環境
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人工干潟に「戻ってきた」生き物たち 神戸「あつ浜」、元は運河
2026/5/13 09:45 922文字工場などに囲まれた運河に6年前につくられた小さな人工干潟に生き物が戻りつつある。神戸市兵庫区にある「あつまれ生き物の浜(あつ浜)」。周辺では干潟ができる前からアコヤ貝養殖による水質浄化や魚介類が産卵するアマモの育成が進められてきた。市は今年度、環境学習施設を整備して、子どもたちが自然と触れ合う場に
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「伐採しても著しい被害生じず」 神宮外苑再開発巡り 東京地裁
2026/5/12 20:32 491文字東京・明治神宮外苑の再開発事業を巡り、新宿区が大量の樹木の伐採を許可したのは違法だとして、周辺住民ら82人が区に許可の取り消しなどを求めた訴訟の判決で、東京地裁は12日、訴えを退けた。岡田幸人裁判長は「伐採しても住民の生活環境に著しい被害は生じない」と判断した。 再開発事業は、老朽化した神宮球場と
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石原環境相の釈明に反発 水俣病患者ら「本質がずれている」
2026/5/12 19:50 185文字石原宏高環境相が12日の閣議後記者会見で、胎児性水俣病患者の金子雄二さんへ謝罪の意向を示さなかったことに対し、患者・支援者団体は同日、熊本県水俣市内で緊急の記者会見を開き、反発した。 メンバーらは「第一に求めているのは患者を見下したような発言の撤回と謝罪だ。『言葉足らず』との釈明は本質がずれている
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石原環境相「言葉足らずだった」 水俣病患者らの抗議受け釈明
2026/5/12 11:40 548文字水俣病患者から上がった福祉サービス利用の要望に対して石原宏高環境相が協力姿勢を一転させたとして患者・支援者団体が抗議していた問題で、石原氏は12日の閣議後記者会見で「言葉足らずだった」と釈明した。福祉サービスは自治体の判断によるもので「(熊本県)水俣市長には意向を伝えていた」と説明した。 石原氏は
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宇宙からのちり、急増の時期を発見 カナダの巨大隕石と関係か
2026/5/11 18:57 761文字宇宙から地球に降り注いでいる微小なちり「宇宙塵(じん)」が、2億年以上前に急激に増加した時期があることが明らかになった。同じ時期に現在のカナダに巨大な隕石(いんせき)が衝突しており、関連している可能性があるという。九州大と東京大の研究チームが11日、日本学士院紀要に発表した。 宇宙塵は宇宙空間をた
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北海道・釧路のツルセンターでタンチョウのひな誕生 4年ぶり
2026/5/11 07:15 339文字北海道釧路市の阿寒国際ツルセンターで、国の特別天然記念物タンチョウのひなが4年ぶりに生まれた。ぷくぷくとしたかわいらしい姿で訪れる人たちを楽しませている。 市丹頂鶴自然公園のつがいが抱卵を放棄したことから、センターのアサヒ(雄)とソラ(雌)が4月29日から代わりに温め、今月3日にふ化した。このペア
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南極条約会議、32年ぶり日本開催 広島で11日から
2026/5/8 12:12 498文字南極の観光客急増や絶滅危惧種のコウテイペンギン保護などを話し合う「南極条約協議国会議」が11日から広島市で開かれる。日本開催は32年ぶり。米中露など50カ国近くが参加し、日本が南極での国際協調や平和利用でリーダーシップを発揮できるかが焦点となる。 日本は1959年に12カ国で採択した南極条約の当初
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続・地球の肺を守ろう(12)森を守る時代に転換=大仲幸作
2026/5/5 08:00 2490文字「もう木を切ることはやめたんだ」。コンゴ民主共和国有数の木材会社を訪問した際、経営者の一人は私にそう告げました。「木を切るのをやめたって?」。驚いて問いただす私に、「これからは森を守る時代だ!」。彼はそう続けました。 コンゴ民主共和国はアフリカ最大の森林国です。そしてコンゴ政府は、国が所有するこの
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癒やし旅
赤い海と波打つ砂紋 潮流と風が生み出す絶景 熊本・宇土
2026/5/4 13:35動画あり 827文字九州4県に面する有明海は日本一の干満差がある内海だ。外海の東シナ海に押された海水は細長い湾の中で増幅し、最大で6メートルの潮差を生み出す。干潮時、遠浅の海からは広大な干潟が現れる。 熊本県宇土市の御輿来(おこしき)海岸では潮流と風、砂干潟が絶景を生み出す。あかね色に染まる海が浮かび上がらせる砂紋は
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ノグチゲラ 鳴き声響く「やんばるの森」 沖縄本島北部
2026/5/4 11:00 360文字「キッ、キッ」。森の中から国の特別天然記念物、ノグチゲラの鳴き声が聞こえてきた。目をこらすと木々の間をつがいが寄り添うように飛び回っていた。 亜熱帯の豊かな山林が広がる沖縄本島北部の「やんばるの森」では、多様な希少生物が独自の生態系を築く。今年は国立公園に指定されてから10年、世界自然遺産「奄美大
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世界自然遺産登録5年 希少動物に迫るロードキル 奄美・沖縄
