Plankton Staff Diary

プランクトンのスタッフ日記

空耳ビリリ

2010å¹´09月28æ—¥ | Pagy
ベンダ・ビリリ・ツアーも宮城、焼津公演を大盛況で終え、明日から大阪公演である。
普段ツアーにはつかない私も、今回は字幕映写係としてツアーに同行している。
各曲のタイトルと歌詞の概要を映写しているのだが、お陰さまで評判がよいので嬉しい。
事前に全曲のイントロを譜面に起こして、この曲は5小節目からとか、この曲はサトンゲ前ドラム・フィルインからとか、タイミングをはかって出している。
CDと違って本番ではテンポが速くなっていたり、小節数が変わっていたりするのだが、ビビリながらも何とか臨機応変にやっている。

こんなふうに何回も曲を聴いていると、アフリカの言葉と日本語の発音が非常によく似ていることに驚く。
実はこの発音の相似性については以前から気がついていたし、弊社鴨汁も指摘していた。
つまり早い話、空耳である。


「モト・モインド ~黒い肌の男」 サビ後半の繰り返し部分
♪関取何言ってる
 関取何言ってるの アフリカ
 まあエエ~ まあエエ~

これなんかは、もうこれ以外には聞こえなくなってしまった。


「スタッフ・ベンダ・ビリリ」 頭ラップ後繰り返し部分
♪スタッフ・ベンダ・ビリリ イェ~!
 来よう今晩ぐれえ
 みんなこっち来さら
 並びなよ
 ヨ~ヨ~ヨ~
 ヨ~ヨ~ヨ~

まあちょっと苦しいところもあるが、並びなよ、ヨ~ヨ~ヨ~は覚えやすく秀逸である。


「トンカラ ~段ボール」 歌始まりのフレーズ
♪洗わなトンカラ・ルンペン
 洗ってやっていいぞ~
 ルンペンまだ洗わへん
 残飯は弁当箱

これは真ん中あたりはかなり苦しいけれど、残飯は弁当箱にはストリーティなリアルがある。


「ママ・アフリカ」 途中部分
♪女見るたび ママ・アフリカ
 女見るたび ママ・アフリカ

これは完全にこう歌っている。


「ポリオ」 歌い出し
♪ママ ボタンダウン マランボ

涙が出てくる歌詞なのに、ボタンダウンが妙におしゃれだ。


「アヴラマンドーレ ~誘惑」 途中部分
♪ムラムラ Night & Day

これは弊社鴨汁が言っていた。誘惑にふさわしい空耳である。


これら空耳をビリリのメンバーに歌って聞かせたら、みんな大喜びしていた。
特にロジェは、私が歌うとすぐにこの曲のこの部分だと分かった。
さすがロジェの耳は特別にいい。

こんなふうにツアーも楽しく和気藹々と始まっている。
まだまだ公演は続くのでみなさんぜひ楽しみにしていて下さい。
空耳の箇所は覚えてみんなで歌いましょう!

ベンダ・ビリリ@えずこホール

2010å¹´09月26æ—¥ | å®‰
スタッフ・ベンダ・ビリリのコンサート・ツアー初日のため
9/25は宮城えずこホールに行ってきました。



私の役目は、舞台に投影される映画の予告編や、歌詞の字幕や写真をつくること。
準備は事前にしていたものの、当日まで演奏曲目が分からなかったので、本番直前まで細かい部分を直していました。
投影のオペレートはPagyが担当してます。
いきなり予定と違う出だしだったらどうしよう!と、二人で怯えながらの初日、滞りなく投影されてまずは一安心。
宮城公演は1F満席で補助席も出ている状態で、もちろん1列目の端まで埋まっていたため、前方端の席は字幕が見えにくいかもしれないと、前日のリハーサルのときより投影のサイズを小さくしました。でもあまり小さくすると今度は後方の方が読みにくいですよね。調整が難しいところです。
今日の焼津公演の様子で、次の大阪の字幕を改良するかどうかを考えます。

コンサートが始まってからは写真担当。
以下、宮城公演の様子です。


東京でお気に入りの帽子を紛失したリッキーに、うちのスタッフが帽子をプレゼント。気に入ってもらったようで良かった。お洒落にはうるさいのです。


素晴らしい歌声と、ギターで観客を魅了したココ。中高年に人気!


テオの振り付けを、お客様みんなが真似して踊っていました。パラパラ状態というか・・・宮城のお客様は盆踊りぽかったかも?


