白川日銀の包括緩和、経済「十分刺激できず」 円高に悩む
白川日銀の包括緩和、経済「十分刺激できず」 円高に悩む
日銀は白川方明氏が総裁だった2010年10月、「包括的な金融緩和政策」を導入し、長期国債や上場投資信託(ETF)といったリスク性資産の購入に踏み切った。当時は米欧中銀の強力な緩和策を背景とする円高に悩まされ、東日本大震災で経済は甚大な打撃を受けた。日銀は多角的レビューで「2000年代と比べて強力な金融緩和を推進したが、十分に経済・物価を刺激することができなかった」と当時を総括する。
「長期国債の…