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ボージョレ・ヌーボー到着 サントリー14年ぶり値下げ

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フランスのボージョレ地区で醸造したワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が18日、全日本空輸(ANA)機で羽田空港に到着した。11月16日午前0時に販売を解禁する。主要な輸入元のサントリーは、前年比64%増の約3万2000ケース(1ケースは750ミリリットル12本換算)を輸入する。輸送費が下がったことから、同社は2009年以来14年ぶりに値下げする。

独フランクフルト国際空港を出発した初荷の220ケース2640本が午前8時40分に羽田空港に到着した。23年の国内ボージョレ輸入量は、22年比2割増の約20万ケースとなる見込みだ。新型コロナウイルス禍からの経済再開でパーティー需要などが増えるとみられており、11年ぶりに前年を上回る。

今年の出来栄えは「イチゴやラズベリーなど摘みたての赤い果実をそのまま口にほおばったようなフレッシュな味わい。甘い香りとみずみずしさが口の中ではじけるように広がる」(サントリー)という。

10月の酒税改正で税率が上がり、ワインは1本750ミリリットルあたり7.5円の値上げになった。一方でボージョレに関しては各社が値下げを表明している。サントリーは主力の「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2023」の750ミリリットルの店頭想定価格を22年の3850円から3256円に引き下げる。サッポロも主力品を同600円ほど下げる。

サントリーワインカンパニー社長の吉雄敬子氏は「コロナ禍で集まって飲んでいなかったというお客様たちが、忘れていたヌーボーを飲むきっかけになれば。家庭でも飲食店でも久しぶりのヌーボーを楽しんでほしい」という。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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