Plankton Staff Diary

プランクトンのスタッフ日記

ジョー・ヘンリーで感動しまくりの日々

2010å¹´01月29æ—¥ | P太郎
Bruce Cockburn/Nothing But a Burning Light(1991)
Kristin Hersh/Strange Angels(1998)
Shivaree/I Oughtta Give You a Shot in the Head for Making Me Live in This Dump(1999)
Teddy Thompson/Teddy Thompson(2000)
John Doe/Dim Stars, Bright Stars(2002)
Jimm White/Drill a Hole in That Subst... (2004)
Aimee Mann/The Forgotten Arm(2005)
Bettye LaVette/I've Got My Own Hell to Raise(2005)
Susan Tedeschi/Hope And Desire(2005)

年末から年始にかけて、持っていなかったジョー・ヘンリーのプロデュース・アルバムのCDを一気買いして、最近はジョー・ヘンリー漬けで、感動しまくり。どれも良いねえ。

初期の数枚は、煙草の煙がも~も~のハード・ボイルドなジョー・ヘンリー・サウンドが薄いものがあるが、2001年以降のソロ・アルバム、プロデュース・アルバムはどれも本当に素晴らしい。10年近く前に録られたものでも、全然古さを感じさせない音で、どれも超カッコイイ。どんな風にカッコイイかというと、ジャズ、カントリー、フォーク、ブルースなどのアメリカのルーツ・ミュージックの要素をしっかりと取り入れて混ぜ合わせて、U2『炎』『ヨショアトゥリー』やライ・クーダーの『パリ・テキサス』や最近のトム・ウェイツのサウンドにも通じる凝りに凝った残響音、奥行きがあって清涼感と影のあるアンビエント風(?)な音で、ちょっぴりアヴァンギャルドなスパイスも入っている音楽という感じ。一言で言えば、センスが良くて味わいがある最先端の「現在の大人のロック」なのです。

ちょいと良い楽曲があって、ちょいと良い感じシンガーがいても、必ずしも名盤が生まれると限らないが、そこにプロデューサー、ジョー・ヘンリーが加わると、まだやってたの!?というすっかり忘れ去られたシンガーでも、ほぼ間違いなく名盤が生まれる。と、思う。

ジョー・ヘンリー通の人が言うには、あのジョー・ヘンリー・サウンドが完成したのは、ジョー・ヘンリーの2001年のソロ・アルバム『Scar』(傑作!!)だそう。『Scar』の前のジョー・ヘンリーのソロ・アルバム『Fuse』は、ジョー・ヘンリーがセルフ・プロデュースだが、ミックスで超売れっ子のプロデューサーとして、ミュージシャンとしても活躍しているT・ボーン・バーネット(ロバート・プラント&アリソン・クラウス、エルヴィス・コステロ、オー・ブラザーのサントラ盤、矢野顕子など)とダニエル・ラノワ(ボブ・ディラン、U2、ロビー・ロバートソン、エミルー・ハリス、ピーター・ゲイブリエル)がの二人が参加している。どうやらジョーはこの二人からいろいろノウハウを学んだようで、それが次作『Scar』に活かされたとか。また『Scar』のプロデュース(ジョーとの共同)は売れっ子クレイグ・ストリート(ノラ・ジョーンズ、カサンドラ・ウィルソンな)、参加ミュージシャンはクレイグ・ストリートが連れてきた通好みのくせ者ミュージシャンたち。《T・ボーン・バーネット》《ダニエル・ラノワ》《クレイグ・ストリート》、今最高の大物プロデューサー遺伝子をしっかりと受け継ぎ、『Scar』でジョー・ヘンリー・サウンドが完成して、またジョー・ヘンリーのくせ者ミュージシャンのネットワークも完成するわけだが、これ以降のジョーのソロ・アルバム、プロデュース・アルバムはどれも本当に素晴らしい。

『Scar』直後に、ジョー・ヘンリーがプロデュースしたのは、60年代に全盛を誇った黒人ソウル・シンガー、ソロモン・バークのアルバム『Don't Give Up on Me』(2002)。これが最高!!グラミー賞最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム部門を受賞。「ソロモン・バーク!まだっやっていたの?」という感じで、友人の家でちょっとだけ聴かせてもらっただけで、すぐにその素晴らしさに泣けてくるぐらいの感動をしてしまったのを覚えているが、この頃はジョー・ヘンリーのことは全然知らなかった。
ジョー・ヘンリーのプロデュース・アルバムについては、また次回以降に書きたいと思っていますが、ジョー・ヘンリーの音楽は、最近のロックには興味がなくなってすっかり聴かなくなってしまった方に是非聴いてと思っています。

ということで、今回のジョー・ヘンリーの初来日公演は皆さん、見逃すと損しますよ!!

