来年3月のお花見World Beatに遊びに来ることを推奨致します。
ジョン・ドイルとマイケル・マクゴールドリックという、ド級のスーパー・プレイヤーがあなたにアイルランドの空気をお届けいたしますことをお約束します。


いつも頭の中に音楽が鳴っていて、ギターを弾かないと頭が変になってしまう!

2010å¹´12月13æ—¥ | P太郎
今年の『ケルティック・クリスマス』も満員で大好評で終わりました。お越しいただきました、皆様ありがとうございました。

さて、毎年『ケルティック・クリスマス』のライン・アップを決める頃にいつも名前が挙がり、そしてミュージシャン本人から、「今年はスケジュールが空いているよ!」とか「今年は呼んでくれないの?」とか熱心にアプローチをしてくれます。ソーラス、アイリーン・アイヴァース・バンド、リズ・キャロル&ジョン・ドイルのギタリストとして来日している、ジョン・ドイルです。

彼は、僕の大のお気に入りのミュージシャンの一人。個人的には頻繁に来日して欲しいのですが、残念ながら2003年以降来日していません。恐らく、ケルト/トラッド/フォーク・シーンでは最高のギタリストでしょう。僕は、ソーラスのメンバーとして初来日したときにジョン・ドイルのギター演奏を初めて観て、カッティングの切れ味とスピード、グルーヴ感のカッコ良さにビックリした覚えがあります。アイリーン・アイヴァース・バンドで2回目の来日のときは、どこに出かけるときもギターを絶対に手放さず。コンサートがない日に夕食を食べにレストランにいったときもギターを持ってきていて、いつでも何処でもギターを弾く気満々。何故ギターを持ってきているかと訊いたら、ジョンは「いつも頭の中に音楽が鳴っていて、弾かないと頭が変になってしまう」と言っていました。そして、その夕食後に演奏して大丈夫なバーにいき、待ってました!という感じですぐにギターをケースから出してすぐに演奏し始めた事がありました。その後、ジョンの演奏に触発されたアイリーン・アイヴァースが、わざわざタクシーでホテルまで戻ってフィドルを取ってきて、セッション大会になった楽しい思い出があります。

そんな愛すべきギター野郎、ジョン・ドイルが8年ぶりに来日します。ジョンはいつも凄腕アーティストたちと一緒に来日していましたが、今回も凄腕たちと一緒です。「ジョン・マッカスカー、ジョン・ドイル&マイケル・マクゴールドリック・トリオ」というグループで来日します。このグループは本当に「ケルト音楽/トラッドのスーパー・トリオ」です。これは、ケルトのファンはマジで必見です。



ジョン・マッカスカー
スコットランドを代表するフィドラー兼、ホイッスル、アコーディオン、ブズーキなど弾きこなすマルチプレイヤー、プロデューサー、コンポーザー。ケイト・ラスビー、エディ・リーダー、クリス・ドレヴァーなどの英国シンガー・ソングライターの作品のプロデュースを手掛ける。伝統音楽の中に現代的な感性やクラシックの素養を巧みに取り入れる才能は、新世代スコティッシュ・トラッドの担い手として高く評価されている。2007年のエディ・リーダー来日公演にも同行している。

マイケル・マクゴールドリック
「マット・モロイ(チーフタンズ)以降最高アイリッシュ・フルート奏者」と評される、ケルト音楽を代表するスター・プレイヤー。英国マンチェスター出身。1996年にソロ・アルバム『モーニング・ローリー』でデビュー。多数の著名ミュージシャンからひっぱりだこの多忙な日々を送るソロ・プレイヤーとしての活動の傍ら、ルナサ、カパケリー、フルック等の実力派のトラッド・バンドでメンバーとしても活躍した。2005年に初来日。

ジョン・ドイル
現在米~アイルランドのトラッド/フォーク・シーンを代表するギタリスト。カミソリのような切れ味抜群のグルーヴ感が魅力。NYを代表する二つのケルト音楽のグループ、ソーラス、アイリーン・アイヴァース・バンドのメンバーとして活動後、数多くのアルバム、セッションに参加する超売れっ子として活躍。自身のソロ・アルバム、米を代表するフィドル奏者「リズ・キャロル」や、アイルランドの人気シンガー「カラン・ケイシー」とのデュオのアルバムをリリース。


「お花見WORLD BEAT」
3月26日(土)上野水上音楽堂(上野恩賜公園野外ステージ)
エディ・リーダー
ジョン・マッカスカー、ジョン・ドイル&マイケル・マクゴールドリック・トリオ
栗コーダーカルテット
シュローダーヘッズ
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「お花見WORLD BEAT in 名古屋」
3月28日(月)名古屋クラブクアトロ
エディ・リーダー
ジョン・マッカスカー、ジョン・ドイル&マイケル・マクゴールドリック・トリオ
+1組(アーティスト名は1月上旬発表)

「お花見WORLD BEAT in 大阪」
3月29日(水)心斎橋クラブクアトロ
エディ・リーダー
ジョン・マッカスカー、ジョン・ドイル&マイケル・マクゴールドリック・トリオ
+1組(アーティスト名は1月上旬発表)

チケット先行発売 1/12(水)プランクトン
プレイガイド発売 1/15(土)



ファミレス酒場

2010å¹´12月02æ—¥ | Pagy

 

前にも書いたが、ちょっとだけ飲んで帰りたい時に行く地元の居酒屋がいくつかある。

最近そのラインナップにまさかのジョナサンが加わった。

 

そうファミレスだ。ファミレスの居酒屋使いである。

24時間営業だし、懐具合がさびしい時たのもしい味方になってくれる。

行きつけの店も大好きなのだが、どうしてもマスターと話しをすることになる。

もちろんマスターとの会話もとても楽しいのだけれど、時には誰ともしゃべらないでいたい日もある。

そういうときファミレスは具合がいいと気がついた。

ファミレスの店員は「どうです?最近。」とか「こないだのアレ、なかなかでしたよ。」とか言わない。

ファミレスは生ビールもあるし、焼酎も日本酒もワインもウイスキーもある。

無論たかがファミレスのメニューなので、もぼろしの銘酒とか珠玉の酒肴とか気の利いたものは当然ない。

だけど別にそれでいいのだ。ちょっとだけビールを飲みたいだけなのである。

遅い時間だとすいているし、ファミレスなので酔っぱらいの騒がしい集団もいない。

店内が明るいので本を読みながら飲むのにもちょうどいい。

 

ジョナサンはサイドメニューというのがあって、小皿もの二品で500円なのだ。

たとえば、ヤリイカの唐揚げと、ほうれん草とベーコンのソテーと、生ビールをジョッキで2杯飲んでも千円台ですむ。

サイフが貧弱な時これは助かる。

時折行く地元の小料理屋は季節の工夫があり美味しくてすばらしいのだが、やや値が張る。

会社がある渋谷には立ち飲みで安くて旨い店もたくさんあるのだけれど、地元でしかも深夜だとなかなかむずかしいのだ。

ビンボくさいと笑わば笑え。

こちとら庶民だ、セレブではなくセルフで飲もう。

小料理屋もよし、ファミレスもまたよし。

自分の足で立つ寛容な大人として分け隔て無く飲みたいものである。(大げさだなあ)

 

でもお金がないんだったらまっすぐ家に帰ればいいのに、....まあね。