Plankton Staff Diary

プランクトンのスタッフ日記

コンゴとビリリ*8

2010å¹´07月29æ—¥ | é´¨æ±
ハッキリ言いますが、今年のフジロックはマッシヴ・アタックの為に開催されます。年始に出たアルバム「へリゴランド」が、太く、黒く、暗くてサイコー!デビューの頃からアナログを買い集めていた身としては、帰って来たマッシヴ・アタックって感じです。感涙です。ありがとよぉ~

そのマッシヴ・アタックの中心人物、3D殿がビリリについてこう語っています。

『これを聴く為だけでもキンシャサに行く価値がある』

おぉ、流石!解っていらっしゃる。聞く所によるとマッシヴの今作に参加したブラーのデーモン・アルバーン殿もいたくビリリを気に入ってるみたいです。(映画のエンドロールにもデーモンの名前がありました)

ということで全てを投げ打って苗場に行ってきます。
アディオ~ス!

つづく

世界一のポテトサラダ

2010å¹´07月21æ—¥ | P太郎
連休中に、某夫婦に呼ばれ、友人達の集まり、ご飯を作ることになった。

青山のとある飲み屋のごく普通のポテト・サラダが
有名グルメ雑誌で「世界一のポテトサラダ」と紹介された。
朝の番組でそのレシピ通り作っていたのを見て、これは美味いに違いないと思って、
早速、友人宅で作った。

普通の作り方とほとんど変わらないのだが、
3つほどポイントがある。

1)ジャガ芋はメークインを使用する。
2)ジャガ芋をコンソメを使用して茹でる。10分間。
3)ジャガ芋の皮を剥いて、だいたい1cm四方に角切りに切る。
  そうすると、早くゆで上がるし、コンソメの味がジャガ芋に染みこみやすい。  

この後は、普通のポテト・サラダと一緒。
ジャガ芋を粗めに潰しす。
ジャガ芋を冷めたら、キュウリとタマネギのスライス、大きめに切ったゆで卵、
油で炒めたベーコンを油と一緒にジャガ芋に入れて、
マヨネーズを適量に胡椒を入れて、混ぜる。


派手さはなくてシンプルな味だけど、メークインのしっとりした感じが絶妙!!
とても美味しかった。
友人達にも評判だった。

今後はこのレシピから自分なりにアレンジしてみようと思う。



シルバーシート

2010å¹´07月09æ—¥ | Pagy
休日、買い物に行こうと地下鉄に乗って出かけた。
車内は満席で立っている人も多く混雑していたのだが、シルバーシートの前あたりが比較的空いていたので乗客をよけながら移動してその前に立った。
すると、席に座っていた若い女性がいきなり立ち上がり「どうぞ」と言って席を譲ってくれた。
びっくりした。
僕は確かに若くはないが、決して老人ではない(筈だ)。
しかもその日は、ざっくりとしたシャツ、膝丈のカーゴパンツ、サングラスというストリートっぽい(笑)格好だったのに...。
かなりショックであったが、まあせっかくなのでありがたく座らせてもらった。

実を言うと席を譲られたのは2度目なのである。
山手線の終電近く、弊社代表川島CEOと二人で乗った時のことだ。
さすがに終電間際は混んでいて、その時もシルバーシートの前に立って二人で話しをしていた。
シルバーシートには20代らしき若いサラリーマン3人連れが座っていた。
わいわいと楽しそうに会話をしていたその3人連れは、我々に気がつくと一斉に立ち上がり「どうぞ」と言って席を譲ってくれた。
僕は驚いて「あ、いえ、結構です・・」と言いかけたら、
弊社代表は遮るようにすかさず「あら~、悪いわねえ」と言ってそそくさと座ってしまった。
さすがである。こういうところ大変尊敬している次第である。
言っておくが、弊社代表は僕より年上ではあるが、いつもバリバリにおしゃれで若々しく、決して老人には見えない(というかもちろん老人ではない)。
ということは僕のせいなのだろうか、一応僕もそれなりに気を遣ってはいるんだけどなあ...。
まあ座れたからいいか。

ところで先日飲み会の席で、"CEOとは「チョットエライオバサン」の略である"と言ったら、「何それ~!?」と怒られた。
楽しい会社なのである。

奇跡の生還

2010å¹´07月08æ—¥ | ã®ã‚‚と
数日前、失業中の友人がアルバイトに立て続けに5社落ちたと聞き、世知辛い時代と自分まで暗~い気分になったものだが、それよりも元気をもらえた出来事があったので紹介したい。

先日の映画『ベンダ・ビリリ!』音楽関係者向け試写会にはたくさんの方が来て下さり、ほぼ全ての方に、非常に良い映画だ、面白かった、という反応を頂いた。その際、久しぶりに連絡を取ったあるミュージシャンの方が、翌日、非常に素晴しいコメントを送って下さり、また会社を訪れて来てくれたので、久しぶりに色々お話しさせてもらった。

