政府が24日に公表した大規模洋上風力の第3弾入札「ラウンド3」ではJERAや丸紅などの企業連合が落札した。2度のルール変更を受け、今回の入札では全ての企業連合が電力の基準価格や運転稼働時期で同じ条件を示した。勝敗を分けたのは安定稼働に向けた計画の具体性や大型プロジェクトの実績、立地地域との連携策だった。
丸紅、一般海域で初の落札
10年近くかけてきたプロジェクトがようやくスタート地点...
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洋上風力、ENEOS初の落札 第2ラウンド応札企業リスト
経済産業省と国土交通省は22日、大規模な洋上風力発電所開発の入札第2弾(ラウンド2)の最終結果を発表した。2023年12月の発表の時点では未定としていた秋田県八峰町・能代市沖はENEOSホールディングス(HD)系が落札した。運転開始時期の早さが勝敗を分けた。ENEOSHDにとって初の洋上風力案件となる。 ラウンド2の4海域の入札に参加した企業名と評価点のリストを、落札できなかった企業分も含めて文末
洋上風力、落札ゼロのコスモ・丸紅 瀬戸際のラウンド3
大規模な洋上風力発電所開発第2弾(ラウンド2)の結果が出そろった。落札実績がいまだゼロのコスモエネルギーホールディングス(HD)や丸紅はどう動くのか。優勝劣敗が進むなか、2024年中にも結果が出るラウンド3は瀬戸際の争奪戦になる。 首の皮一枚つながった 「ENEOSホールディングスは首の皮一枚つながったな」。22日、秋田県八峰町・能代市沖の入札結果が発表されると、あるエネルギー企業幹部はつぶやい
洋上風力、JERA・三井物産・住商を選定 第2弾入札結果
経済産業省と国土交通省は13日、大規模な洋上風力の第2弾入札「第2ラウンド」の結果を発表した。秋田県沖はJERAやJパワー、伊藤忠商事、東北電力の企業連合、新潟県沖は三井物産や独エネルギー大手RWE、大阪ガスの企業連合、長崎県沖は住友商事と東京電力リニューアブルパワーの企業連合を選定した。公募された海域は再エネ海域利用法で促進区域に指定しており、事業者は最大30年間占有できる。 第2ラウンドでは