2026/5/4 11:00 1130文字4月下旬、鹿児島県の奄美大島の最高峰・湯湾岳(694メートル)周辺の路上で、国指定特別天然記念物のアマミノクロウサギが姿を現した。じっととどまり、こちらの様子をうかがう姿がヘッドライトに浮かぶ。1分ほどたつとゆっくりと動き出し、闇夜へと消えていった。 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世
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公害克服、技術の発展…「東洋のマチュピチュ」に見る先人の英知
2026/5/3 19:00 1971文字日本を代表する銅山の一つ、愛媛県新居浜市の別子(べっし)銅山。1973年に閉山し、今は標高1300メートルほどの山林から瀬戸内海に至る範囲に多くの構造物を残す。中でも20世紀初めに約5000人もの労働者らでにぎわった東平(とうなる)ゾーンは「東洋のマチュピチュ」とも称される人気観光地だ。石造りの巨
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テラ・クライシス
「トランプ氏は敗北の大統領」 エマニュエル・トッド氏が見る世界
2026/5/3 15:00インタビュー 3045文字国連気候変動枠組み条約を含む多数の国際枠組みや国連機関からの脱退表明など、トランプ米政権の露骨な国益追求の動きとともに2026年はスタートした。 国際協調が色あせる中、人類は地球規模の危機にどう対処したらいいのか。今後の国際秩序はどうなるのか。フランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッド氏に尋ねた
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石原環境相、水俣病患者に協力姿勢から一転難色 支援者ら反発
2026/5/2 16:15 790文字水俣病の患者・被害者と面会や懇談をした石原宏高環境相が、胎児性患者が要望した福祉サービス利用について協力的な姿勢を見せながら、1日夕に熊本県水俣市で開いた記者会見で一転して難色を示し、「(本人が)目の前でいらっしゃったので、そういう発言をした」と述べた。支援団体はうわべだけの対応だったと反発してい
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「できる限りの手打つべきだ」水俣病 行政責任認めた判断の核心
2026/5/2 14:00 1888文字後手後手行政を断罪――。2001年4月27日の毎日新聞夕刊(大阪本社版)は判決をこんな見出しで伝えた。「公害の原点」とされる水俣病を巡り、関西に住む未認定患者らが起こした訴訟で、大阪高裁は被害を防がなかった国と熊本県の行政責任を高裁として初めて認めた。「国と県はできる限りの手を打つべきだった」。あ
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金高騰の陰で広がる水銀汚染リスク 消費者も問われる水俣の教訓
2026/5/2 05:30深掘り 1479文字公式確認から70年を経てなお人々を苦しめる水俣病の苦い経験は、水銀による健康被害や環境汚染を防ぐ国連の「水銀に関する水俣条約」につながった。 「水俣病の問題が長い間解決しない状況で、世界で同じ失敗を繰り返してはいけない。その思いが反映された」。交渉官として条約作りに関わった元環境省水・大気環境局長
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水俣病に因縁深い環境相だが 被害者「政治判断」要求も明言避け
2026/5/1 20:54 941文字石原宏高環境相は4月30日と5月1日、熊本県水俣市で水俣病の患者・被害者団体と懇談した。しかし両者の溝は深かった。患者への補償に向けて「狭き門」となっている患者認定基準の見直しを求められても、環境相から前向きな発言はなかった。「70年の今、大臣の政治判断が求められるんですよ」。父や兄に続き環境行政
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チッソ社長「あえて少し減らした」 あいさつの「水俣病」の表現
2026/5/1 20:15 516文字熊本県水俣市で営まれた水俣病犠牲者慰霊式に参列したチッソの山田敬三社長は1日の式典終了後、報道陣の取材に応じ、式典で読み上げた今年の「祈りの言葉」について、「水俣病」という病名の表現を例年よりも「あえて少し減らした」と説明した。 山田氏は、前回2025年の祈りの言葉で「水俣病の反省に立ち」などと計
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同じ過ち、もう二度と 水俣病公式確認70年 慰霊式780人参列
2026/5/1 18:06 457文字高度成長下に未曽有の健康被害を引き起こし「公害の原点」といわれる水俣病は、1日で1956年の公式確認から70年となり、熊本県水俣市で、市など主催の犠牲者慰霊式が営まれた。 市民ら約780人が参列し、鐘の音とともに黙とうした後、慰霊碑前に花を手向けた。患者・遺族を代表し、水俣病資料館語り部の会会長、
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忘れない、正義が日の目を見た日…水俣病患者の闘いに寄り添って
2026/5/1 11:00 1957文字4月下旬。環境市民団体代表のアイリーン・美緒子・スミスさん(75)は、水俣病の患者認定を求めて訴訟を闘う原告たちを支援するため、熊本県水俣市を訪れていた。この日インスタグラムで配信した動画には、水俣の景色を添えた。 「後ろに見えるのは水俣湾です」 この街に寄り添い続けてもう半世紀超になる。 東京で
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