笑顔がとっても素敵なジュナナ。全身を使って踊ります。頭を振る様がキュート。


ラップのカボセ。彼は来日直前に悪い足をさらに骨折!して、普段の移動は車イスなのですが、ステージではがんばって松葉杖で盛り上げます。


渋いベーシスト、カバリエ。後方で目立たないですが、すっごくカッコイイのです。


見よ、この木箱ドラム!モンタナはスティックをケースごと東京に忘れたことに前日気づきました。公演日に届いて良かったです。


映画の影響か、リッキーと人気を二分するロジェ。ファン・サービスもたっぷりと。

アンコールの「ポリオ」は特に感動して涙が出ました。

スタッフ・ベンダ・ビリリの元気の源

2010å¹´09月25æ—¥ | P太郎
スポーツでは、ほとんどの選手やチームがエンジンを組んで、「○○○○(チーム名や学校名)、ファイト!オー!」などのかけ声を叫んで気合いを入れて、試合や練習に臨んでいる。学生時代に体育系の部活に入っていた僕もそうしていた。苦しい辛い練習のときは一段と声が大きくなり、気合いを入れて乗り切った。苦しいときに何も声が出さないと苦しいときはただ単に苦しいだけで、声があるとチーム全体で乗り切っているように思えた。

ついに来日したスタッフ・ベンダ・ビリリも、スポーツでの「○○○○(チーム名や学校名)、ファイト!オー!」みたいなこと、「スタッフ!ベンダ・ビリリ!トレトレフォール!(内面を見よ!俺たちめちゃめちゃ強い!)」とメンバーを揃えば、挨拶代わりに毎日叫んでいる。映画の中では日常の生活で挨拶として使われていた。来日してから写真撮影のとき、ご飯を食べる前の乾杯のとき、車で移動するとき、インタビューのとき、ラジオの収録のとき、ステージ以外でもいつも叫んでいる。来日してからは、もう何回叫んでいるか数えられない。

「スタッフ!ベンダ・ビリリ!トレトレフォール!」のかけ声は、バンドのメンバー同士の挨拶でも使用しながら、自ら「俺たちめちゃめちゃ強いんだぜ!」と暗示にかけていると思う。そこから、ポジティヴな考えが生まれ、強靱な意志が作られ、彼らの元気の源になっていると思う。

ということで、スタッフ!ベンダ・ビリリのコンサートでは、観客のみんなで「スタッフ!ベンダ・ビリリ!トレトレフォール!」と叫んで下さい!きっと元気と出て、さらに楽しくなると思います。

 

「スタッフ!ベンダ・ビリリ!トレトレフォール!」

是非、日本でも仲間同士でやってみよう!

きっと生きていくための元気が湧いてくるはず!

(映像は、来日した当日に某紙のインタビュー後の撮影時の様子)
※ロジェとジュナナは睡眠中のため撮影に不参加。


ついに来日したスタッフ・ベンダ・ビリリ!

2010å¹´09月24æ—¥ | P太郎
9/22は取材日で、リッキー、モンタナ、テオ、ガボセがインタビューを受けました。
この映像はインタビューの休憩時のもので、リッキーがギターを弾きながら、全員で歌っています。
その場にいた日本人関係者は、聴き惚れてしまいました。
リッキーはステージではギターを弾きませんが、リッキーはギタリストしても素晴らしいです。


会場の忘れ物

2010å¹´09月21æ—¥ | å®‰
お財布2個、携帯5台、かばん1つ、靴2足、カギ4つ、アイポッド1台、ラジオ1台、メガネ、タオルやハンカチ・・・などなど。

以上、全て「渋さ知らズオーケストラ」9/19@日比谷野外大音楽堂公演でこちらに届けられたお客様の忘れ物です。4時間におよんだイベント、飲み・踊り、盛り上がりすぎたのでしょう。
さすがに貴重品のサイフとケータイは、公演後~翌日までに落とし主全員と連絡がつきました。
受け取りにこられた方みなさん、ちゃんと戻ってきたことを喜び/驚き/感謝されてました。
拾って届けてくださったお客様、ありがとうございます。良いオーディエンスに恵まれたイベントでした。

いくつか、まだ落とし主が判明していない物があります。お心当たりがある方はご連絡ください。
9.19実行委員会 03-3498-8423




ハラール・ハウゴー

2010å¹´09月16æ—¥ | å®‰
ハラール・ハウゴー@渋谷クラブクアトロ
昨日の公演も素晴らしかったです。



さて、ツアーの様子の早いアップデート(&予算削減)のため、ここ数年のライブ写真の多くはプランクトンのスタッフが撮っています。
昨夜のライブは、後方からPagy、前で私が撮影しておりました。
今回はあの会場には珍しく着席スタイルだったので、お客様の邪魔にならないようにと思うと中腰スタイル限定。非常に足腰にきてしまった、素人カメラマンでした。

