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猛暑が溶かす定時運行 線路も道も破損、交通網被害3兆円
プラス2度③
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2050年、鉄道から定時運行という言葉が消えた。高温や豪雨の影響で線路や空港の滑走路はいつもどこかで修復作業が進む。通学は遅刻が日常茶飯事。海外出張は「3日前出発」が当たり前となった――。
猛暑など様々な災害による鉄道や道路の被害が国内総生産(GDP)の1%に達する国もある。英オックスフォード大などの研究チームがまとめた分析だ。世界の予想年間損害額は最大220億ドル(約3兆4千億円)に及ぶ可能性が...