メロン

2010å¹´01月25æ—¥ | Pagy
この1月にめでたく成人式を迎えた我が家の長男は、小さい頃からメロンが大好きであった。
彼が幼稚園の年少時に書いた将来の夢は、なんと「メロン」だった。
これを見たとき親としてはかなりの衝撃であった。
ふつう男の子だったらサッカー選手だとか、宇宙飛行士だとか、科学者だとかだろう。
それがあろうことかメロンだ。
我が家は別に金持ちではないので、食卓にメロンがでるのはごくたまにであった。
だからこそメロンに憧れていたのであろうか。
きっと本人的には、将来は一番好きなものになるのがスジではないかと思ったのに違いない。
それにしてもメロンである。

そのあと卒園アルバムに書いた夢が「ゴジラ」になっていた。
その頃はゴジラが好きだったのだ。
家内とふたりそれを見て「おお、動くものになった」と少しだけ喜んだものだった。
他の子ははや堅実に将来を見据えて、サラリーマンだとか先生だとか医者だとか書く子もいるというのに。
そんなふうに無邪気で優しいが、ややちょっと気をもむ長男であった。

しかし子供の成長は本当に早いもので、それが今や成人式を迎えるに至ったのである。
成人式当日の朝、父親より10cm以上も背が高いスーツ姿の息子と、家の前で記念写真を撮った。
雲ひとつない快晴の空の下、太陽の光が温かくそして何だかくすぐったい。
親としては息子と過ごした20年を振り返り、そうかお前も大人になったのかと感慨深いものがあった。
もちろん嬉しくもあり、でも少しだけ寂しくもあった。

彼は今まさに青春まっただ中、勉強にアルバイトにサークルにデートにと大学生活を謳歌している。
最近はナマイキにも飲み会で朝帰りしたりもする。
そして今年の後半にはそろそろ就活も始まるようだ。
先日、「お前まだメロンになるつもり?」と聞くと、
「ああ、そうだよ」と低い声でぶっきらぼうに答えていた。
なんとか良いメロンになれるよう願う親心である。

がくっとラララ

2010å¹´01月24æ—¥ | ã®ã‚‚と
しかしブログ回ってくるのが早くなりました。カ行の次がナ行ですから、もう。

さて、渋さの舞踏中心のライブが金曜から3日連続あり、初日はP太郎、2日目は私が顔を出してきました。すごい面白い内容なのに、チラシなどからではどうもそれが伝わってない感あり、なんだか勿体無い。詳しくは以下へ。日曜が千秋楽、当日券ありますよー!

プランクトンNews&Report

渋さは人数多いから、年越しライブのときは寿司15人前くらいを差し入れても、そんなの一瞬できれいになくなり、もう爽快。
一人一つは口に入って、食べごたえのある(存在感のある)差し入れというと、けっこう考えてしまう。本当は豚汁とか冬は暖かい汁物が嬉しいけれど、それを作り運ぶのはかなりの大事なので、今日はご飯もの、おにぎりかな~と。でも買ったおにぎり一つずつもらっても、値段の割りにあまり嬉しくない・・と思い、握ってみることにした。我が家の炊飯ジャーは1回3合がマックスなので3回炊いて9合、なんとか30個いきたいところ、つい大きめに握ってしまい25個程度しか出来ず。残念ながら全員分にはやや足りなかった。(それでもみんな喜んでくれましたが。)
休日でないとなかなか出来ないことではありました。自分では味見しなかったから実際どうなのかと思うけど、欲を言えばおいしいおにぎり作りの極意は、お米の炊き加減から握り加減から、いろいろあるんだろうな。


ベラボウな太郎

2010å¹´01月22æ—¥ | é´¨æ±
関西のナイスミドルが「ばんぱく」と言えば、それはモリゾーとキッコロの「愛・地球博」ではなく1970年の「大阪万博」のことである。高度成長期が標榜する明るい未来は関西人の暦を万博前(BE)と万博後(AE)に分けるほど強力なインパクトを残した。そして万博のシンボルと言えば、太陽の塔。芸術が爆発する岡本太郎だ。

昨年『岡本太郎「太陽の塔」と最後の闘い』(著:平野暁臣)という新書が出た。
ここには以下のような驚くべき事実が書かれている。
『太陽の塔は万博のシンボルでも記念モニュメントでもなく、テーマプロデューサーとして発注を請けた太郎が、なんだか勝手に作ってしまった巨大土偶であった』
テーマというソフト面の受注を請けながら超巨大なハードを納品してしまった太郎。
科学礼賛の万博に意味不明のご神体で答えた太郎。
そして40年後、万博の跡地に残るのは太陽の塔だけだったという事実。

なんてカッコいいんだ、太郎!
真のアーティスト、太郎!
反逆の道化であり行動するインテリ、それが太郎!