今日、ハラールから「コンサートの写真を送ってくれ」とメールがあり、さっそくファイル送信。
ミュージシャンが楽しみにしてくれているのはもちろん、ご来場のお客様の思い出に、そしてこの公演を観たくても来れなかった方へ少しでも様子が伝わればいいなぁと願っております。

ライブ写真はこちら

運動会の出来事

2010å¹´09月08æ—¥ | Pagy
まだまだ依然として猛暑が続いてはいるけれど、もうすぐ秋の運動会シーズンである。
近所から運動会の練習らしき音が聞こえてくると、思い出すことがある。
それはまだ我が家の娘が幼稚園に通っていた頃のことだ。
もう10年も前の話である。

その日は娘が通っているR幼稚園の運動会だった。
朝早くから張り切ってレジャーシートで場所取りして、手作りのお弁当やら飲み物やらをたくさん持って出かけて行った。
朝から良く晴れた気持ちのいい日だった。
幼稚園の園庭は、大玉転がしや綱引きや徒競走で賑やかに盛り上がり、僕たちも子供の成長に胸を熱くしながら、大声で声援を送り運動会を楽しんでいた。
お昼の時間になって、娘の仲よしの友だち家族と一緒にシートに座り、おかずの交換などをしながらみんなで和気あいあいとお弁当を食べていた。

近くのシートでは娘と同じ組でK学院の子が、父親らしき人と付添いのK学院指導員の中年女性と3人で一緒にお弁当を食べていた。
K学院というのは地域にある児童養護施設で、家庭の事情で家族が養育できない子供を保護者に代わり養育する施設だ。
その子はK学院で暮らしていて、そこから毎日R幼稚園に通って来るのだった。
その子の父親はまだ年若く、金髪にピアスのヤンキー風であったが、優しそうな目をしていた。しかし母親の姿はそこには見えなかった。
きっと難しい事情があり、家族離ればなれに暮らしているのだろう。
でも運動会くらいは子供に会いたいとその父親はやって来たのだろう。
お弁当を食べ終えたその子は、お父さんが来てくれたのが嬉しいのか、友だちと一緒に楽しそうにはしゃいで園庭を走り回っていた。

そのうちその子が何かにつまずいて派手に転んでしまった。
その子は大泣きしながら、父親と付添いの女性指導員がいるシートに向かって走って来た。
父親は微笑みながら両手を大きく広げ、抱きしめようとその子を待っていた。
しゃくり上げながら一目散に走ってくる子供。

ところが、その子は父親ではなく、隣にいた女性指導員の胸に飛び込んで行った。
太陽が雲に隠れて、園庭が一瞬ひんやりと暗くなったような気がした。
その若い父親は、そのまま寂しそうな目をして、広げていた両手をゆっくりと下ろした。
運動会の喧噪の中、そこだけが時間が止まったように静寂であった。

血の繋がりとは何だろうか。
血縁という事実より、普段誰と暮らしているか、誰に世話をしてもらっているかということのほうが、幼い子供にとっては確かなものなのだろうか。
一緒に暮らしていないとはいえ、その子にとっては血の繋がった紛れもない父親であり、父親のほうも運動会にはちゃんと会いにくる情を持っている。
それでもやっぱり普段一緒に暮らしている女性指導員の胸に飛び込んでいく。
きっとその女性指導員は、その子に愛情を注いでくれているのだろう。
家族とは何か、血の繋がりとはどういうことなのか、忘れられない出来事であった。


あれから10年が過ぎた。あの親子は今どうしているだろう。
厳しい実社会の現実の中、もしかしたら順風な人生とはいかないのかもしれない。
そしてその子の両親の生き方もまた、厳しく問われるのであろう。
痛ましい虐待事件が続くなど、殺伐とした時代と社会である。
それでもなお、あの親子に幸あれと、祈るばかりである。

見た目じゃない、中の精神を見よ!