ご無沙汰している間、なんと半年ほど前に交通事故に合い、ようやく最近回復してきたそうで、試写会の時には杖をついていらした。その日も、小雨の中、リュックを背負い、杖を使って歩いて来ていた。

彼のあった事故というのは、聞けば、生還自体が奇跡の、大変なものだった。
自転車で走っていたら急に後ろからトラックが追突し、次の瞬間には全身地べたに叩き付けられ、左半身あばらが全部複雑骨折、肺に突き刺ささり、背中の肩甲骨はまっぷたつで、ICUで数週間寝たきりだったそうだ。しかし、(不幸中の)幸いにも、投げ出された時、無意識に肩で受け身を取ったおかげで頭の骨は無傷で済み、手術せずに、あばら骨も、肺も、全てが自然治癒したとの事。すごい!人体ってなんて奇跡みたいな力を秘めているのだろうか。本当に、回復して良かった。今は週に数回リハビリと針治療に励んでいるそうだ。

しかし、回復とは言え、あばらや肩甲骨はまだ無理をすると割れてしまう危険があるので、自分の楽器を持つ事が出来ない。ライブには出れない。楽器ができないから、じゃあ「歌ってみる?」と、葛藤しつつも、普段なら絶対にしない表現にチャレンジし、怪我の功名か、更に今ではギターも弾くようになった、と言う。

なんて人生ドラマティックなんだろう・・。
しかしそんな状態で、ビリリの映画を見て口に出た感想は、「自分はまだまだ甘い」だった。
いえいえ、十分にサバイバルな人生送られてますよ、とこちらは思ったが、「楽器はメーカーじゃない」「こんな風にやってる人達がいるんだから、自分なんかまだまだやれる!」という数々の名言が飛び出した。
特に印象的だったのが、「ステージで、全身を使って、全てを、惜しげも無くさらけ出して表現している彼らに対し、自分たちが表現出来ているのは、数パーセントに過ぎないんじゃないか?物質的には豊かと言いつつ、小さい色々な事に制限されて、五体満足だけれど、本当に自由じゃないのは自分たちなんじゃないか?」という問い掛けだ。非常に共感する。私も、一生で一体何回、例えば笑顔さえ、彼らの様に120%表現出来るのだろうか?とずっと考えていた。

それから、P太郎コレクションの、50~70年代の豊かななコンゴ音楽のコンピレーションの話を散々して、「ベンダ・ビリリが日本に来る前に、彼らの国の音楽を勉強しときます!」と、明るい表情で、彼は帰っていった。

この映画にすごく元気をもらったという話を聞いて、私達もとても元気をもらった。嬉しかった。
やっぱりこの映画、1人でも多くの人に、見て欲しい。

外見じゃない、内面を見よ!
合い言葉は、「ベンダ・ビリリ~!」
http://bendabilili.jp/
ベンダ・ビリリ ツイッター
ビリリ、仏番組インタビュー(音声は分かりやすい英語)

コンゴとビリリ*7

2010å¹´07月05æ—¥ | é´¨æ±
ドキュメント映画「コンゴ・リバー」  監督:ティエリー・ミシェル

コンゴ川を遡る旅はアフリカで最も魅力的な旅のひとつらしい。

艀(はしけ)のような平底船を小舟が取り囲み、町になったような船は土色の川をノロノロと遡上する。船先に立った水夫は常に棒で水深を計ってて、座礁しないように進んで行く。(トム・ソーヤの時代と同じ!)

では、流域面積世界第2位のコンゴ川とはどんな川なのか?
「コンゴ・リバー」とはどんな映画なのか?

宣伝では独裁者モブツがジャングルに作った宮殿を探すという「地獄の黙示録」的なことになってるけど、それは劇中の1エピソードでしかない。河口から源流までの旅で見えてくるのは、大河を人生になぞらえたストーリーで、ちょっと深い。(ちなみに「地獄の黙示録」のネタ本は植民地時代のコンゴ川を遡る「闇の奥」)

川の流れのように、絶え間なく人は生まれ、あっけなく死んでいく。
船上で赤ちゃんはママのおっぱいを吸い、猿は焼かれて食われる。
川縁には土左衛門が転がり、キリスト教の洗礼があり、モブツの宮殿は夢半ばでジャングルに飲み込まれようとしている。
とてつもなく無慈悲でありながら大いなる母でもある大河。
そこは凄く魅力的なんだけど、自分が行ったら即死って感じもする。それもまた良しか。

あぁ、そういえばエンディング曲「コンゴ人よ立ち上がれ」は「コンゴ~シマウマ~」って聞こえるんだ。フフフ

つづく

http://www.imageforum.co.jp/3africa/