歴史考証イラスト第一人者、ラフ画を残し急死 AI駆使で「復元」
戦国時代末期、豊臣秀吉から讃岐国(香川県)を与えられた家臣、生駒親正が築いた引田城(香川県東かがわ市)の復元イラストが完成した。同市が最初に依頼した歴史考証イラストの第一人者がラフスケッチまで描いた段階で急死。その後を託されたウェブ解析士マスターの八木暁史さん(41)=同市在住=が生成人工知能(AI)を駆使して、カラーで鮮明によみがえらせた。
イラストとラフスケッチは2027年3月末まで同市歴史民俗資料館で展示される。
引田城跡は徳島県境の香川県東端にあり、播磨灘の要衝だった引田港の北側に岬のように突き出した城山(標高82メートル)の山上に広がる。生駒親正は1587年に讃岐に入り、引田城のほか、高松城、丸亀城を築いた。引田城は江戸時代初期に廃城になったとされる。
引田城跡には尾根を削って本丸、北二の丸、貯水池などが計画的に配置されている。自然石の野面積みの石垣が今も約100カ所に残っており、総延長は約600メートルに及ぶ。軍事・経済拠点として当時の支配体制を知る上で貴重な山城と評価され、2020年に国の史跡に指定された。
同市教委生涯学習課は史跡指定を受けて、これまでの研究成果を踏まえた城郭の全容をイラストを通して広く知ってもらおうと、24年に歴史考証イラストレーターの香川元太郎さんに制作を依頼した。…
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