Plankton Staff Diary

プランクトンのスタッフ日記

雲霧仁左衛門

2010å¹´04月27æ—¥ | P太郎
雲霧仁左衛門

つい先日、池波正太郎の原作の小説が1995年にテレビ・ドラマ化された時代劇『雲霧仁左衛門』をDVDで全8巻を観た。この原作は過去に映画化され、また何度もドラマ化されている。雲霧仁左衛門は、江戸中期の享保(1716-1736)頃の活動した大盗賊であり、講釈・大岡政談で有名だそうで、江戸末期から明治期にかけては歌舞伎の題材にもなったそう。他のテレビの時代劇ドラマ「炎の奉行 大岡越前守」「徳川風雲録 御三家の野望」「暴れん坊将軍IXシリーズ」「徳川風雲録 八代将軍吉宗」には悪役で出てきている。実在したかどうかは疑わしいとのこと。

それはさておき、10年以上の前に小説を読んだのだが、これが本当に面白かった。今のような通信手段もなく、また時計も持っていないような江戸時代で、その時代のゆったりた時間経過の中で繰り広げられる盗賊一味と火付盗賊改方駆け引きがリアルでありスリリングであり、一気に読んでしまった記憶がある。

さて、このテレビ・ドラマ(1995年)版。原作が面白くても、ドラマ化されると詰まらなくなってしまったものは数多く見てきたが、これは原作の世界を損なわない素晴らしさ!面白かった!これはテレビ時代劇の最高峰だと思う。1時間番組の枠で作られ1話完結になっているのだが、原作を知らない僕でも先が読めない展開で、お決まりの展開のワンパターンな時代劇ではない。演出も素晴らしく、キャスティング、出演している俳優陣(山崎努、石橋蓮司、池上季実子、不破万作、増田恵子、平泉成、本田博太郎、六平直政、中村敦夫、丹波哲郎たち)の演技も見事。特に盗賊のナンバー2を石橋蓮司があんなにカッコ良かったとは思わなかった。

この『雲霧仁左衛門』の制作陣はおそらく、同じ池波正太郎原作『鬼平犯科帳』『剣客商売』をテレビ・ドラマ化しているスタッフと一緒だと思う。この2つテレビ・ドラマも、原作の魅力を損なわず丁寧な作りで素晴らしい出来。この制作陣に拍手を!!

女子高生

2010å¹´04月23æ—¥ | Pagy
家に女子高生が泊まりにきた。
いや、へんな意味ではもちろんない。
我が家の娘の友だち3人がお泊まりに来たのだ。

夜、みんなで一緒にテーブルを囲み、ホットプレートでお好み焼きを作って食べた。
女子高生たちは、誰かが何かを言ってはキャハハハと笑いころげ、また別の子の話に「うっそ~っ」と全員でユニゾンする。
ほんとうに箸が転んだだけで爆笑していた。
その賑やかなこと。
僕も家内も、ほとんど口をはさめず目が点であった。
ちょうど夕食時に帰ってきた二十歳の長男も食卓に参加したのだが、さすがに長男も「家なのにアウェイだ....」とぼそっと言っていた。
きっとAKB48とかの楽屋もこんな感じなのではないか。
早口でしゃべり、話題がめまぐるしく変わり、会話のテンポが猛烈に速い。
自分たちだけに通じるようなフレーズを頻繁に駆使して、会話のグルーヴを作っている。
それにしても、彼女たちの会話の半分も理解できなかった。
聞き取れる単語をつなぎ合わせてやっと理解する、というか想像する感じだ。
なんだか外国の家庭にホームステイを始めたばかりの留学生みたいな気分だった。

いやはや本物の女子高生たちはすごい。
生き物としての生命力に満ち溢れている。
新緑に若芽がいっせいに芽吹いてくるような、宇宙パワーの塊である。
すごいなどという凡庸な表現しか浮かばないほど、すごかった。
たぶん最近は男子よりも女子高生のほうが圧倒的なのではないか。

混乱の欧州から昨日無事帰還した野本(お疲れさま)を筆頭に弊社の女子たちも、ティーンエイジャーの頃はこんな感じだったのだろうか?
(imawamouobasankasiteirukeredo.......suimasen...)

しかし我が娘よ、たまには楽しくていいかもしれんが、たびたびは勘弁しておくれ。


ビリリ、フランス公演の様子

2010å¹´04月22æ—¥ | ã®ã‚‚と
ついさきほどフランスから無事帰国出来ました、野本です。昨夜の便、出発4時間前に席をもらえる事が分かり、大急ぎで重要ミーティングを終わらせ、荷物をとにかく詰め込んで、なんとか飛行機に乗る事が出来ました。フライトでは通常のサービスが出来ないと言われつつも、とにかく帰国出来る事自体が有り難い事なので、もう十分です。多分、便に乗っていた日本人全員が同じ気持ちだったのではないでしょうか。毎日帰国便の事を気にし、航空会社に連絡し、合間にすべき仕事をセッティングし、こなすのはかなりしんどいものです。

私の方が、15日に帰国予定だったはずなのにもう1週間もロンドンに足止めされているMusic Plantの野崎さんよりも先に帰ってこれてしまい、なんだか申し訳無い気持ちです。野崎さんも、今夜の便が取れたとさっき知らせがあったので、本当にちゃんと乗れますように!

