関西広域連合、連合長に滋賀・三日月知事を再任 2期目
関西広域連合は21日、大阪市内で会合を開き、連合長に滋賀県の三日月大造知事を再任した。任期は12月4日から2年間で、2期目となる。三日月氏は「来年は2025年国際博覧会(大阪・関西万博)が開催され、阪神大震災から30年の節目。さらに広域自治を深化させる」と語った。また、同氏は副連合長を現行の1人から3人に増やしたいとの考えを示した。
副連合長は現在、京都府の西脇隆俊知事が務めており、21日に続投が決まった。副連合長を3人にするには規約改正が必要。今後、連合内で協議するなどし、最短で25年夏ごろの実現を目指す。
副連合長の増員について三日月氏は「今、関西は非常に大事な時期にある。さらに強力にけん引するため、(連合に参加する)政令指定都市の市長にも一翼を担ってもらいたい」と述べた。
関西広域連合は10年に発足した。関西2府4県や鳥取、徳島の両県、大阪市などで構成する。防災や観光・産業の振興などの広域施策で連携し、分権型社会の実現などを目指している。三日月氏は連合長として3人目で、22年に就任した。