東芝エレベータ、中国子会社の株式を美的集団に一部売却
東芝傘下で昇降機大手の東芝エレベータは21日、中国事業を展開する子会社2社の株式を中国家電大手の美的集団に売却すると発表した。売却額は非公表。中国では現地メーカーとの競争が激しくなるなか、東芝エレベータは好調な国内事業に経営資源を集中する。
東芝エレベータは1995年に中国で現地法人を設立し、現在は東芝電梯と東芝電梯瀋陽の2社を持つ。美的集団傘下の建設設備などを手がける子会社が2社の株式について、それぞれ58%を取得する見通し。株式の譲渡後も、2社は引き続き東芝ブランドで事業を展開する。