2010å¹´09月06æ—¥ | ã®ã‚‚と
仕事帰りに空腹を覚え、ひさびさ近所の飲屋街に足を運んだある夜のこと。
深夜でも食べ物メニュー充実の行きつけの店が休みだったので、数度入った事のある別の店へ向かった。
入店したらお客はカウンターに1人だったが、まもなく1人、また1人とやって来た。
自分の右側には、顔見知りのキュートな会社員の彼が座った。仕事はバリバリ、でもピアノでは全国コンクールに出る腕前。次の発表会が3日後に迫っているにも関わらず、繁忙期で残業2週間で100時間という時間の無さから、練習不足で曲が弾けてない事を嘆いていた。見た目はやや童顔の30すぎの男なのだが、口を開くと、ついおかまと分かってしまうキャラ。あけっぴろげで好きな事を言っている様に見えるけど、実は周りに気遣い屋さん、のとてもかわいい人である。

そんな彼がオープンに話し始めたので、余計なお世話とは思いつつ「知らない人におかまってバレると、ヘンな人って誤解されない?大丈夫?」と周りを気にする私。だって、最初にいたお客は帰っちゃったけど、一席あけて左隣には、1人の男性客が沈黙しているのだ。こんな時間に仕事帰りらしい。
私は、常連による内輪受けで完結する雰囲気がどうも苦手なので、一応気遣って「よくいらっしゃるんですか」「ここは深夜でも美味しいごはんがあって嬉しいですよね」などとつまらない事を話し掛ける。

そして反対側の席では、iphoneにある恋人探しアプリの活用話などに話題は進行し、ますます1人で気を揉む。うーむ、そんな全開でしゃべってるとバレちゃうよー、大丈夫?と。

しかし、ある時その彼が、「○○くんみたいに普通の男に見えるタイプもいるよね~」と左側の一人客に話題を振った。

え、そうなの?
確かにその人は普通のサラリーマン的風体、どちらかと言えばイケメンの部類かもしれない。

その人が帰った後、今度は3人連れの男性客が入店。
一見普通のイケメンのサラリーマン、なんとなく韓国人俳優風の20代前半、同じく笑顔が明るいはつらつ20代。でも話してる内容はかしまし娘の様にキャピキャピでカワイイ。どう考えてもおかまだ。

翌日、知り合いに聞いたら、その系ではたいそう有名な店ということだった。知らずにいたのは私だけ。
どうりで女性客が少ない訳だ・・

でも彼らはたいがいオープンで辛口でも正直者で、表面だけ当たり障り無くこなし中身が悪人!の人(性別問わず)より、私は大変好きなのである。
結局、人は中身(パーソナリティ)。

見た目じゃない、中身を見よ!
合い言葉は、「ベンダ・ビリリ~!」
いよいよ今週末渋谷イメージフォーラムで公開です。

チケット発売

2010å¹´09月05æ—¥ | å®‰
9/1に「ケルティック・クリスマス」のチケット先行発売がはじまりました。
おかげさまで大人気!
予想を超えた予約数に、入力作業やチケットの引き上げ(プレイガイドに委託するつもりだった分をプランクトン用に振替えすること)に追われ、嬉しい悲鳴を上げております。
座席表を購入済みのバツ印で埋めていくのは快感です

備考欄に書かれた皆様のメッセージを読むのも、チケット担当の楽しみのひとつ。
「毎年楽しみにしてます」これと、今年も楽しみにしてます、は多くいただきます。ありがたいです
「ルナサだ!嬉しい!」ラウー・バージョンもあり
「どうか良い席になりますように」前方中央をお渡しできるのは数十名様。こればっかりは運なんですよね~
「人数が多いので2~3列に分かれてもいいです」8枚以上はこう言っていただけると助かります
「ホイッスルってサンバで使う笛ですか?」いいえ、アイルランドの縦笛のことです。ほとんどの方はティン・ホイッスルをお持ちになるかと
「プレゼントなのでラッピングできますか?」すみません、できません
「チケット発送の頃はアイルランド旅行しているので、X日以降に送ってください」・・・う、うらやましい~

そして毎年人気の楽器ワークショップ。
「ホイッスル」は早々に締め切りとなりました。
「フィドル」も定員残り僅かです。お早めにご予約ください!

http://plankton.co.jp/xmas10/

コンゴとビリリ*9

2010å¹´09月01æ—¥ | é´¨æ±
夏休みも終わり、ブルーなキッズも多いと思いますが、少年の夏といえば冒険です。「冒険者たち」というアラン・ドロン主演の男泣き映画で過ぎ去った夏(というより青春だけど)の感傷に浸りましょう。



この映画は「美女」「飛行機」「レーシング・カー」「ギャンブル」「銃撃戦」「友情」などなど男の夢の全てがあると言っても過言ではない漫画のような傑作ですが、主人公の3人が「宝探し」に出かける海がコンゴのキブジという所なのです。紺碧の海に白いヨットが映える光景は美しくも眩しいのですが、コンゴの風景は海辺の市場が映るぐらい。それも実際の撮影は地中海だったそうなので、コンゴは全く映っていない可能性大。なんだそりゃ。

でも映画は傑作なので是非に。

つづく