日本株、求ム「価格支配力」 海外マネー呼ぶ業界再編
Market Beat
日本株の足踏みが続いている。昨年からの上昇は一服し、足元では大きく下げた。海外の長期投資家が資産配分を本格的に高める動きはなお一部にとどまる。背景には日本企業の「価格支配力」の低さがある。
「投資家はモノポリー(独占)に近い企業に投資したい。ところが日本にはほとんどない」。1980年代後半に来日し、日本株と経済の浮沈を見続けてきたマネックスグループの専門役員、イェスパー・コール氏は解説する。「日...
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