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国債市場に異次元緩和の後遺症 「海外売り銘柄」再び焦点

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日銀の黒田東彦前総裁が退任して1年半が経過した。日銀の債券市場への関与は緩やかながらも弱まりはじめ、債券市場は一見すると機能を取り戻しつつあるようにみえる。ところが異次元緩和の後遺症が至る所で目に付く。

「この銘柄はむやみに触ってはいけないという雰囲気ができあがっていますね」。ある債券ディーラーが話すのが、10年債の366回債と呼ばれる銘柄だ。

国債は年限と償還日、表面利率で銘柄が決まる。366...

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