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小麦相場、上昇基調に ロシアやフランスで天候不順
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小麦の国際相場が上昇基調に転じている。ロシアやフランスなど主要生産国で干ばつや多雨などにより生産量が減少するとの見通しが相次いでいるためだ。不作時に需給のバッファー(緩衝材)となる小麦の在庫量も9年ぶりの低水準に落ち込んでいる。生産国が自国供給優先に転じるなど、供給懸念が一段と高まった場合、国際価格の高騰が再燃する恐れもある。
ロシアに特化した農業市場調査会社ソブエコンは、最新の予測で2024〜...