揚げ足取りのショーもないニュースと終わってる未来像が蔓延する現代。
今こそ、我々には太郎精神が必要なのだ。

「日本人に今もし欠けているものがあるとすれば、ベラボウさだ。チャッカリや勤勉はもう十分なのだから、ここらで底抜けなおおらかさ、失敗したって面白いんじゃないかというくらい、スットン狂にぬけぬけした魅力を発揮してみたい。」岡本太郎

今日も太陽の塔は吹田の丘から宇宙を見渡している。



ジョー・ヘンリーが来日!!!!!

2010å¹´01月08æ—¥ | P太郎
昨年の春に開催した、歌と花見の野外音楽フェスティバル「ウォッチング・ザ・スカイ」をやります。
昨年はジェシー・ハリスがメイン・アーティストとして出演しましたが、今年は、なんと!!今を 大注目のアーティスト、ジョー・ヘンリーが出演します。

昨年の新作アルバム『ブラッド・フロム・スターズ』を出しましたが、これが本当に素晴らしいです!!
アメリカのルーツ・ミュージック(カントリー、ジャズ、フォークなど)をベースにして、現在の新しいサウンド作っていて,それがもう最高なのです。
ミュージックマガジン誌「ベスト・アルバム2009」では、3人の批評家が選ぶ年間ベスト・アルバムにロック(アメリカ)部門では見事に1位。また個人が選ぶ「ベスト・アルバム10枚」では多くの方がこのアルバムをベスト・アルバムに選んでいました。

彼はプロデューサーとしてもとても優れていて、プロデュースしたアルバムはどれも本当に素晴らしいの一言!!!
60年代に全盛期を誇った黒人のソウル・シンガー、ソロモン・バークの復活アルバム『Don't Give Up on Me』(グラミー賞受賞!!)や、ニュー・オリンズ系のアーティストを集めたアルバム『I Believe To My Soul』、ハリケーンのチャリティ・アルバム『Our New Orleans』、エルヴィス・コステロ&アラン・トゥーサンのアルバム『The River In Reverse』、アラン・トゥーサンのアルバム『The Bright Missippi』、ランブリン・ジャック・エリオット、Loudon Wainwright III、Rodney Crowell、などなど…あります(詳しくはジョー・ヘンリーのオフィシャル・サイト“http://www.joehenrylovesyoumadly.com/production/”でご参照下さい)が、
ハッキリ言って、どれも傑作です!!!!本当に素晴らしいです!!!!!
これらのプロデュース作も年間のベスト・アルバムに選ばれています。
個人的には、特にソロモン・バークの『Don't Give Up on Me』がオススメです。目頭が熱くなります!!


というぐらい、今を代表する最高のアーティストです。
是非是非、ジョー・ヘンリーにご注目を!!!!



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歌と花見の野外フェス「ウォッチング・ザ・スカイ '10」
東京・日比谷野外大音楽堂
2010/04/04(æ—¥)
ジョー・ヘンリー 他、国内外の出演者多数

詳細は近日発表
プランクトン http://plankton.co.jp/
03-34980-2881



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2010å¹´01月03æ—¥ | Pagy
新しい年になるときにいつも思うことがある。
それは大晦日から新年に変わる瞬間のことだ。
毎年帰省している実家のこたつでNHKのゆく年くる年を見る。
紅白歌合戦の喧噪から一転して、高野山や中尊寺や延暦寺などの静寂で厳かな中継映像になる。
僧侶たちの読経の息も白く、しんしんと雪が降っている。
そして除夜の鐘とともに新しい年を迎える。
するとどうだろう、年が変わった瞬間になんだか気持ちも新しくなって、空気さえも違って感じる。
同じ居間の同じ空間にいるのに、とても不思議な気がする。
時間の境界線を感じる瞬間である。
でもそのなんとも晴れやかで清々しい気分は、一年に一度しか味わえない。
この一年を無事に過ごすことができ、また一年後にも同じ晴れやかな気分を味わえますようにと心の中で祈る。


新年あけましておめでとうございます。
本年も引き続きプランクトンをよろしくお願いします。
弊社は1月6日から始動いたします。
全ての人にとってこの一年が実り多い良き年になりますように。