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近江鉄道、「上下分離」スタート ICカード導入へ

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滋賀県東部を走る近江鉄道(彦根市)は1日、上下分離方式に移行した。車両や線路などの設備(下部)は県と沿線10市町でつくる近江鉄道線管理機構(同市)に譲渡し、運行(上部)に専念する。2025年秋をメドにJR西日本の交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」に参加し、利用者増を目指す。機構によると、第三セクターを経ない民間鉄道会社の上下分離は初めてで、鉄道再生の新たなモデルの一つになる。

近江鉄道は西武グループの一員で、総延長は59.5キロメートル。1日には全33駅のうち10駅で「〝新生〟近江鉄道、始動。」と書かれたクリアファイルとチラシを配布した。

本社に近い彦根駅に立った飯田則昭社長は「今日からかわります」と言いながら利用者一人ひとりにあいさつ。その後の記者会見では、イコカ導入を引き合いに出しながら「より便利に利用してもらうように(努力)する」と強調した。

利用者減で鉄道部門の不振が続いていた近江鉄道は16年、県に支援を要請した。同社のほか県と沿線10市町などで構成する法定協議会は20年、「公有民営方式」による上下分離への移行で合意した。保全コストなどは今後、機構が負担する。近江鉄道は利益を利用者サービスの拡充にあて、余剰の資金は機構に納める。

近江鉄道は彦根駅を含む4駅でJRと接続するが、ICカードが使えないため乗り換える際に不便で、利用客が伸び悩む一因だと指摘されていた。県は同社に「25年9月に沿線地域などで始まる国民スポーツ大会までの導入」を求めている。

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