OBARA GROUP、送配電部品製造に参入 73億円でM&A
自動車向け溶接機器や研磨装置のOBARA GROUPは22日、送配電部品製造会社を傘下に抱える特別目的会社をM&A(合併・買収)すると発表した。買収額は約73億円を見込む。OBARAは送配電部品製造に参入し事業基盤を広げる。
投資ファンドの日本産業推進機構(NSSK、東京・港)が運営するファンドから特別目的会社の全株式を12月に取得する。特別目的会社は送配電部品製造の日本エナジーコンポーネンツ(茨城県石岡市)を傘下に持つ。電力会社への部品納入の実績が豊富で、OBARAは今後も電力会社の設備増強などで底堅い需要が続くとみる。
日本エナジーコンポーネンツはもともとフジクラの子会社だったが、NSSKが2021年に買収していた。