さて、ビリリにはフランス、ブールジュとパリで公演を見、会って来ました。その時の様子をビリリのブログの方に書いてますので、そちらをご覧下さい。今日は渋さのライブ@クアトロで、気持ちは行くつもりでいたのですが、戻った途端に疲れがドっと・・余力無く、ごめんなさい、これで帰らせていただきます・・・

スタッフ・ベンダ・ビリリ準備日記

コンゴとビリリ*4

2010å¹´04月21æ—¥ | é´¨æ±
今秋日本でも公開予定のドキュメント映画「ベンダ・ビリリ!」がカンヌ国際映画祭<監督週間>に正式出品作品として決定しました!!!
今、ビリリはパリにいるので、この知らせに全員シビれ切っていることでしょう。

そもそもビリリの出自を考えると、キンシャサで別の映画を撮っていた監督(フローラン・ドラテュライ&ルノー・バレ)が、路上でビリリに出会い、そこからコノノNo.1のプロデューサーでもあるヴィンセント・ケニスに繋がり、レコーディングが出来たという経緯があります。いわばこの映画なくして彼らのデビューは無かったわけです。

その映画がカンヌで上映され、バンドはワールドミュージックで最も栄誉ある賞WOMEX 09 Award for Artistsも受賞とは、まさに「もう一つのキンシャサの奇跡」、いや「もう二つ、三つのキンシャサの奇跡」と言っても過言ではありません。ストーンズと一緒に紹介されてるし!

ちなみに鴨汁はカンヌに行ったことがあるのですが、ひなびた海岸が熱海みたいな所でした。

つづく



アースディ

2010å¹´04月18æ—¥ | å®‰
アースディのプランクトン・ブースはおかげさまで大盛況でした。
スタッフ・ベンダ・ビリリがエンドレスで流れる中、踊りながらチラシを配るあやしい私たちに
話しかけてくださった勇気ある皆様、ありがとうございました。

前日に刷り上がったばかりのチラシ


ところでアイスランドの火山噴火でヨーロッパ中の空港が閉鎖していますが、
いつ再開されるのでしょう・・・心配です。
Music Plantの野崎さんがイギリスから帰ってこれなくなってます。
うちのスタッフも一人、いまフランスに出張中なのですが
彼女は予定通り帰国できるのかな(4/21帰国の便)。
一日も早くおさまってくれることを祈るばかりです。

ビリリ来日に備えて。

2010å¹´04月08æ—¥ | P太郎
ビリリに備えて

ジョー・ヘンリーの公演も終わり、昨年末からずっとジョー・ヘンリーものばかり聴いていましたが、ようやくそれも落ち着きました。

さあ次は、スタッフ・ベンダ・ビリリだ!
ということで、ビリリの来日に備えてということでもないですが、かなり前からコンゴの音楽のCDにハマってしまいよく聴いています。ちょっと聴く限りだとキューバ/ラテン音楽の感じで、これが実に濃厚で豊潤で素晴らしい。

コンゴ音楽の全盛期というのが、フランコというアーティストが出現した50年代後半以降だそうで、そのフランコの音源や、1957年~1967年のコンゴ音楽のアーティストが収録されている『AFRICAN PEALS :CONGO ~RUMBA ON THE RIVER』というコンピCDをずっと愛聴しています。



最近、その続編『AFRICAN PEALS :CONGO 70 ~RUMBA ROCK』、『AFRICAN PEALS :CONGO ~ PONT SUR LE CONGO』や、フランコのCDも買って、最近社内のオーディオはず~っとコンゴ音楽ばかりがかかっています。ユルそうな感じだけどグルーヴが気持ち良くて、最高です。

社内のオーディオのスピーカーの前に机があるレゲエ大好きなビリリ担当の鴨汁君が、コンゴ音楽がかかる度にユル~いグルーヴの直撃を受けて、よく「仕事する気力が失せる」と漏らしていますが、コンゴ音楽がすっかり好きになっていまい、ビリ担の鴨汁君はビリリの来日に備えてかどうかは知りませんが、先日ネットで『ルーツ・オブ・ルンバ・ロック~コンゴ・クラシックス1953-1955』というコンピCDを買おうとしていました。注文確定をクリックする直前で、そのCDがプランクトンで出ているというのを知って、注文を止めました。

ところで、『ルーツ・オブ・ルンバ・ロック~コンゴ・クラシックス1953-1955』は、コンゴ音楽の名コンピして評判のCDです。『AFRICAN PEALS :CONGO ~RUMBA ON THE RIVER』の音源は1957年~1967年のもの。セットで聴くとコンゴ音楽の変遷を聴くことが出来て良いと思います。
今年は、スタッフ・ベンダ・ビリリが来日して盛り上がりますよ!!
スタッフ・ベンダ・ビリリと一緒に是非コンゴ音楽お聴き下さい!!